お酒はそれほど好きじゃない。
一人でいたら、ジュースの方が飲んじゃう。
おいしいお酒より、おいしいジュースを探している。
でも、この前、地ビールを買った。
父の日だったのである。
私の地元に地ビールがあるなんて全く知らなかった。
けれど、この前の元サークルのメンバーの集まりで、信頼できる筋からその話を聞いて興味が出たのである。
地ビールを探すのに苦労した。
直接工場で売っておらず(一応、電話して確かめた)、地元のお酒屋さんも閉まっているものもあって、一体どこで売っているのか分からなかったのだ。
けれど、僕の彼女が巧みに発見し(運転中に地ビールの看板を発見し)、インターネット上になかった酒店から、とうとう地ビールを買うことが出来たのである。
「ビールは一口目が一番美味しい」というが、本当に美味しいビールは何口目でも美味しい。と、ある有名な料理人が言ったそうだ。
僕も全くそう思う。この地ビールはまさにそういうビールだった。
ヨーロッパのビールが僕はとても好きだ。イギリスに留学する前、パリとベルギーに旅行して以来(その時も今の彼女が一緒だったのだが)、ずっとヨーロッパのビールをちょくちょく飲むようになった。
味がしっかりしていて、香りも高く、味わい深い。
こうしたヨーロッパのビールと、わが地元のビールを比較するのはとても面白いだろう(ちなみに、イギリスのビールはそれほど好きではない)。
この地ビールは、まるでヨーロッパのものと違う。
一口含めば、ふくよかな水とホップの甘さが口に広がり、柔らかく香るのである。
これと比べると、ヨーロッパのものはもっとどっしりしていて、硬い。
こちらの地ビールは、飲み進めれば、飲み進めるほど、口と喉がすっきりしていく。
日本のビールのあの独特の舌に残る「えぐみ」が全くないのだ。
だから、何度飲んでもおいしいのである。
父は「自分は味に疎いから」と言って、それほどこの地ビールを好んでいない様子だった。
味には好き嫌いがあるし、自分で選ぶことが重要ってこともある。
とはいえ、僕はこの地ビールにとても不思議で強い魅力を感じているのである。
おかげで、自分のためにもう一度例の酒屋に行って、地ビールを何本か買ってきてしまったのであった。
一人でいたら、ジュースの方が飲んじゃう。
おいしいお酒より、おいしいジュースを探している。
でも、この前、地ビールを買った。
父の日だったのである。
私の地元に地ビールがあるなんて全く知らなかった。
けれど、この前の元サークルのメンバーの集まりで、信頼できる筋からその話を聞いて興味が出たのである。
地ビールを探すのに苦労した。
直接工場で売っておらず(一応、電話して確かめた)、地元のお酒屋さんも閉まっているものもあって、一体どこで売っているのか分からなかったのだ。
けれど、僕の彼女が巧みに発見し(運転中に地ビールの看板を発見し)、インターネット上になかった酒店から、とうとう地ビールを買うことが出来たのである。
「ビールは一口目が一番美味しい」というが、本当に美味しいビールは何口目でも美味しい。と、ある有名な料理人が言ったそうだ。
僕も全くそう思う。この地ビールはまさにそういうビールだった。
ヨーロッパのビールが僕はとても好きだ。イギリスに留学する前、パリとベルギーに旅行して以来(その時も今の彼女が一緒だったのだが)、ずっとヨーロッパのビールをちょくちょく飲むようになった。
味がしっかりしていて、香りも高く、味わい深い。
こうしたヨーロッパのビールと、わが地元のビールを比較するのはとても面白いだろう(ちなみに、イギリスのビールはそれほど好きではない)。
この地ビールは、まるでヨーロッパのものと違う。
一口含めば、ふくよかな水とホップの甘さが口に広がり、柔らかく香るのである。
これと比べると、ヨーロッパのものはもっとどっしりしていて、硬い。
こちらの地ビールは、飲み進めれば、飲み進めるほど、口と喉がすっきりしていく。
日本のビールのあの独特の舌に残る「えぐみ」が全くないのだ。
だから、何度飲んでもおいしいのである。
父は「自分は味に疎いから」と言って、それほどこの地ビールを好んでいない様子だった。
味には好き嫌いがあるし、自分で選ぶことが重要ってこともある。
とはいえ、僕はこの地ビールにとても不思議で強い魅力を感じているのである。
おかげで、自分のためにもう一度例の酒屋に行って、地ビールを何本か買ってきてしまったのであった。