台湾は(に限らず亜熱帯はどこもだが)春と秋がはっきりせず、いきなり肌寒くセーターが必要な冬から、Tシャツとパンツ1枚で過ごせる蒸し暑い夏に変わる。日本に行く前と帰ってきて数日は夜は12度くらいになったが、4月18日ごろから急に気温が上昇、夜でも家の中では肌着だけで過ごせるくらいになった。昨日は大雨も降って若干気温が下がったが、それでも以前ほど寒くはない。
もちろん、台湾北部でも2月中旬以降は晴れ上がると昼間は30度を超える日もあるのだが、雨季でもあり雨も多いため、4月中旬を過ぎてやっとセーターが必要な日がなくなり、いきなり肌着だけで過ごせる日が続くのだ。
こうやって暑くなると、非常に恐れているのが、例の気持ち悪いヤツの出現である。そう、数億年にわたって生きながらえてきた昆虫の種、ゴキブリだ。
今の部屋は4年前に住み始めたのだが、当初は夏になると大量に出てきて、一度殺虫剤を噴射したところ、私の唇めがけて突進してきて非常な恐怖を味わったことがあるので、ホウ酸団子にあたるものを買ってきて大量にばらまいたところ、効果抜群でこの2年くらいはやつらの姿を見ないで済んだ。ところが、今年は日本に帰ったのがちょうどヤツらが活発化する直前で、事前にホウ酸団子に類するものをばらまくのを怠ったことから、ついに先ほど、目の前に出現したのであった。中ぐらいのチャバネだが、まだら模様にいかにも嫌らしい。
ただし、私の部屋は昨年の修士論文執筆の多忙から散らかったままなので、ここで下手に殺虫剤をまいたり、スリッパでたたくと、どこか資料の下に紛れ込んでそこでぺしゃんこになられても嫌なので、放っておいて、代わりに団子に類するものをばらまいた。
ゴキブリといえば、台湾に来て二番目に住んだ部屋がなんと1階だったこともあって、3月になると大量に発生して侵入したことがあった。とくに共同の洗濯機がある場所は、湿気も多いことから数が多く、ある暑くなった日に、大中小黒いのからチャバネまであわせて40匹くらいが洗濯機の近くにうごめいていたことがあった。
実はもっと数多く蠢いているのを目撃した経験があって、10年くらい前、北投のある食堂の入り口で100匹くらいが残飯にたかっていて、驚いたことがあるが、それはしょせん他人の家なので、自分の家に一度に40匹も現れたのはさすがに肝をつぶした。とにかく殺虫剤を狂ったように大量にぶっかけたことだけは覚えている(環境付加が非常に高いんだけど、そんなこと考える余裕はなかった)。
ゴキブリは台湾語でka-choah8だが、これはシナ語借用語ではなくて、タイ・カダイ系のいわば固有語だ(参照:http://203.64.42.21/iug/ungian/POJ/siausit/2002/2002POJGTH/lunbun%5CA1-sakai.pdf)。固有語が残されていることからわかるように、たくさんいるわけだ。
そういえば、かつて日本が台湾を植民地支配した初期、あまりのゴキブリの多さに閉口した台湾総督府が、クモをばらまいてゴキブリを退治したという話がある。これだと蚊の駆除にもなるしね。ところが、不幸なことにクモ、台湾ではあまり見かけないんだよね。うちでも巣を張っているのは1匹しかいない。これではあのゴキブリをすべてやっつけるのは明らかに多勢に無勢というべきだろう。だからこそ、ゴキブリがうようよ状態になるわけだ。困ったものだ。そういえばうちは風呂場にはヤスデがよく出るんだけど、ヤスデは枯れ葉を浄化してくれるけど、ゴキブリを駆除してくれるほど芸が達者じゃないからな。
もちろん、台湾北部でも2月中旬以降は晴れ上がると昼間は30度を超える日もあるのだが、雨季でもあり雨も多いため、4月中旬を過ぎてやっとセーターが必要な日がなくなり、いきなり肌着だけで過ごせる日が続くのだ。
こうやって暑くなると、非常に恐れているのが、例の気持ち悪いヤツの出現である。そう、数億年にわたって生きながらえてきた昆虫の種、ゴキブリだ。
今の部屋は4年前に住み始めたのだが、当初は夏になると大量に出てきて、一度殺虫剤を噴射したところ、私の唇めがけて突進してきて非常な恐怖を味わったことがあるので、ホウ酸団子にあたるものを買ってきて大量にばらまいたところ、効果抜群でこの2年くらいはやつらの姿を見ないで済んだ。ところが、今年は日本に帰ったのがちょうどヤツらが活発化する直前で、事前にホウ酸団子に類するものをばらまくのを怠ったことから、ついに先ほど、目の前に出現したのであった。中ぐらいのチャバネだが、まだら模様にいかにも嫌らしい。
ただし、私の部屋は昨年の修士論文執筆の多忙から散らかったままなので、ここで下手に殺虫剤をまいたり、スリッパでたたくと、どこか資料の下に紛れ込んでそこでぺしゃんこになられても嫌なので、放っておいて、代わりに団子に類するものをばらまいた。
ゴキブリといえば、台湾に来て二番目に住んだ部屋がなんと1階だったこともあって、3月になると大量に発生して侵入したことがあった。とくに共同の洗濯機がある場所は、湿気も多いことから数が多く、ある暑くなった日に、大中小黒いのからチャバネまであわせて40匹くらいが洗濯機の近くにうごめいていたことがあった。
実はもっと数多く蠢いているのを目撃した経験があって、10年くらい前、北投のある食堂の入り口で100匹くらいが残飯にたかっていて、驚いたことがあるが、それはしょせん他人の家なので、自分の家に一度に40匹も現れたのはさすがに肝をつぶした。とにかく殺虫剤を狂ったように大量にぶっかけたことだけは覚えている(環境付加が非常に高いんだけど、そんなこと考える余裕はなかった)。
ゴキブリは台湾語でka-choah8だが、これはシナ語借用語ではなくて、タイ・カダイ系のいわば固有語だ(参照:http://203.64.42.21/iug/ungian/POJ/siausit/2002/2002POJGTH/lunbun%5CA1-sakai.pdf)。固有語が残されていることからわかるように、たくさんいるわけだ。
そういえば、かつて日本が台湾を植民地支配した初期、あまりのゴキブリの多さに閉口した台湾総督府が、クモをばらまいてゴキブリを退治したという話がある。これだと蚊の駆除にもなるしね。ところが、不幸なことにクモ、台湾ではあまり見かけないんだよね。うちでも巣を張っているのは1匹しかいない。これではあのゴキブリをすべてやっつけるのは明らかに多勢に無勢というべきだろう。だからこそ、ゴキブリがうようよ状態になるわけだ。困ったものだ。そういえばうちは風呂場にはヤスデがよく出るんだけど、ヤスデは枯れ葉を浄化してくれるけど、ゴキブリを駆除してくれるほど芸が達者じゃないからな。