ない、ナイ、無いぞ・・・

どこだ。
　どこに置いたっけ。
　確か、無くさないようにって、しまったよな。
　・・・・・・・・・・・
　その、
　チケットが、ない


　さかのぼること、数ヶ月。
　職場で月1000円徴収されているナントカ会から、今年度（注：2007年度）は各自チケットを頂いた。
　初めての、劇団四季。
　評判のウィキッド。
　夜勤明けに、同じく夜勤明けの同期の子と一緒に行こう、と約束していたウィキッド。
　チケット紛失騒ぎ（約20名分？）のあと見つかっていなかったはずだから、多分、長が立て替えて購入してくださったのであろう、大事な大事なチケット。

　　・・・・・それが、ない。


　家にあることは確かなんだ。
　そこかしこに積み重なっている未読の本を片付け、
　本棚の本と本との隙間（すきま）も捜し、
　ファイルは一つ一つ調べ、
　とにかくしらみつぶしに何時間も捜したが、
見つからない。うわっ、どうしよう・・・。
　神様、…きちんと管理していない自分の自業自得なんですが…、もしよろしければ、どうか見つけさせてください。















　　　と、必死になって捜しているときに、ふと同居人である弟のプリントと教科書の山々が目に付いた。
　1ヶ月前くらいまで使っていたクリアファイルが、そこにあった。
　なにやらいろいろ入っていた。

　ひっくり返して、ばざ～～っとあけてみたら、


　あった～～～～～～～～～～～～～
　良かった～～～～～～～～～～～～～～～～～。
　ありがとうございます


　ああ、良かった


　　というわけで、ただいまほっとしているキャベツ。
（やっとこれで眠れる・・・）

　　いやぁ、ほんと、ほっとしました。




　　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



　（ちなみに、そんなキャベツの脳裏には、似たようなこんな場面が浮かんでいたんデスｆ（＾＾；））


　　『女の人が銀貨を10枚持っていて、もしその一枚をなくしたら、
　　　　あかりをつけ、
　　　　家を掃（は）いて、
　　　　見つけるまで念入りに捜さないでしょうか。

　　　　見つけたら、友だちや近所の女たちを呼び集めて、
　　　　『なくした銀貨を見つけましたから、いっしょに喜んでください』
　　　　と言うでしょう。


　　　　　　　　　　　　　　（新約聖書・ルカの福音書15章8節ー9節）


　　　やっとこさ見つけたときの安堵感って、なんとも言い表せないけれど、そういう時って、ついつい周りの人にも言っちゃうよなぁ。周りの人からすれば、「は？」ってきょとんとされようとも、とにかく嬉しくってしょうがない


　・・・そして、そのあとには、こう続いていた。









　　　　『それと同じように、
　　　　　　ひとりの罪人（つみびと）が悔（く）い改めるなら、
　　　　　　神の御使（みつか）いたちに喜びがわき起こるのです。』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ルカの福音書　15章10節）