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2006年夏の甲子園再決勝

2006-08-22 00:22:04 | スポーツ
早実対駒大苫小牧の再・決勝戦は早実の斎藤投手が駒大苫小牧の田中投手に投げ勝ち、4対3で勝ち、早実が優勝した。

早実の斎藤投手は6日に始まった甲子園で計7試合で69イニングを投げ、失った失点はたったの9点で防御率は1点を割る。そして奪った三振は、78奪三振で歴代2位で、春夏合わせても104奪三振でこれも歴代2位の記録だ。

特に最後の4日間は連日連投で全て一人で投げ切っている。

恐ろしいスタミナだ。考えられない。

よく投手は後半6イニング目位になるとスタミナ切れで球威が落ち始め、打たれる事がよくある。

斎藤投手は連日4日間投げ続け、それも決勝戦は15イニング投げ、その15イニング目に147キロを形上し、この再・決勝戦も最後の9回147キロを形上し、キレのある変化球も投げ続けた。

疲れは必ずあるはずだ。それでも気力で投げ続けた。それも顔色一つ変えず冷静に。

なぜ、このような信じられないすごい投球を斎藤投手は出来たのだろうか?

試合後、どんな気持ちで投げ続けていたんですか?という質問に、斎藤投手は「うれしい。仲間を信じ、部員全員を信じマウンドを守ってきました。みんなに感謝したい」と答えた。

ただ優勝したい、という気持ちだけでなく、周りにいる大切な人達を思いながら投げていた。それが斎藤投手の原動力だったのだ。

人は一人では弱い。でも、一人で生きていかねばならない。しかし、周りにいる自分を大切にしてくれる人、また自分が大切に思う人を思い出せば自分の中に火事場のクソ力が出てくるのだろう。

今日の斎藤投手のピッチングを見たら、どんなに疲れる事でも疲れた、などと言えない。

斎藤投手にどんなに疲れてても冷静に目標を達成する姿を学ぶ。


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