むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

カダフィやオルテガに信頼された陳水扁は立派だっかかも、その陳を唾棄した台湾人は馬鹿かもw

2010-07-29 19:15:30 | 台湾政治
リビアを怒らせた韓国、米国、中国。それに対して、2006年1月にカダフィ大佐の子息サイフ氏の台湾訪問を受け入れ、さらに同年5月にはリビアを電撃訪問して、カダフィ大佐から信頼され関係格上げを約束された陳水扁・前台湾総統は立派だったかもしれない。
陳水扁は外交に関しては、多大な努力をしたと思う。
台湾にとって最も重要な日本から強い信頼を勝ち得たし、台湾人のノービザ、運転免許承認など実質利益も獲得した。
さらに、アラブ首長国連邦、レバノン、シリアなどともパイプをつくり、反米左翼のニカラグアのオルテガからも好かれ、陳水扁がニカラグアを訪問した際には、オルテガがじきじきに17時間も同伴したし、その後もオルテガは同じ反米のキューバのカストロやベネズエラのチャベスを陳水扁や呂秀蓮に紹介するなどしたほどだ。

これほどの外交成果を勝ち得た台湾の指導者は、陳水扁をおいてはいない。

李登輝だって、日本人の一部保守には人気があるが、リベラル左派からは共鳴されなかった。それを左ウイングに広げたのは、陳水扁というより、リベラル政党民進党政権のもつ進歩性のおかげだった。

もっとも、こうした日本との緊密化や反米国家との信頼構築が、結果的に米帝の嫉妬を受けて、2006年以降の「汚職キャンペーン」でぼろぼろにされる原因となったことは事実だが、米国など信頼できない存在である以上、陳水扁が日本、リビア、ニカラグアなどとパイプを持ったことの意義は台湾にとって大きかったと言わざるを得ない。

しかも、なぜか日本で旧左翼が、陳水扁外交の革新性を認識、評価できないぼんくらが多いのも、笑える。だから、日本の旧左翼は没落したんだろうけど。
陳水扁と民進党は、日本の旧左翼が考えている以上に、真に進歩的だったということだ。
それをちゃんと認識できたカダフィとオルテガも、やはりすごい!
さすがは米国相手に命がけで戦ってきた真の指導者は違う!

だが、残念なのは、台湾人の民度が低すぎて、見る眼がなさすぎたという点だろう。
カダフィやオルテガから信頼される指導者は、世界にはそういない。それを成し遂げた陳水扁を、米帝の情報操作によって「汚職をしたひどい指導者」だと思い込まされ、陳水扁を唾棄してしまう台湾人。

台湾人にとっては陳水扁は豚に真珠だったのかもしれない。台湾人、アホすぎ!

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