ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

171話 反乱軍統率者コーザ   (レインベースの戦い-4)

2015年12月21日 | アラバスタ編




”麦わらの一味”もビビもクロコダイルの手中で囚われたまま、『ユートピア作戦』が実行された。

町では、突然国王が、国王軍を率いて現れ高らかに宣言を始めた。
「正直に謝罪しているのだ!!!この国の雨を奪ったのは私だ!!!よって、あのいまいましいダンスパウダー事件を忘れるために、この町を消し去る」




国王は国王軍に命じて、町に火をつけ、人々に銃を向けて発砲し始めた。逃げまどう人々をかき分けて国王の前に躍り出たのは、この町の少年「カッパ」だった。以前コーザに反乱軍の入隊を断られた、あの少年だ。
少年は力の限りで国王に抗議した。だが国王コブラは、その小さな少年を力いっぱい蹴り飛ばした。

そこに現れたのが、この騒ぎを聞きつけて来た、反乱軍リーダー「コーザ」だった。




コーザは、国王が「ナノハナ」に現れたことが信じられなかった。ナノハナに向かう間、この国が堕ちていった過去を思い出していた。


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この国に雨が降らなくなり、人々が飢えて苦しみ、国王の悪い噂が広まっても、コーザの父「トト」や年寄り達は、何度も何度も「疑うな、コーザ」と言い続けて国王を信じていた。




はじめはコーザも辛い干ばつに耐え、国を、国王を信じようとしていた。そのうち反乱軍が結成され、その数が膨れ上がっていても、コーザは父親と共に「ユバ」の町で井戸を掘り続けていた。
だが、その僅かな希望を打ち砕くように、雨は1年経っても一向に振る気配はないばかりか、町の運河が破壊され、町は干上がり、人々はますます飢えに苦しみ続けるばかりだった。雨を待つ間に、人はやせ細り、傷つき死んでいった。




耐えかねたコーザは、子供の頃もそうしたように、村を代表して国王に直談判に乗り込んだ。「おれはあんたを疑いたくねェが、人は飢えてる!少しでいいからダンスパウダーを使って雨を降らせてくれ!!もう見ていられないんだ、枯れていく町々を!!!!」と力の限りに訴えたが、
国王は断固として首を縦に振らなかった。
「雨を必要としているのはこの国だけではない、ダンスパウダーはさらなる災害を生むだけだ」

「昔と少しも変わっていないな」と言う国王に、コーザは憎々しい顔で反論した。「・・・変わったさ・・・戦える!!おれはここに"雨"を奪いに来るぞ!!!」



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その国王が、自ら町の人々の前でダンスパウダーの使用を認めるとは・・・!!!コーザは怒りに震えた。
ダンスパウダーを使っていたことより、国王を信じて死んでいった者を裏切ったことが、許せなかった。

「黙れ!!!枯れた町に倒れた奴らが、どんな思いで死んだかを知っているか!!?みんな最後までお前を信じて死んだんだ!!!ウソでもせめて"無実"だとお前が言わなきゃ、彼らの気持ちはどうなるんだ!!!!」




国王の答えは、銃でコーザを撃ち抜くことだった。
コーザは「国が・・・本当はみんながその答えを知りたかったから・・・おれ達は戦ってたんじゃないのか!!!!」と自分の事より、国を思って嘆いた。「・・・少なくともオレはそうさ」
コーザは、反乱軍として戦いながらも信じていたのだ、国王を。その戦いの中で、反乱の中で”真実”を知ることが出来ると信じていたのだ。


だが、国王はそんなコーザの思いなど知ったことなく、「そろそろ時~~間だ~~わねェいっ!!」とにやっとして姿をくらました。
角を曲がってから国王は「がーっはっは!さー火を放って退却よう!!どーうだったかしら!!あちしのキングっぷりは!!」と頭に白鳥アイテムをのっけて、おかま走りで走り去っていった。


そんな国王のおかまっぷりを見ていた者がいた。





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