「牛の仮面」と、「骨の仮面」の2人の謎の人物は、パウリーとアイスバーグに"偽物"を掴まされたのを知って、パウリーの殺害を実行しようとした。
が、そこに飛び込んできたのがルフィだった。
アイスバーグさんの所に行きたくて、間違えて入ってきてしまったのだ。
ルフィを見た「骨の仮面」は、ルフィに【嵐脚!!(らんきゃく)】と言って蹴りをいれると、その風圧だけで、壁が大きく十文字にスパーンと切れた。
その足技に只者でもないと驚くルフィを、「牛の仮面」は背後から抑え込み、瞬時にルフィとパウリーを床に拘束すると、殺す時間ももったいらしく、大急ぎで部屋を出て行った。
アイスバーグさんに直接手を下しに行ったに違いない・・・。
残されたパウリーは、”麦わらのルフィ”が暗殺犯でないことを悟って、ルフィに素直に謝った。
それからルフィに「お前、戦ったら強ェんだろ?あいつらに勝てるか?」と聞いた。
ルフィは「ああ、強ェ。勝てる!!!!」と床に縛り付けられた格好で言い切った。
パウリ―は、「じゃあ一緒に戦ってくれ!!おれも勝ちてェ・・・。
何でどこの誰ともわからねェバカに、アイスバーグさんが殺されなきゃらないんだ!!!!
あの人は、おれの恩師なんだぞ・・・!おれを一人前の大工にしてくれた!
おれの体がどうなっても構わねェ!!!骨の一本になるまで戦ってやらぁ!!!」
パウリーは、アイスバーグさんを守りたくて、ジレンマに泣いた。
「骨の仮面」と「骨の仮面」が出て行った直後、「ムチの仮面」「クマの仮面」そして「ロビン」の電話が鳴った。
「おれだ、作戦に障害発生、全員寝室に。アイスバーグはまだ撃つな」
寝室に4人の仮面の者とロビンが集結し、アイスバーグと対峙した。
アイスバーグは「帰れ!お前たちに渡す物などない!!!」と不審者達を突っぱねたその時、ロッチの鳩が慣れた様子で「牛の仮面」の肩に止まった。
それが何を意味するのか、アイスバーグはこの時点でわかっていなかったが、「牛の仮面」は自らその仮面を外してアイスバーグに素顔を見せた。
アイスバーグは驚愕する。
「牛の仮面」はルッチ、「骨の仮面」はカク、「女の仮面」はカリフぁ、「クマの仮面」は行きつけのバーのマスターであるブルーノであったのだ!!!
アイスバーグは、ここでようやく事態を呑み込み始めた。
優秀な部下のうちの4人が、世界政府直下暗躍諜報機関『サイファーポールNo.9』で、長きに渡って「古代兵器ブルトンの設計図」の為にガレーラカンパニーに潜伏していたということか・・・。
4人は冷酷に言い放った。
「多くの犠牲者が出る前に、古代兵器ブルトンのありかをお話しください」
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