ドラム島を見つけたワポル達は、”わが王国”への帰還を果たした。
船を降りたワポルは、「ホワイトウォーキー、通称毛かばのロブソン」に乗って、懐かしのわが城に帰還しようとしていた。
ムスッとして動こうとしないロブソンに、ワポルは優しく声をかけた。「貴様、まだおれがお前の兄弟を殺したことを根に持っているのか!くよくよすんな、いいことあるさ!!」
ロブソンは、ぷぷっと楽しそうに笑って歩き出した。
その時、ワポルの部下が、港に停泊しているゴーイングメリー号を見つけた。麦わらがオレ様の国に!!!ワポルの怒りは収まらない。
「おれが、あの後どういう目にあったと思ってんだ・・!!!」
何かがあったらしい・・・。
すると「元ドラム王国悪参謀・チェス」と「元ドラム王国悪代官・クロマーリモ」が、麦わら達が”ビッグホーン”に向っているであろうと進言した。
ワポルは言う。
「ならば、ビッグホーンでドラム王国復活の祝砲をぶちかますとしよう!!!」
一方、ビッグホーンを出てドラム城へと急ぐ、ナミをおぶったルフィとサンジは、うさぎ様動物「ラパーン」に行く手を邪魔されていた。
途中、サンジが邪魔な仔ウサギを蹴り飛ばしたのだが、悪夢のきっかけだった。サンジに蹴り飛ばされた仔ウサギは、大人のラパーン達を連れて戻ってきたのだ。その巨体は、白熊のどこし、身のこなしはウサギのごとし、凶暴さは肉食獣の如し。
それが一面を覆いつくす程、数百匹はいるだろうか。
サンジはルフィに、絶対にラパーンと戦わないようにときつく言い渡した。ルフィが攻撃をしても、受けても、その"衝撃"は背中のナミに響き命が危ない。ここはなんとしても、サンジがナミ(とルフィ)を守らねばならない、という男の決意だった。
サンジが、仲間を守る為にラパーンと戦う。しかしラパーンもまた、蹴られた仲間の為に戦っているのだ。ルフィ達が逃げても、逃げても、ラパーンの群れは執拗に3人を追った。
その頃、ウソップとビビは、ドルトンさんと一緒に、医者を探して、ピッグホーンの隣町「ココアウィード」に来ていた。
つい先ほどまで、ドクターくれはとチョッパーが、子供を治療していた街だ。
だが、ドルトン達が街に到着したのと入れ替わるように、ドクターくれはは、さらに北部の湖畔の町「ギャスタ」へと向ったと聞かされた。
すぐにその街へ向かおうとする3人の元に、ドルトンの村「ビックホーン」の人が涙ながらに駆け込んできた。
「ドルトンさん!!ワポルの奴が帰ってきやがった!!!!」
「ココアウィード」の街の人達も、この一報に顔色を変えて息を呑んだ。
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