ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

253話 ヴァース

2016年03月13日 | 空島編




ルフィ達が「玉の試練」以外の敵襲なく無事に生贄組と合流し、楽しくキャンプを張っている頃、神の島アッパーヤード内は、「神官」と「シャンディア」による激しい死闘が繰り広げられていた。
覚悟はしていたが、たった3人の神官に、シャンディアの戦士達はてこずっていた。
その戦闘の最中、3人の神官は"神・エネル"に呼ばれて戦闘を辞めて消えた。

神官達が姿を消し、一息ついたシャンディアのリーダー、ワイパーはいつにも増して気が立っていた。
特に、戦闘中にアイサの"宝物入れのバッグ"に気を取られていたラキに、怒りをぶつけた。

怒れるワイパーの変わりに、戦士カマキリが代弁した。
「エネルを倒せば、そんなバッグ1杯の"ヴァース"に憧れる事などなくなる!!!帰るんだ!シャンディアの、400年前の故郷に!!!」




それに比べて、麦わらの一味はのんきだった。
見知らぬ空の国においても食料の調達はできたし、サンジのサバイバル料理はおいしかった。
食事を取りながら、ナミによる現状推察と、今後の作戦会議が開かれた。

ナミの説明によれば、この神の島アッパーヤードは元ジャヤの片割れで、400年前にノックアップストリームに乗ってこの空島までやってきた。
なので、地上のジャヤと、空上のアッパーヤードの地図を重ねて400年前のジャヤの姿を再現すると・・・ドクロの形に見える島が浮かびあがってくる。



嘘つきノーランドの日誌の最後のページに書いてあった『ドクロの右目に黄金を見た』をこの地図に当てはめてみると・・・
確かにちょうど右目の位置に、何らかの"遺跡"のようなものがある。
そこでナミの目がチャリーンと光る。
「間違いない!!この場所で莫大な黄金が、私達を待ってる!!!」
”麦わらの一味”は、その冒険に乗った。






明日からは、黄金探し!!!と船長が号令を出した。これで気まり。



ロビンは、敵地真っ只中にいる現状、火を消して気配を消さないと敵に見つかることを心配したが、ルフィ達は気にも留めずにキャンプファイヤーと宴会のドンチャン騒ぎを始めてしまった。

このドンチャン騒ぎに、人には慣れぬと言われる野生の「空狼」も一緒になって踊り出した。
ロビンはこの様子を少し離れた場所から、楽し気に見てほほ笑んだ。






この大騒ぎに、重傷で寝込んでいたガン・フォールが起きてきた。
彼はナミの話を聞いていたようで「何ゆえ今、この島が"聖域"と呼ばれるかわかるか?」と聞いてきた。

「おぬしらにとって、ここにある地面は当然のものなのだろうな・・・。だが空には存在せぬものだ。"島雲"は植物を育てるが、生む事はない。
緑も土も本来、空にはないのだよ。我々はこれを"大地(ヴァース)"と呼ぶ。空に生きる者にとって永遠の憧れそのものだ」







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