日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 23:50:03 | 居酒屋
一軒目を出たところで再び小雨が降り出してきました。一昨日の昼からわずかな止み間をはさんで足かけ三日、飽きもせずよく降るものです。二軒目は職場のボスのおすすめで柄にもなくジャズバーへと河岸を変えます。訪ねるのは"Bar Cafe The S"です。

★Bar Cafe The S
盛岡市菜園2-7-30 スガトウビル1F
019-625-2440
1800PM-200AM
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 22:27:33 | 居酒屋
首尾よく居酒屋を探り当てたため盛岡泊が決定。盛岡城址の鐘撞堂のそばという佇まいに惹かれて訪ねる一軒目は「美藤」です。

★美藤
盛岡市内丸4-15
019-651-3923
1130AM-1330PM/1700PM-2230PM(LO)

月の輪・あさ開
お通し(揚げ出し)
めかぶ酢
牛アキレス煮込み
たらの芽山菜天ぷら
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 20:11:17 | 東北
盛岡の市街に入りました。高松の池か岩手公園で夜桜見物と思ったところが、時すでに遅くすっかり葉桜に変わっていました。小岩井の桜が満開、インター近くの桜も散りかけだったことからすれば、多少なりとも花が残っているだろうと思ったはずが、今年の散り際の早さは半端ではなかったようです。高松の池では、早咲きの木では残った花を探すのも難しく、遅咲きの木で辛うじて花と若葉が半々といったところでしょうか。これでは夜桜見物も成り立たないため、今夜は早々に切り上げます。
問題になるのは、これからの行動をどうするかです。このまま東北道を飛ばして弘前まで直行すれば、終了間際のわずかな時間とはいえ夜桜見物はできるものの、あいにく現地は雨模様です。それ以前の問題として、高松の池がこの調子では、弘前の桜も五十歩百歩という可能性が少なからずあります。というのも、去年盛岡を出て弘前に着いた時には盛岡が満開で弘前が散り際、帰り道は弘前がほぼ葉桜で盛岡にはわずかに花が残っているという状況だったからです。この期に及んで夜桜に過剰な期待をするのは禁物で、今夜の晩酌をどうするかが決め手になります。弘前ならば呑み屋の選択肢に不足はない一方で、盛岡で呑むといえば「盛楼閣」の焼肉以外に心当たりがありません。ならば一路弘前へ向かうかというと、盛岡で呑むという数少ない機会もまた捨てがたいものがあります。教祖おすすめの二軒は祝日のため休業で、盛岡で呑むなら事前情報なしに自分の嗅覚だけを頼りに探さなければなりません。しばらく市街を物色して、よさげな店に出会えれば盛岡にこのまま腰を据え、そうでなければ東北道を飛ばして弘前へ向かいます。
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 19:10:56 | 温泉
小岩井の桜に別れを告げ、出発以来通算五日目にして道中初めての温泉に立ち寄ります。訪ねるのは繋温泉の「丸家旅館」です。

