ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

528話 海峡のジンベエ   (インペルダウン編-6)

2016年12月18日 | 頂上戦争編






ルフィがバギーとレベル1で暴れている頃、その地下深くでは「海峡のジンベエ」と呼ばれる王下七武海の頭が嘆いていた。
ジンベエは、ジンベエザメの魚人であり、元は賞金首2億5千万の海賊であった。




ジンベエはエースと共に同じ監獄内に収監されており、二人共拷問で血まみれであった。
だがジンベエは「エースさん・・痛ぇのは体ではなく、仁義を通せぬ・・わしの心じゃァ!!このままではわしは死んでも死にきれん!!七武海の称号などいらん!この戦いが止めれるなら、わしは命もいらん!!!
わしは、政府には海賊嫌いの海賊で通っとりやすが、”あんたら”は別さァ。
エースさんにゃ意外じゃろうのぅ、白ひげの船にはよぅ出入りしとったが、立場もあり、全て海底を進んで行動しておった。
あんたらの事は好きじゃからのぅ・・・」
とエースに話しかけた。


エースは意外そうだった。
「・・・おれはお前に殺されかけた思い出があるけどな・・・」


ジンベエは構わず話を続けた。
「それはお互い様じゃろうが!!わしはただあの人の役に立ちたかった・・・。
今『魚人島』に平和があるのは、全て”白ひげ”のオヤジさんのお陰じゃからのぅ。
グランドラインを進めば必ず海賊達が通るのが『魚人島』だ。”大海賊時代”が始まってまもなく、魚人島は抑えきれねェ程の海賊共、それを追う海軍ら”人間共”の侵入にあい、多くの魚人と人魚達が攫われ、売られて・・・・。
もう皆が絶望に目を閉じた所へ”白ひげ”は現われた・・!!




『この島はおれのナワバリにする!!』
あのたった一言で、魚人島は誰一人手出しできなくなった!!何という”力”!!!
あの日のことは忘れもせん。




そうやってあの人は、色んな島をその名前で守っとる。海賊のボスだかせ打ち倒せばいいってモンじゃないでしょうが・・!
あの人が万が一死んだら・・・海がどうなるか!!政府は予測できん訳でもあるまいに!!

わしは死んでもこの戦いを止めたかった!!!あんたを救い出したかった・・・・エースさん・・!!!」




エースは、自分がへまをしたばかりに大恩人である”白ひげ”のおやじの命に危険を脅かしてしまったことを突きつけられているようでうなだれた。「・・・・ジンベエ・・・もうよしてくれ、辛ェだけだ・・・・」


ジンベエは、この大監獄の奥底に囚われの身でありながら「まだ希望は捨てておらん。奇跡とチャンスをわしは信じている!!」と力強く言ったが、状況が状況だけにエースは険しい顔で黙っていた。



その重い空気を破るように愉快そうに笑い出したのは、隣の檻に収監されている”クロコダイル”だった。
「クハハハハ、”白ひげ”を討ち取るまたとないチャンスってわけか。こりゃあさすがに血が騒ぐ」とこちらも奇跡とチャンスと、己の力を信じているようである。



クロコダイルの笑い声に呼応するように、このLV5に収監されている極悪海賊達が一斉に騒ぎ出した。
「ジンベエ、火拳、よぉく覚えておけ!!”白ひげ”や”ロジャー”に勝てなかっただけで涙をのんだ『銀メダリスト』達はゴマンといるんだぜ!!!!クハハハ!!!」






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