日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

灼熱の近畿を行く - のぞみ64号

2016-08-08 22:17:33 | 近畿
阪和線のダイヤが乱れ、それが環状線にも波及している状況につき、安全策を採り御堂筋線で新大阪に移動。そこから最終の新幹線に乗り込みました。運用に就くのは久々の乗車となる西日本所属車です。N700系に代替わりしてからというもの、チャイム以外は実質何の違いもなくなった西日本所属車ですが、西からの帰り道にはやはり「いい日旅立ち・西へ」のチャイムが合っています。
道中で小耳に挟んだところによると、全国的に連日凄まじい暑さだったようです。他人事のようにいうのは、覚悟していたほどには難儀しなかったという事情によります。初日と二日目は比叡山に登って暑さから逃れ、本日も日陰の席を確保しつつ小休止も挟んで、どうにか一日観戦しました。去年の経験が生かされて、酷暑を乗り切る知恵がついてきたということでしょうか。この成功に味を占め、八月の聖地巡礼は恒例行事の一つとなっていくかもしれません。

★甲子園1841/1822レ/1858西九条1848/2452Y/1902天王寺2043/538レ/2104新大阪2123/のぞみ64(64A)/2345東京
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灼熱の近畿を行く - 明治屋

2016-08-08 19:28:49 | 居酒屋
本活動の主題である甲子園の巡礼に関しては、今年も完勝といってよい結果でした。しかし試合が長引いたことにより、もう一つの聖地巡礼に支障が出てきました。甲子園を出て天王寺に戻っても、帰りの列車までの持ち時間が実質40分弱しか残らず、「明治屋」で呑むにはかなり厳しい情勢となったのです。
ただし、これは最終の一本前の新幹線に乗るのを前提にした話です。20分後の最終列車にすれば、どうにか一献傾けるのに最低限必要な時間を捻出できます。近年最終列車を避けるようになったのは、一本早めた方が格段に空いているという事情があってのことですが、明治屋で呑むためには四の五のいってはいられません。多少混むのは覚悟の上で最終列車を手配し、すぐさま店へ急行しました。

今回は珍しいことに同行者がいます。二十年来の付き合いになる学生時代の仲間です。社交性のない性分故、二十年以上もの付き合いは活動仲間を除き皆無に近いのが実情ながら、野球、鉄道、芸能など何かと話の合う人物が一人だけいました。本人が地元に戻った後も細々と付き合いは続き、「蔵」にも同道したことがあります。今回も無理を言って職場を早めに上がってもらった次第です。
上記の通り試合が長引き、そもそも一杯やれるかどうか自体が一時は危ぶまれました。最終列車に乗る算段をつけたのは天王寺に着いてからです。その時点で本人に一報を入れ、こちらはそのまま店に向かうと、驚いたことに本人が店先で待っていました。前回は都合が合わなかったものの、「明治屋」に寄ることはそのときにも知らせていたため、行くなら多分ここだろうと見抜いたのでしょう。まさに阿吽の呼吸です。

暖簾をくぐったとき、カウンターにも空席があるのは分かりました。しかし、よほど空いたときならともかく、カウンターは三々五々来るであろう一人客に譲るのがあるべき姿のような気がしました。その結果、自身初となるテーブル席の一角に着席。おばちゃんとお姉さんは不動の面々ながら、おすすめの肴を指南してくれるなど、カウンターに座ったときとは客あしらいが少し違います。慣れた一人客にはいちいち説明不要と見て、必要最小限の声しかかけないのに対し、二人以上のお客にはさりげなく指南するのがこの店の流儀なのでしょうか。同行者がいたからこその新発見でした。

明治屋
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 ヴィアあべのウォーク1F
06-6641-5280
1300PM-2200PM
日曜定休
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灼熱の近畿を行く - 言式合糸冬了

2016-08-08 18:52:41 | 野球
東邦が序盤から押し気味に試合を進め、4回には一挙12得点の猛攻で早々と試合を決めました。終わってみれば両軍合わせて39安打28得点という、第二試合をも上回る打撃戦でした。東邦は地方大会ですら一度もなかった19得点を挙げ、主戦を温存したまま次戦へ駒を進めています。

