ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

196話 1 ワン (王宮の戦い-1)

2016年01月16日 | アラバスタ編







麦わらの一味が心配した王宮は、クロコダイルの登場で、最悪の事態を迎えようとしていた。

コノ国王コブラは、その体を釘で壁に打ち付けられて流血も激しく拘束され、その国王から王家に代々伝わる国宝の在り処を聞き出して、アラバスタを足がかりに世界を制服すると言うクロコダイルに我慢ならず、チャカが剣を抜こうとした時、チャカより先にクロコダイルに戦いを挑んだのは、アラバスタ王国のエリート護衛団「ツメゲリ部隊」だった。




「国王様、あなたを死守するのがわれら4人の使命・・・手を出さないわけにはいきません。七武海となれば卑怯などとも言っておれぬ。勝手をお許しください。どうしてもこの男に知らしめねば・・・コノ国ノ”痛ミ”ヲ・・・コノ男ニ・・・コノ国ノ・・・”怒リ”ヲ!!!!!」
チャカや国王が止めるのも聞かず、クロコダイルに襲い掛かった4人の肌には、アザが浮かんでいた。
4人は国の為、国王の為、命とひきかえに一時の力を得る命を削る水禁断の薬、”業水”に手を出していたのだ。4人の命は、あと数分のみ!

4人が”業水”を服用していることに気付いたクロコダイルは、サラサラとその身を城の上に移して、ツメゲリ舞台が、薬の副反応で自ら苦しんで死んでいくのを高見の見物で「間抜けってのはまさにこの事だな!!」とあざ笑った。

「戦うことすらしないのか・・・!!」
クロコダイルの卑怯さに、4人の無念に、護衛部隊隊長のチャカは理性を抑えることができず、「お前まで死んではならん!!!」という国王の声も耳に届かず、チャカは【イヌイヌの実・モデルジャッカル】でクロコダイルに向かって行った。




何もかもが破滅的だった。チャカは、クロコダイルの鉤爪の一撃にあっけなく倒れた。




アラバスタが誇る最強の守護神達が、次々と手も足も出せずにクロコダイルの前に倒れていく・・。
イガラムもペルも、チャカも、そしてツメゲリ部隊も・・・・、この国にクロコダイルと戦える戦士はもう誰もいない・・・・・。
そして後方には反乱軍が大挙して押し寄せてきている・・・・。




そこに、ビビの名を呼ぶ者がいた。
王宮広場爆破まで、あと25分。






ツメゲリ部隊は、悲劇の死に至ったけれど、確かにこうでもせねば、戦える相手ではないのだけど、”豪水”にいう禁じ手に手を出した、”愚かな選択”の結果でもあると思います。残酷だけども、自業自得がそこにある。
戦いを挑まれて「戦わない」クロコダイルが悪いわけでない。(そこに至るまでは、かなり悪いけど)
戦いとは、常に残酷なまでに非常なものなのかもしれない。


国が崩壊しかねない状況においても、国民が餓死に瀕しても頑なに”ダンスパウダー”に手を出さなかった国王を助けるために、”豪水”に手を出すという皮肉。クスリで得たものは何も残らない、その哀しく激しい副作用が残るだけ、ということなのかもしれない。

それは、”悪魔の実”の能力者達にも言えることなのかもしれません。天から降ってきたような”力”を持つ者が得るものと、失うもの、そして副作用とは何なのか。
クロコダイルが言った”悪魔の実”の能力の使い方。これは、ルフィも含めた全能力者達の課題なのかも、と思います。

余談ですが、ツメゲリ部隊の額宛に、総じてかわいい小鳥さんが、キリッとした顔でくっついています。ツメゲリって小鳥さんの種の名前なのでしょうか?グーグルでヒットしなかったけど。そしてワンピース検定に、このツメゲリ部隊さん達の名前が問題に出されていたようです。確かに登場してすぐ死んでしまうので覚えにくい4人だと思います。


ネタバレになりますが、後の「魚人島編」でも、このドーピング剤がでてきます。やはり一瞬の力を得たいが為に薬に手を出したが、副作用でこちらは老化してしまう。では一体誰が、こうした”ダンスパウダー”や”業水””ES剤”を作って世界にばら撒いているのかが、気になります。








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