日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北陸信越縦断ツアー 2016 - 帰着

2016-08-15 22:54:03 | 北陸
ほぼ読み通りの時間で走破し三時台の前半に帰宅、束の間の休息を経て一日をやり過ごし、先程帰宅したところです。四日間の走行距離は約1080kmでした。
最後に寄ったキャンプ場から糸魚川の間が8号線経由で30分、そこから白馬の間が45分、更埴までがほぼ同じだけかかりました。さらに上信越道・関越道を二時間半かけて走り、練馬から自宅までが30分、合わせて五時間というのがおおよその時間配分です。お盆ということもあり大型車が皆無に近く、一般道でも先行車がほとんどいない状況の中、終始自分のペースを保つことができ、実質的には最短時間で走り通したことになります。
「実質的に」というのは、高速道に乗ってから疲れが出て二回ほど休憩をとったからです。中央道、東北道の場合、給油と信号待ち以外は無停車で走り通すことも珍しくないのに対し、上信越道ではどういうわけか眠くなります。どこで休憩するかは時によって違い、今回は東部湯の丸と甘楽の二ヶ所でしたが、一回目の休憩は気分転換を主体にし、二回目の休憩で最低限の仮眠をとるという流れは毎回ほぼ変わりません。これも回避できれば二時台の帰着も可能なのですが。とはいえ、毎回こうなる以上は想定の範囲内ともいえます。10時過ぎに出た割には上出来だったということにしておきましょう。

前回の活動で酷暑の近畿を旅したとき、これ以上の暑さはもうなかろう、これを乗り切ったならどこへ行っても耐えられるだろうと思いました。実際のところ、甲州と信州では気温の割に体感温度はそれほどでもありませんでした。しかし北陸の暑さは相当なもので、特に最終日の暑さは近畿といい勝負でした。寒暖の差が大きい内陸はともかく、海沿いではどこへ行っても五十歩百歩なのでしょうか。
とはいえ、どれだけ暑かろうとも何とかなるものだというのが、二度にわたる活動を終えた上での実感ではあります。日中の蝉時雨、黄昏時から聞こえ始める虫の声、キャンプ場の賑わい、名もなき神社で催される地元の祭りといった風物詩に触れ、夏から秋への移り変わりを一身に感じたのは貴重な経験です。特に、冷たい清水で喉を潤す爽快感は何物にも代えがたいものがありました。我が生涯であと何回この季節が巡ってくるかを考えても、暑さを理由に引きこもっている場合ではないのかもしれません。来年は山の日から始まる三連休、西日本まで行くには足りず、北信越へ行くには過不足のない日数です。再挑戦の可能性は十分にありそうです。
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