★丸家旅館
岩手県盛岡市繋字舘市2-4
019-689-2016
900AM-2000PM
入浴料500円
泉質 硫黄泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉質 64.4度
pH 9.2
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 18:03:32 | 東北
桜並木に続いては、かの名高い「小岩井の一本桜」を訪ねます。名前自体は知らずとも、広い牧草地にぽつんと一本桜が佇み、その右手に岩手山の偉容が聳えるという絵柄は、多くの人々が一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。実際に訪ねてみると、どんより曇った空を除けば、目の前に広がっているのはまさに写真で目にした通りの光景です。この光景を目の当たりにして、私の中ではもう一本の桜のことが思い浮かびます。前半の初日に訪ねた「小沢の桜」です。いかにも東北の田舎といった風情の山里にある小沢の桜と、内地離れした雄大な光景の中に立つ小岩井の一本桜とでは、当然ながら趣は異なるものの、背景や点景との組み合わせが見事で、なおかつ他の角度から眺めた姿を誰も知らないという点で、これらの桜は共通しているのです。小岩井の一本桜の場合、見物客が立ち入れない牧草地に当の桜が立っており、他の角度から眺めようにも仕方がないという事情があってのことなのですが、角度を変えて見てみたいという気がしないのは、この絵柄がそれだけ完成されているということでもあります。
日没もいよいよ近いというのに五月の日は実に長く、これほど曇った空の下でもなかなか暗くはなりません。どんより曇った空が長い時間をかけて徐々に徐々に暗くなるという光景は、一昨年道東で眺めた最後の桜を彷彿とさせます。
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 17:13:03 | 東北
東北道を快走して盛岡に着きました。日没までのわずかな時間で小岩井農場を訪ねます。本来ならば最終日に立ち寄るつもりだった小岩井の桜ですが、想像をはるかに超える早さで開花が進み、今が見頃で帰り際には散っていそうな状況となったため、予定を繰り上げ往路に回したという次第です。
果たしてソメイヨシノは今まさに満開を迎えています。しかし、インターからここまで来る途中の桜が派手な花吹雪を散らしていたことを考えると、これとて明日か明後日には散り始めるのでしょう。次に盛岡へ戻るのは最終日となる三日後のこと、まさに「三日見ぬ間の桜かな」です。去年盛岡を出る時に満開だった高松の池の桜が、津軽に三日滞在して戻ってきたときには葉桜に近くなっていたことを考えると、この桜も似たようなものだろうと想像できます。往路に回したのは正解だったようです。
水田がなく牧草地と針葉樹林が入り交じる雄大な光景の中、一直線の道に沿って桜並木が続く光景は静内の二十間道路を彷彿とさせ、東北というより北海道のようです。もし晴れていたならどれほど見事な光景になったのでしょうか。日没間際のどんより曇った空の下、今は想像するほかないのが惜しまれます。
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 14:20:50 | 東北
半日と少しにわたった仙台滞在にもそろそろ仕舞いの時がやってきました。最後は青葉の森を訪ねます。去年に続いての再訪となったのは、ここで眺めた新緑と山桜が見事だったからです。去年満開だった山桜は散りかけており、快晴だった天候も明るい曇り空に変わって、前回ほどの眺めではないものの、昨日の天気を思えばこれで十分です。目にも鮮やかな新緑に囲まれ、八重桜と山桜で花見もできて、半日とはいえ足を止めた甲斐はありました。来年からは仙台での滞在も必須の行程の一つに加わりそうです。
この後は東北道を飛ばして盛岡へ向かいます。今から向かえば到着は最速でも五時近く、花見は日没間際の申し訳程度で終わりそうです。しかし、市街の桜は散り際という情報が入っており、それほどまでに固執する必要もありません。日が暮れた時点で弘前の雨が上がっていれば、東北道で直行して夜桜見物にあて、そうでなければ岩手公園か高松の池で夜桜を眺めて盛岡止まりとします。いずれにしても明日は朝一番で弘前へ乗り込み終日滞在する予定です。この天候で、なおかつ桜も散り際となってしまっては、今更先を急ぐわけでもありません。しばらくこの場所で小鳥のさえずりを聞きながら風に当たって、小休止の後東北道に乗りたいと思います。
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 13:33:47 | B級グルメ
二軒目は「雅」です。昨夜訪ねたばかりというなかれ。そのとき逃してしまった牛タン焼をいただかなければ終われません。牛タンは元々それほど高い品ではないため、昼と夜とで値段が同じか、違っても100円200円という店が多い中、こちらのランチは焼きと煮込みをセットにした昼限定のメニューで、なおかつ夜の定食に比べて500円安いというお値打ち品です。

