ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

584話 ポルシェーミーの一件  (ルフィの兄弟-3)

2017年02月14日 | 頂上戦争編




サボとエースは、この生きることもままならない無法地帯で5年間、金品強奪を働いては、いつか海賊になる日の為にと資金を集めていた。今回エースが強奪したのは、残忍で有名な「ブルージャム海賊団」の下っ端からで、ブルージャムがこの国の貴族に上納する為の金であった。

金をガキに奪われた事がばれると、ポルシェーミーも殺されるに違いなかった為、ポルシェーミーはルフィの口を割らせることに命掛けで躍起になった。

【悪魔の実】の能力者にも効く特性グローブで、何度も何度もルフィを殴り続けた。ルフィがどれだけ泣こうとも叫ぼうとも、この地に法律は適応されず、しかもブルージャムは貴族の加護を受けて特権を得ている海賊だからと、皆遠まきに見るだけだった。
ポルシェーミーは、ガキが死んでも構わないと、必死でルフィを拷問し続けた。




ルフィが拷問を受けている間、サボとエースは大急ぎで今まで貯めた財宝や金の隠し場所を移動させた。海賊に捕まったなら、口を割るに違いないと思っていたから。

だが、ルフィは決してエースの秘密を喋らなかった。
痛いよ、恐いよ、助けてくれよと大声で泣き喚いていたが、とうとうその力も尽き、業を煮やしたポルシェーミーが、腹いせにルフィを殺そうとした時、サボとエースは自分の身を省みずにポルシェーミーの前に躍り出て、ルフィを助けた。







ルフィ救出に成功し、逃げようとした時、エースはサボに「先に行け!」と自分は海賊達に立ち向かった。「一度向き合ったら、おれは逃げない!!!」
サボはその根性が本物の海賊相手に通用しない事を知っており、エースを助ける為に自分も海賊の中に飛び込んで行った。




結果、二人はポルシェーミーを倒し、無事にルフィを救出する事ができたが、現実的なサボはエースを叱りつけた。
「何でお前はそう死にたがりなんだよ!!!はぁ・・これからおれ達はブルージャム一味から追われる・・・!」



エースはサボには答えず、ルフィを叱りつけた。 「お前何で口を割らなかったんだ!?あいつら子供でも平気で殺すぞ!!」ルフィは泣くのを堪えながら「喋ったらもう友達になれねェ・・・!!だって他に!!頼りがいねェ!!!フーシャ村には帰れねェし、山賊は嫌いだし、お前を追いかけなかったら、おれは一人になる。・・・一人になるのは痛ェのより辛ェ!!」




その答えに、エースはぐっときて、恐る恐るルフィに聞いた。 「・・・おれがいれば辛くねェのか・・・?おれがいねェと・・・困るのか?」するとルフィは「うん」と即答した。

エースにとってはその答えは意外だった。生まれてからずっとこの世に必要ない程度ではなく、生まれてくることが罪だと言われ続けていたのだから。エースはもう一度ルフィに聞いた。 「お前はオレに生きててほしいのか・・・・?」これにもルフィは即答で「当たり前だ!!」と答えた。



エースが生きている事を望む者、エースの存在を必要とする者・・・それはサボ以来2人目だった。
口でなんと言おうとも、エースがその者を放っておけるはずがなかった。

ここでサボが提案した。
海賊に命を狙われることになった以上、ゴミ山で生活するのは危険だ、今日から3人でダダンに世話になろう、と。





不確かな物の終着点(グレイ・ターミナル)」を終われる形で共に暮らす事になったエースの親友・サボ。
エース・サボ・ルフィ やがてこの3人の悪童は山道やジャングルの猛獣、町の不良達、”ゴミ山”の悪党達、入り江の海賊達との戦いに明け暮れ、その悪名はついに王国の中心街にも届く程になっていく。



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