(続き)
キャベツ「ほら、サムエル記も見てごらんよ。」
(とたんに、S君、Mちゃんは、姿勢を正して聖書に手をかけた)
キャベツ「サムエル記第一」
(え~~っと、と言いつつ、ぱらぱらめくるMちゃん)
キャベツ「16章6節、7節」
(S君、Mちゃんが開いている間に、キャベツは、祖母のほうに向かって言った)
キャベツ「この場面って、イスラエルの
ー今もあるけれど、昔のイスラエルのー
2代目の王様を選ぶために、神さまが預言者のサムエルさんという人をつかわしたところなんです。
サムエルさんは、この場面で、最初ある人を、
「この人は体格もいいし、背も高いし、この人こそ、神様が選んだ人だ! 油を注がれるべき人だ!」
-ちなみに、「油をそそぐ」というのは、
「王様」「預言者」「祭司」となるべき人が、頭の上から、油をたらたらたらと流されること、デス・・-
と思ったんです。
ですが、そう思ったサムエルさんに対して、
神様の答えはこうだったんですよ。』」
『彼の容貌や、背の高さを見てはならない。
わたしは彼を退けている。人がみるようには見ないからだ。
人はうわべを見るが、主(しゅ=神様)は心を見る』
(サムエル記第一 16章7節)
キャベツ「だから、・・・人って、自分が見えるものしか見えないし、どんなにすばらしい預言者であってもそうだけれど・・・、
神さまは、すべてをご覧になって、そうして評価してくれているんだよ」
Mちゃん 「ふ~~~ん」
キャベツ「ほら、Mちゃんがどうしていたか、どう思っているか、キャベツは、言ってくれないとわからないじゃない。
おばあちゃんの人生だってね、どんなだったか、どんな苦労があったのか、私にははっきりいってわからない。
だけど、いつも、ごはんのとき、孫のうちらさえも食べ始めないと、食事を取ろうとしないことから 1)も、相当、苦労してきたんだろうなって感じる。
だけど、ごはん、最後にしなくていいからねうちらも辛いし。
そんなおばあちゃんの苦労だって、神様はすべて知ってくださっている。」
祖母 「・・・・・・・」
キャベツ「あの、やもめの女性が、その後どうなったか聖書には書いていないから、わからない。
あのようにイエス様がおっしゃったから、誰かが助けたかもしれない。
そうではなくて、大変な苦労をしたかもしれない。
、
でも、神様は、すべてをご覧になって、
そのうえで、『どの人よりもたくさん投げ入れた』と、おっしゃってくださった。
人はうわべしか見れないし、
どういう状況でそうしているのかわかってもらえないこともあるし、
それが、人には評価されないような小さなことであっても、
神様は、その人の気持ちも、状況も何もかも知ってくださって、その上で、ああいう風に、評価してくださるんだよ。」
キャベツ「以上、『レプタ銅貨』の話でした。
ちゃんちゃん。」
【注】
1))南部(青森の三八地区~岩手の地域。昔の南部藩)の女は、どんなことがあろうと、何があろうと、耐えて従うもの・・・らしい。苦労している方々をよく見聞きする。
ちなみに、キャベツの父方の祖母は、祖父や父が食事が終わるまで決して食事に手をつけず、皆が食べ終わってから食べていた。今年、キャベツの両親と同居したあとも、やはり同様の様子。。。(なんとか、キャベツの母や孫たちとは食べるようになった気もする・・・)
キャベツ「ほら、サムエル記も見てごらんよ。」
(とたんに、S君、Mちゃんは、姿勢を正して聖書に手をかけた)
キャベツ「サムエル記第一」
(え~~っと、と言いつつ、ぱらぱらめくるMちゃん)
キャベツ「16章6節、7節」
(S君、Mちゃんが開いている間に、キャベツは、祖母のほうに向かって言った)
キャベツ「この場面って、イスラエルの
ー今もあるけれど、昔のイスラエルのー
2代目の王様を選ぶために、神さまが預言者のサムエルさんという人をつかわしたところなんです。
サムエルさんは、この場面で、最初ある人を、
「この人は体格もいいし、背も高いし、この人こそ、神様が選んだ人だ! 油を注がれるべき人だ!」
-ちなみに、「油をそそぐ」というのは、
「王様」「預言者」「祭司」となるべき人が、頭の上から、油をたらたらたらと流されること、デス・・-
と思ったんです。
ですが、そう思ったサムエルさんに対して、
神様の答えはこうだったんですよ。』」
『彼の容貌や、背の高さを見てはならない。
わたしは彼を退けている。人がみるようには見ないからだ。
人はうわべを見るが、主(しゅ=神様)は心を見る』
(サムエル記第一 16章7節)
キャベツ「だから、・・・人って、自分が見えるものしか見えないし、どんなにすばらしい預言者であってもそうだけれど・・・、
神さまは、すべてをご覧になって、そうして評価してくれているんだよ」
Mちゃん 「ふ~~~ん」
キャベツ「ほら、Mちゃんがどうしていたか、どう思っているか、キャベツは、言ってくれないとわからないじゃない。
おばあちゃんの人生だってね、どんなだったか、どんな苦労があったのか、私にははっきりいってわからない。
だけど、いつも、ごはんのとき、孫のうちらさえも食べ始めないと、食事を取ろうとしないことから 1)も、相当、苦労してきたんだろうなって感じる。
だけど、ごはん、最後にしなくていいからねうちらも辛いし。
そんなおばあちゃんの苦労だって、神様はすべて知ってくださっている。」
祖母 「・・・・・・・」
キャベツ「あの、やもめの女性が、その後どうなったか聖書には書いていないから、わからない。
あのようにイエス様がおっしゃったから、誰かが助けたかもしれない。
そうではなくて、大変な苦労をしたかもしれない。
、
でも、神様は、すべてをご覧になって、
そのうえで、『どの人よりもたくさん投げ入れた』と、おっしゃってくださった。
人はうわべしか見れないし、
どういう状況でそうしているのかわかってもらえないこともあるし、
それが、人には評価されないような小さなことであっても、
神様は、その人の気持ちも、状況も何もかも知ってくださって、その上で、ああいう風に、評価してくださるんだよ。」
キャベツ「以上、『レプタ銅貨』の話でした。
ちゃんちゃん。」
【注】
1))南部(青森の三八地区~岩手の地域。昔の南部藩)の女は、どんなことがあろうと、何があろうと、耐えて従うもの・・・らしい。苦労している方々をよく見聞きする。
ちなみに、キャベツの父方の祖母は、祖父や父が食事が終わるまで決して食事に手をつけず、皆が食べ終わってから食べていた。今年、キャベツの両親と同居したあとも、やはり同様の様子。。。(なんとか、キャベツの母や孫たちとは食べるようになった気もする・・・)