★牛たん料理 雅
仙台市青葉区一番町2-6-17 内ヶ崎ビル
022-268-0715
1130AM-1330PM/1700-2130PM(LO)日曜定休
牛たんセット定食1200円
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 12:47:59 | B級グルメ
仙台での滞在が延びるうちに昼時がやってくるという昨年一昨年と同じ展開は想定の範囲内です。しかも日付まで全く同じ5月4日なのですから我ながら進歩がありません。しかし、繰り返すようにマンネリズムも楽しみのうちです。三年連続の登場となる「一隆」で牛タンをいただきます。

一隆本店
仙台市青葉区国分町1-4-21
022-261-4026
1130AM-1330PM/ 1800PM-2130PM(日祝日定休)
牛たん焼定食1050円
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 09:01:45 | MOS
朝食がてら愛子の新モスに立ち寄ります。オレンジの瓦屋根と店外のテラス席からして遠目にも分かる南欧風店舗で、白壁が安いパネルになっているのはいただけないとしても、桟の入った縦長の大きな窓には開放感があります。車寄せのごとくに張り出したエントランスを中へ入れば、左手のレジカウンターの奥にキッチンが続き、右手には客席が広がるという構成です。縦長の細かいタイルを組み合わせたレジカウンターのデザインに気が利いており、鴨居とアーチ、正方形のくりぬきなどを効果的に組み合わせた客席のパーティションなど、空間の使い方にも周到な配慮の跡がうかがえます。

モスバーガー仙台愛子店
仙台市青葉区落合6丁目11番7
022-391-1835
800AM-2400AM
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 08:09:25 | 東北
花見に関してはさしたる見所のない仙台市街ですが、勾当台公園では八重桜が見頃を迎えています。見渡せば、園内にソメイヨシノの姿はありません。やや地味にも思える八重桜をあえて配することにより新緑と桜とを重ね合わせるとは、実に心憎い演出です。かくも見事な光景が拝めたのですから、宮城での花見はこれで十分ということにします。
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 07:48:40 | 東北
まずは仙台市街を散策します。当然ながらソメイヨシノはとうの昔に散ってしまったものの、この時期の仙台にはそれに勝るとも劣らない光景があります。新緑萌える街路樹です。この緑の鮮やかさは言葉や映像では表現できず、五感を研ぎ澄ませて自ら体感するしかありません。
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東北一周花見の旅2012後編 二日目

2012-05-04 07:24:07 | 東北
活動を再開します。結局、昨日の夜は「雅」一軒で完結となってしまいました。自分でも予想外の展開となった理由は二つあります。「雅」で腹も心も満たされたというのが一つ、そしてもう一つは、満腹になった途端これまでの疲労が吹き出し、次へ行くよりもまず休みたくなったということです。店を出たのが10時過ぎ、万全の状態ならば居酒屋を一、二軒はしごするのが順当で、そうでなければ東北道を一気に走って盛岡まで先取りしておくことも不可能ではなかったでしょう。しかし、昨夜の自分にはその余力さえ残っていなかったということです。おかげで昨晩は車中泊とは思えないほど熟睡できました。一晩休んである程度回復したので、ここから先はいつものペースで活動できそうです。
さて、本日はしばらく仙台に滞在してから東北道で北を目指します。丸一日半降り続いた雨はようやく上がったものの、岩手では午前中まで降り続き、秋田と青森では一日中降ったり止んだりするようで、先を急いだところで雨雲に追いつくだけだからです。それに加えて意欲を削ぐ理由がもう一つあります。北東北でも桜が軒並み散り始めたのです。予想をことごとく先取りしてで先へ先へと進んでしまうのが今年の東北の桜で、弘前についていえば、開花が28日でもう散り始めているということは、咲いてから散るまでがわずかに一週間足らずという早さです。この調子だと、散り始めてから葉桜に変わるのもあっという間なのでしょう。慌てたところで自然の前にはなすすべもありません。津軽は夜まで雨という予報が入っています。傘をさしての夜桜は興ざめなので、場合によっては盛岡止まりという選択も視野に入れつつ動きます。
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