ゾーン

スポーツの世界で、よくゾーンという言葉が使われる。ゾーンとは、自然と自分の持つ潜在能力を最大限に発揮するような状態で、例えば去年大リーグ最多安打記録を作ったイチロー選手の７月以降の活躍はゾーンに入っていたと言っていいだろう。

スポーツの世界以外だけでも研究をしている時、音楽を作曲作詞している時、自分が考えるというよりも自然と最高のものを作っていく状態があるという。

我々一般人も仕事や日常生活で異様に頭が冴え、自分の能力以上の事が出来てしまったような事があると思う。まさしくその時がゾーンという状態だろう。

ゾーンという状態を定義するならば、自分の力を最大限に発揮出来る状態とでも定義できようか。

ゾーンを具体的に言えば、
精神的、身体的にリラックスしていて、必要以上に自分の意思で行うのでなく自動的に行われ、先々を見通しながら、一切従事している事以外に気が散らない状態だろう。

とにかくこのゾーンという状態を自由自在にコントロール出来たらその人は何をやっても世界的な人間になれるだろう。

ではどのようにしたらゾーン状態になれるだろうか。

心身共に力を抜く。顔の表情も力まない。従事している事に集中、没頭し他の事に一切気が散らさない。そして心からその事を楽しみ、必要以上に考えない事によって実現は近ずくのではないだろうか。

例えば、総合格闘技で一番強い男ヒョードルは試合をしている時、力みが一切ない。顔の表情も革命的だと思うのだが、以上に穏やかだ。戦っている時は穏やかな表情ながら一心不乱で戦っている事意外何も考えていない。一種の陶酔状態だろうか。

自分をゾーンの状態に持っていく事が自分のパフォーマンスを最大限に発揮するコツなのだろう。

一流アスリートにゾーン状態で戦う事の大切さを学ぶ。