マニフェスト選挙とか言って、有権者に聞こえのいい
政策ばかりを並べた二大政党の戦いが終わった。
どちらの政策もいまいち、と思ったとき、マスコミはどう動けただろうか。
いつだったか、中日新聞の夕刊に、海外で見る選挙公約の実態、みたいな
感じで、子ども手当の国、フランスとか、高速道路無料化のドイツとか、
年金改革を成し遂げたスウェーデンとか、記事が並んでる日があった。
これだ、と思う。
夢物語が二つ並んでいたときに、マスコミは現実世界に目を向かわせなくてはいけなかったと思う。
でもまあ、選挙が終わってひとつ思い出していることは、
知人伝手のある新聞記者の言葉。
「民主党には与党になってもらわないと、批判できない」。
「権力の監視」を掲げているらしい新聞とかテレビには、
権力を持っていなかった時代の民主党には切り込みにくかった面はあるだろう。
今日の朝日新聞も、たしか読売新聞も、社説で
「政策が間違っていたときは、勇気を持って転換しなくてはいけない」
なんてことを書いていて、やっぱり恐ろしく思っていたんだなあと苦笑した。
昨日の友は今日の敵。
マスメディアの民主党政権とのつきあい方も、楽しみに見ていたいと思います。
昨夜、帰ってベッドに入った夜3時頃。かかってきた先輩との電話で、
比例選挙の意味づけについて話した。
三重県は、民主が元々の地盤を持っている岡田克也、中川正春が
圧勝した2区、3区以外は、
1、4、5区とも民主、自民の両党から国会議員が出た。
小選挙区はそれぞれ民主、民主、自民。
負けた方は比例復活だ。
「比例制度は、結果的に田舎代表の議員を増やす効果がある」
と言われて、そうかもと思った。
彼いわく、「田舎の人は義理堅い。ずっと頑張ってきた、たとえば今回で言う自民候補に情がわいて、
簡単には民主に乗り換えられない。だから、復活し得る
僅差で、自民が負けたりする。結果、国会議員は増える」。
なるほどね~。今回は特に、マスコミが小政党を紹介しなさすぎたのもあると思う。
小選挙区だけが選挙で、比例はおまけ。実際は180議席もあるのに、
そこで勝負する政党を取り上げなかったから、比例でも自民か民主かということになった。
政策選挙が根付いてない証拠でもある。
結局候補者も、3万人と握手をするとか、情に訴えたことの効果でもある。
「政治家らしさ」は、誇り高さではなく腰の低さで現すのが日本のスタイルだから。
長くなってきましたが、最後に書かせて。
今回の選挙で気になったのは、新聞記者の性質。
論理的に、自分で考えた根拠を述べて政策を語る人が
とても少ないと思った。
50歳を越えた上司でさえ、別に論拠はないような感じで
「~に決まっとるやろ~」って感じ。
批評ばかりに飛び回って、私には格好悪く見えた。
もっと、政策を考える当事者として
社内で議論があったっていいと思うけど・・・
その結果を統一見解とするとかということでは決してなくて。
私は、実は自民党に入れました。
自民の性質は嫌い、民主の政策は嫌い。
だから、きっと負けるであろう自民党の、ラディカルな再生に期待しました。
野党としての自民党の変化に、注目してみたいと思います。
政策ばかりを並べた二大政党の戦いが終わった。
どちらの政策もいまいち、と思ったとき、マスコミはどう動けただろうか。
いつだったか、中日新聞の夕刊に、海外で見る選挙公約の実態、みたいな
感じで、子ども手当の国、フランスとか、高速道路無料化のドイツとか、
年金改革を成し遂げたスウェーデンとか、記事が並んでる日があった。
これだ、と思う。
夢物語が二つ並んでいたときに、マスコミは現実世界に目を向かわせなくてはいけなかったと思う。
でもまあ、選挙が終わってひとつ思い出していることは、
知人伝手のある新聞記者の言葉。
「民主党には与党になってもらわないと、批判できない」。
「権力の監視」を掲げているらしい新聞とかテレビには、
権力を持っていなかった時代の民主党には切り込みにくかった面はあるだろう。
今日の朝日新聞も、たしか読売新聞も、社説で
「政策が間違っていたときは、勇気を持って転換しなくてはいけない」
なんてことを書いていて、やっぱり恐ろしく思っていたんだなあと苦笑した。
昨日の友は今日の敵。
マスメディアの民主党政権とのつきあい方も、楽しみに見ていたいと思います。
昨夜、帰ってベッドに入った夜3時頃。かかってきた先輩との電話で、
比例選挙の意味づけについて話した。
三重県は、民主が元々の地盤を持っている岡田克也、中川正春が
圧勝した2区、3区以外は、
1、4、5区とも民主、自民の両党から国会議員が出た。
小選挙区はそれぞれ民主、民主、自民。
負けた方は比例復活だ。
「比例制度は、結果的に田舎代表の議員を増やす効果がある」
と言われて、そうかもと思った。
彼いわく、「田舎の人は義理堅い。ずっと頑張ってきた、たとえば今回で言う自民候補に情がわいて、
簡単には民主に乗り換えられない。だから、復活し得る
僅差で、自民が負けたりする。結果、国会議員は増える」。
なるほどね~。今回は特に、マスコミが小政党を紹介しなさすぎたのもあると思う。
小選挙区だけが選挙で、比例はおまけ。実際は180議席もあるのに、
そこで勝負する政党を取り上げなかったから、比例でも自民か民主かということになった。
政策選挙が根付いてない証拠でもある。
結局候補者も、3万人と握手をするとか、情に訴えたことの効果でもある。
「政治家らしさ」は、誇り高さではなく腰の低さで現すのが日本のスタイルだから。
長くなってきましたが、最後に書かせて。
今回の選挙で気になったのは、新聞記者の性質。
論理的に、自分で考えた根拠を述べて政策を語る人が
とても少ないと思った。
50歳を越えた上司でさえ、別に論拠はないような感じで
「~に決まっとるやろ~」って感じ。
批評ばかりに飛び回って、私には格好悪く見えた。
もっと、政策を考える当事者として
社内で議論があったっていいと思うけど・・・
その結果を統一見解とするとかということでは決してなくて。
私は、実は自民党に入れました。
自民の性質は嫌い、民主の政策は嫌い。
だから、きっと負けるであろう自民党の、ラディカルな再生に期待しました。
野党としての自民党の変化に、注目してみたいと思います。