machaの浅学妄想

今、感じたことや想うことを書いておく。

さくら

2006-03-26 | Weblog
さくらの花が東京では開花したそうですね。
昔、千鳥ヶ淵で妻と手漕ぎボートで湖面にしだれる桜をくぐろうとしたとき、私の髪型帽子(アートネー○○ー)が危うく引っかかりそうになったのが思い出されます。(笑)アフリカに行った機会にかぶるのを止めた。暑くて耐えられなかった。

さて本居宣長の有名な歌
「敷島の大和心を人問はば 朝日に匂う山桜花」
小林秀雄は、朝日を浴びて透き通った五弁の山桜のすがすがしさが、日本精神であると言っています。山桜であってソメイヨシノ(染井吉野)ではない。染井吉野は文部省と植木屋が結託して全国に大量に植えたものだとか。

「国家の品格」と言う今ベストセラーの本によると、新渡戸稲造が西洋人に向けて書いた本「武士道」の中に桜の花の清澄爽快の感覚が大和心の本質つまり日本人の道徳観であるとか。「国家の品格」の筆者は今は廃れてしまった武士道の復活が日本の鍵であると言っています。

「武士道」は読んだことはあるけど、内容は良く覚えていない。
むしろ内村鑑三の「余は如何にして基督信徒となりし乎」のほうが当時の普通の日本人の道徳観の高さを知る上で分かりやすかった。

世界で日本人が尊敬される理由は、移民等で行かれた先人達の道徳心の高さ故だと思います。本国の日本では拝金主義に冒されて伝統精神は風前の灯。
大和心、武士道精神、道徳心の復活を私も願います。

右翼的な愛国心からではなく、祖国愛として。



コメント