ルフィがホーディをぶっとばし、”麦わらの一味”が10万の新魚人海賊団とその奴隷を倒し、これで決着がつくかと思われた時、人々の頭上が不意に暗くなった。
見上げると、いつの間にか、魚人街に数百年間鎮座していたはずの古代の巨大船「ノア」が、魚人島の頭上に迫ってきていたのだ。魚人島を多い尽くすほどの巨大船が島のシャボンに衝突すれば、間違いなく水圧で島の居住区は吹き飛ぶ。いや、魚人島そのものが木っ端微塵になる。
---ノアどんっ
---しゃぼんぶに
皆が事態を飲み込めずに、唖然と空を仰いでいると、ノアから「ワダツミ」が広場の真ん中へと落ちてきた。ワダツミは「バンダーレッケン船長~!!舟を止めてくれー!!おらが死んじまう!!」とノアに向かって叫んび出したが、「ノア」のバンダー・デッケンは「パホホホ!!ワダツミ、お前を助けることは不可能!!この能力で飛ばした物は標的を仕留めるまで止まらねェ!!魚人島と共に、シラホシの死に供えられる生贄となれェ!!!」とあざ笑った。
この会話で皆が理解した。バンダー・デッケンが、ホーディ達を裏切って、シラホシ姫に向かって古代船「ノア」を飛ばしたのだということを。
事態を悟ったシラホシは、勢いよく空に向かって飛ぶと「あなた様のマトは、わたくしの命ではありませんか!!わたくし一人の命を奪う為に、リュウグウ王国の皆様まで巻き添えになさるのはおやめくださいませ!!わたしくなら、こちらに!!!」と我が身一人を犠牲にしようとした。
---しらほしどん
その健気なシラホシの姿に、バンダー・デッケンは喜んでナイフを飛ばしてシラホシに突き刺した。
ルフィはこれに対して激しくイラついた。おれが守ると約束したのに、目の前でシラホシが血を流しているのだ。
しかも、いつの間にかぶっ飛ばしたはずのホーディが「ノア」にぶら下がった鎖に乗っている。
魚人島の人々は、しらほし姫を助けようと、しらほし一人に魚人島の命運を背負わすにまいと、次々に「ノア」の鎖に飛び移っては必死に引いたが、巨船ノアがそんなことで動くはずがなく、またホーディがその人々に対して容赦なく【矢武鮫】で攻撃して人々は、まるでゴミや塵屑のように落下していった。
人々が傷つくのを見かねたシラホシは、開いていた竜宮城の連絡廊から外海へと出て、ノアを魚人島から引き離そうと動き出した。
ルフィはジンベエから、シャボンのでるサンゴを受け取ると、【空中歩行】をしていたサンジに言って、自分をノアへと蹴り飛ばさせて、ノアへと飛び移った。
魚人と、海中での戦いとなる!!
ルフィは、【空中歩行】していたサンジに、自分をノアに蹴り飛ばすように言って、「ノア」へと飛び移った。
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