プードルは一人、バギー一味のアジトに乗り込んだ。
「道化のバギー!!!出てこーーい!!!「我が町を!!!わしの宝を守るのじゃ!!!
貴様なんぞに、わしの町への想いをわかってもらおうなどハナから思っておらんわ!!!!さっさとここに下りて来いっ!!!」
だが、バギーが下りてきたのは、その手首だけで、その手首はプードルさんの首を締めあげた。
プードルは悔しかった。せめて一矢でも報いねば死んでも死にきれん!と思うものの、悪魔の実の能力者との圧倒的な力の差に、意識を失いかけていった。
バギーは、プードルさんの首を締め上げながら、不敵な笑みを浮かべて野望を叫んだ。
「おれは後に"グランドライン"を制止!!全世界のハデに輝く財宝を全て手中に収める男だ!!世界の宝はおれの物!!この世におれ以外"宝"を持つ者など必要ないっ!!」
バギーにとって宝とは、金銀財宝の事でしかなかった。
それ以外の大切な事など、何もなかった。
野望を叫びながらバギーは、プードルの首を締めている手首に異変を感じて、下をのぞき見ると、”麦わらの男”が、プードルさん首からバギーの手を引きはがしていた。
「約束通り、お前をブッ飛ばしに来たぞ!!!」そう言った麦わらはニヤリと笑った。
ルフィに助けられたプードルさんは、これ以上犠牲を出したくなく、自分が戦う気でいた。
「わしの町はわしが守る!!手出し無用じゃ!!!」
するとルフィは、プードルさんを壁にぶち当てて、失神させてしまった。
このルフィの行動には、バギーをはじめとする皆が驚いた。
「邪魔!!!」
ゾロだけはルフィの意図を理解して同意した。
「上策だな、このおっさんほっといたら死にに行く気だ。」
しかし、次の出したルフィの策にはそのゾロも驚いた。
ルフィはいきなり「デカッ 鼻ァ!!!!!!!」と叫んで、バギーを挑発したのだ。
キレたバギーは、【特製バギー玉】を撃ってきた。
街を吹き飛ばす巨大大砲に逃げまどうゾロとナミを尻目に、ルフィは平然と「そんな砲弾がおれに効くかっ!」と不敵な笑みを浮かべてから、【ゴムゴムの・・・・風船ッ!!!!】と叫ぶと、その体を巨大なゴム風船のように膨らませた。
ルフィの腹にまともに当たった砲弾は、爆発せずに跳ね返り、バギー一味は自分の撃った【特製バギー玉】に粉砕した。
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