ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

549話 出撃の艦(ふね)   (マリンフォード-1)

2017年01月09日 | 頂上戦争編




ルフィ達のいなくなった後のインペルダウンには、もう一組の侵入者が残っていた。
レベル4で、マゼランの毒にやられていた「黒ひげ海賊団」達は、新しい仲間「シリュウ」にマゼランの解毒剤を処方してもらって命を繋ぐことで出来ていた。



死にかけていた「黒ひげ」だったが「死ぬも生きるも天任せよ、恐れた奴が負けなのさ!」と気にも留めていない。 「ゼハハハ!!次の一瞬を生きようじゃねぇか!!シリュウ、改めて歓迎するぜ、いい仲間になれそうだ!!」







-------------------
ルフィ達を乗せた艦は、世界政府専用航路である「タライ海流」に乗って、一路海軍本部を目指していた。
その間に、イワンコフは、マゼランの毒を受けたイナズマをここでリタイアさせる事を決意した。
イワンコフ自身は、「治癒ホルモン」と「テンションホルモン」で毒を吹き飛ばしたが、寿命を縮めると同時に激しい副作用を伴う力技である。一度削られた命は絶対に戻らないことを考えると、「革命軍」の将来の為にイナズマは温存することにしたのだ。




甲板では、舵を取るジンベエとクロコダイルが話しをしていた。
クロコダイルは「魚と話が出来るのは人魚族の特殊能力かと思ってたが、お前がサメを呼べるとは・・・。魚人が魚と仲良くするとは常識外れではあるな、粗暴な種族のハミ出し者ってことか」と言うと、ジンベエは穏やかに「それは褒め言葉と受け取ろう。魚人が粗暴というのも否定できん・・・!!」と大人の対応だった。

そこにルフィが来たので、ジンベエがルフィを呼び止めて「お前さんにゃエースさん救出のチャンスを貰った、深い恩が出来たのぉ」と礼を言ったが、ルフィは「そういうのはやめろよ、おれだって心強いんだ」といつもの如く気に留めなかった。


ジンベエは、本当はルフィに今回の事とは別にアーロンの件で感謝と謝罪があったが、今はエース救出に集中する為にその話しはジンベエの心に置き、ルフィへはエース救出で力になって恩を返すことを改めて決意した。

「わしはジンベエと呼んでくれ。七武海をやっとったが、称号剥奪は確実じゃ、思う存分「海軍本部」で暴れてやろう!!」と言うと、ルフィとバギーが腰をぬかして驚いた。



ルフィはジンベエが七武海であることに、バギーは行き先が恐怖の真髄「海軍本部」であることに驚愕した。



バギー以下の囚人一同は、せっかく命掛けで脱獄したのに、よりによって戦争によって海軍の全力が集約気された海軍本部に突っ込んで行くなどという狂気の沙汰に巻き込まれていることに、驚愕、焦燥、絶望でパニックを起していた。
「海軍本部・七武海」VS「白ひげ海賊団」の戦争に巻き込まれるぐらいなら、地獄に居たほうがずっと安心、安全だ。

パニックの最中、当の海軍本部から電電虫が入った。
「今回の大脱獄劇の”主犯”は、”麦わらのルフィ”と”道化のバギー”の二人。
道化のバギー、我々は貴様を甘く見ていた。貴様が”海賊王ゴールド・ロジャー”の元クルーである事、さらには”四皇・赤髪のシャンクス”の兄弟分である事の調べはついている!!!その程の男が今までよくも水面下に潜んでいたものだ。

その船には、”ジンベエ””クロコダイル””イワンコフ”を初め、曲者200人以上の脱獄犯が乗船していることも確認済み。
忠告しておくが「正義の門」が開かない限り、「マリンフォード」到達は出来ない!!!お前たちは泳げる海もなければ、生きる道もない。・・・以上だ」

その一方的な言い分に腹を立いたルフィは「エースは必ず助け出す!!!お前ら芋洗って待ってろ!!!」と言い返して電電虫を切った。




船上は、もう一人の大物海賊の話題で騒然とした。
四皇のシャンクスも凄いが、とうとう世界の伝説である海王ゴールド・ロジャーの名が飛び出したのだからたまらない。
さらにルフィが「そういえば、レイリーもそう言っていたな」と冥王レイリーとも顔馴染みとくれば、囚人達はバギーを尊敬せずにいられなかった。

バギーはこの事がばれると厄介だと思っていたが、自分より賞金額の高い囚人達を利用して、うっかり「白ひげ」の首を獲れば
四皇も夢じゃない・・・と考えるに至り、囚人達を扇動して”世界を取る”ことをたきつけた。




キャプテン・バギーの熱い思いに、囚人達は忘れていたロマンを思い起こして、俄然やる気が出てきて、艦の心は一致団結した。
バギーは実力こそ弱いが、ウソップのように知恵が働き、口がうまいという能力に長けていたのだ。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