ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

知りたい、という動機について

2014-07-15 16:54:53 | Private・雑感

実は(と、誰に向かって言うわけでもないが)、にわかに社会福祉士に興味がある。たぶん、近くに児童養護施設を出た若者を支援するアパートがあると知ったことや、阿部彩さんの『子どもの貧困』を読んだことがきっかけだった気がするが、子育てについて(大体たいしたことではないのだが)考えることが日常的すぎてよくわからない。とりあえず、子どもの貧困の分野では日本は後進国だな、児童虐待なんて絶対に肯定できないな、こんなご時世にうちの子は(母親も父親も割とまともで稼ぎがあり、本人も障害などなく)幸せものだな、などと思っていて、児童福祉に関わる仕事に関心があり、その専門職として社会福祉士ってアリなのかな?みたいな思考回路だ。
ただ、こないだまで労働分野、労働者の福祉や人権、みたいなところに関心があったのに、なぜ?と思う自分もいる。大体、私は弱者に心を寄せて助ける、といった優しい人間ではなく、基本的に上から目線で政策などを考えるほうが得意。なのになぜ?
今日もふとそのことを考えている時間があった。結局、子どもの貧困の現場で何が起こっているのか知りたいのだ。助けたい、とか、役に立ちたいというより、知りたい。それでいいのか?という問いはとりあえず置いておいて、今日の出来事でした。


仕事を辞めたい理由

2014-07-11 13:54:52 | Private・雑感


簡単に言えば、人の役に立っている実感がないから。世の中の多くの仕事は、そんな実感に乏しいものだと思う。医療や福祉などは別として。だからその実感を、組織の中で役割を果たした実感で代替するのではないか。実際世の中のためになったかはわからないけど、とりあえずこのチーム、この会社にとっては良かったようだ、と。役割からの実感がなかったもしても、売上を計上すれば、「会社の売上に貢献しているだろ」と認識できる。もしくは、取引先の担当者が喜んでいるので、なんか良かった、とか。
世の中の役に立つかどうかを気にせずに仕事にのめりこめる人もいる。立身出世型の人。業績を世の中にアピールしたい、トップになりたい、という欲も悪いものとは思わない。ただ、ライターの仕事は、世の中への貢献よりも、立身出世欲の高い人のほうが向いてるんだと思う。少なくとも、私がいるメディアのような場所では。だって、世の中のためになっているかは分からないし、組織としての動機付けもない。みな自分の仕事に没頭しているからなのか、記事の感想を言い合うこともあまりない。上司は、信頼しているという態度を利用して、仕事の仕方に全く口出ししない。こちらもこちらで、安定した仕事をしてしまうわけだが、モチベーションの問題は残ったまま。
そんな訳で、児童福祉にまつわる本を読んでいる。児童虐待とか、里親とか。そして、社労士の勉強ができていない。迷える人だわ…。