33巻-312話 GOAL!! （ﾛﾝｸﾞｱｲﾗﾝﾄﾞの冒険-9）

血みどろのゾロとサンジは立ち上がった。
これに対し、フォクシー海賊団の船長は「グロッキーモンスターズ」の３人に「モンスターバーガー」を発動するよう命じる。

すると3人は、あからさまな武器を取り出した。
「ハンバーグ」が両手の鉄棒で敵を叩きのめし、「ピクルス」が両手の剣で敵の身をミンチに切り刻み、「バッグパン」が両手のミンチプレスで挟んで潰す、という恐ろしいメイキングハンバーグの連携技である。
「グロッキーモンスターズ」は、緑のレタス剣士と黄色いチーズコックを料理してやる!!と意気込んだ。





だが、「ハンバーグ」はサンジの【三級・挽き肉(トロワジムエ・アッシ)】で顔面を蹴られ、続く【木犀型斬(ブクティエール)】で「ビッグパン」の方へ蹴り飛ばされ、ピッグパンの持つ武器で挟まれて気絶した。

怒った「ピクルス」が両手の剣を振り回しながらサンジに向かっていくが、途中でゾロに捕まった。
ゾロは「チーム戦だ、忘れるな」と、先程まで自分達が一番わかっていなかったセリフを口にして、サンジに変わってピクルスの相手となった。
ゾロは、刀を持たない素手で相手を竜巻のように投げ飛ばす【無刀流・龍巻き】で、ピクルスを投げ飛ばした。

残るは、敵のボールマンである「ビッグパン」をゴールに叩き込むだけ!！！
サンジはゾロを自分の足に乗せると、ビッグパンめがけて思いっきりゾロを蹴り上げた。
【空軍・パワーシュート!!!】



ゾロは宙を飛んで、ビッグパンの顔を持つとそのままゴールに叩き込んだ。




この素晴らしい連携プレーに、敵の船員達も大興奮でゾロとサンジを称えた。
「麦わらチーム！！！大勝利ーーーっ！！！」



二人が協力した時、その力は最強となる。