本日二度目となった二時間半の長丁場を一言で評するなら、全国制覇を争う強豪の実力をまざまざと見せつけられる試合でした。上記の通り主戦の登板はなかったものの、第二投手が140km/h超の球を投げたり、9番打者が本塁打を放ったりするなど、選手層の厚さは歴然としていました。
北陸も15安打で9得点を挙げており、4回の12失点さえなければ互角の勝負だったといえなくもありません。しかし打つ方はともかく、守備については数字以上の隔たりがありました。記録の上では北陸が4失策、対する東邦も3失策と拮抗してはいたものの、送球を逸らしたり弾いたり、的確な連携ができなかったり、体勢を崩し捕れるはずの打球を安打にしてしまったりと、記録には残らない細かなミスが北陸には多すぎました。それに引き替え東邦側は、ライン際の強い打球、難しいバウンドのゴロなども巧みに捌き、矢のような送球で走者を刺しました。
東邦に比べて大舞台の経験が乏しい北陸が、大観衆の前でいつも通りにプレイできなかったという事情はあるかもしれません。野球の技術のみならず、大舞台でも平常心でいられる精神力を含めて実力ということなのでしょう。全国一の激戦区を勝ち上がってきた実力は本物でした。

全4試合を観戦するつもりでいたはずが、実質2試合のみの観戦となり、そのいずれもがともすれば大味にも思える打撃戦でした。しかし、去年観戦した3試合とは全く異なる展開となり、外野席からの眺めも傘の下とは一味違うものがありました。試合が進むにつれて一塁、右翼側からグラウンドに影が延び、西日が次第に弱々しくなって、やがては照明灯に明かりがつくという場面の移り変わりも印象的でした。あまりの酷暑に一時は断念に傾きかけたこともあったとはいえ、再訪してよかったというのが偽らざる心境です。
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灼熱の近畿を行く - 右翼席

2016-08-08 15:28:37 | 野球
野暮用を片付けるなどする間に試合は進み、球場へ戻ったときには9回表の攻撃が始まるところでした。履正社の主戦が高川学園をわずか2安打に抑えるという評判通りの快投を演じ、優勝候補筆頭は完勝で初戦を飾りました。
試合開始前には日射しが直撃していた右翼席の上段が、大分日陰になってきており、席にも十分な余裕があります。これならもう少し早く戻ってもよかったのかもしれません。ファウルラインのやや内側という好位置を押さえたため、ここで第四試合を観戦します。
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灼熱の近畿を行く - ドムドム

2016-08-08 13:53:58 | B級グルメ
そのようなわけで、小休止の合間に腹ごしらえを済ませます。甲子園といえばカレーですが、身体はカレーよりも冷たいものを欲していました。イオンに代替わりした旧ダイエーのフードコートに逃れ、ドムドムのソフトフロートをお昼代わりとします。
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灼熱の近畿を行く - 小休止

2016-08-08 13:38:39 | 野球
両軍合わせて28安打という打撃戦の末、二時間半に及ぶ第二試合が終わりました。両軍とも二桁安打したにもかかわらず、満塁を含む2本塁打で効率よく得点した中京と、併殺打を連発した大分に歴然とした差が出てしまい、終わってみれば12対4という試合結果でした。
終了と同時にいよいよ日陰がなくなってきたため、ここが潮時と見て切り上げたところです。右翼席なら方角の関係であるいはという期待も空しく、日射しがかなり高い位置から照りつける状況だったため、第三試合はやむなく見送ります。ただし、ごく短時間なら耐えられないこともありません。わざわざ足を運んだからには、大会随一の好投手との評判高い履正社主戦の投球を一目見ておく価値はあるでしょう。しばらく暑さをやり過ごした後、終盤だけ外野席に戻ろうかと考えています。時間が経てば経つほど右翼席の上段は日陰になってくると予想されるため、もしそうなれば第四試合は予定通りに観戦するつもりです。
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灼熱の近畿を行く - 外野席

2016-08-08 11:25:03 | 野球
環状線と阪神電車を乗り継いで甲子園に着きました。こちらが入場するのとほぼ同時に第二試合が始まりました。先攻の中京が初回に先制、3回に追加点を挙げると、その裏に大分も犠飛と安打で追いつき、今のところ全く互角の戦いです。
着くなり面食らったのは、3塁特別自由席が間もなく売り切れるとの案内です。中央特別自由席はもちろんのこと、1塁側の特別自由席も既に売り切れています。去年は10時前に余裕で入れ、その後も満席になることはありませんでした。ところが今日は、小一時間遅れただけでこの有様です。やはり履正社と東邦の揃い踏みで観客が押し寄せたのでしょうか。
辛うじて滑り込める可能性はあったものの、満席のスタンドというのも興ざめです。さりとて炎天下のアルプス席、外野席で終日観戦するのはあまりに厳しく、甲子園歴史館の見学に切り替える方向に傾きました。しかし念のため外野席をのぞいたところ、幸いこちらにはまだ十分な余裕がありました。しかも、左翼の照明灯の両脇にある巨大な看板の周辺が日陰になっていたため、その一角に収まるという結果です。
日陰なのはもちろんのこと、この区画だけ看板の下に隙間があり、背後から浜風が吹いてきます。右翼席の彼方に六甲の山並みと夏雲が浮かび上がる眺めもよく、結果としてはこれでよかったのかもしれません。いずれ日向になるのは必至ながら、少なくとも第二試合までは乗り切れるでしょう。日差しを遮る手段がなくなり、どうにも耐えきれなくなったときには、観戦を中座して甲子園歴史館に回ります。

★天王寺953/3357K/1004西九条1015/1021レ/1030甲子園
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灼熱の近畿を行く - 大和路快速

2016-08-08 09:06:31 | 近畿
時間が経つにつれて日が射してきました。宿から駅まで10分少々歩いただけでも大汗をかいてしまい、只今ようやく汗が引いてきたところです。
近鉄電車に乗れば甲子園まで直通できる状況のところ、まずは大和路快速で天王寺へ向かっています。観戦終了後の行動を考えると、荷物を天王寺に預けておいた方が好都合なのです。大阪までの所要時間は近鉄と大差ない上に、大荷物を抱えた状況ではクロスシート車の方がありがたかったという事情もあります。

★奈良856/3353K/933天王寺
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灼熱の近畿を行く - ホテルフジタ奈良

2016-08-08 08:18:58 | 近畿
朝食を済ませ、荷物をまとめて出発します。出発を遅らせてまでいただいた朝食については、一言でいうならワシントンホテルとほぼ同水準といったところでしょうか。法華クラブには一歩譲るものの十分な品数が揃い、安定感については申し分がないということです。特に、和惣菜が中心となっていて、デザートも八ツ橋、酒粕風味の焼菓子といった具合に和風色を前面に立てているところは奈良らしいものがありました。目の前に庭園が広がる吹き抜けのレストランの雰囲気も上々です。
料金は500円の割引後でワシントンホテルとほぼ同様。正規料金に値するかどうかは微妙ながら、今回に関していえば価格に見合った価値はありました。十分な補給を済ませたため、今日は昼抜きで観戦に集中できるかもしれません。酒場に関しては「鬼無里」一軒限りという中途半端な結果に終わった今回の滞在ですが、奮発してとった宿を存分に活用したという点では完勝でした。
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灼熱の近畿を行く - 三日目

2016-08-08 07:11:37 | 近畿
おはようございます。結局朝食をいただいてから出ることにして、レストランの開店時刻に合わせて目覚めました。昨日と違い上空が雲に覆われ、その向こうから薄日が射している状況です。これなら昨日よりも若干気温と体感温度が下がるかもしれません。おそらく焼け石に水程度ではあるのでしょうがorz
これから朝食をいただき、身支度を整えてから出ると8時過ぎになるでしょうか。ただし、そのまま電車に乗ると、大阪に着くのが9時前という、最も混み合う時間帯に重なってしまいます。こちらは不要不急の外出だけに、若干遅い時間帯を選んだ方が賢明かもしれません。この場合、現地に着くのは第一試合が終わる頃になりそうです。
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