「八重の桜」も、「会津戦争」の大きな山場を越えて、「京都編」に入っていますが、今回、改めてよくわかった「山川家」の人々に、今、大きな関心を抱いている私であります。
っていうか、はっきり言って「山川大蔵(おおくら)」サマにLoveなんですけどね。 戦争後、改名して「山川 浩」となり、あまりに「平凡過ぎるような名前に」ちょっと「ズッコケ」ましたが、その人柄は素晴らしいというか、あの時代に、こういう人物がいたことを今まで知らなかったことの方が驚きです。
八重さんの兄である「山本覚馬」も、最初の夫「川崎尚之助」も、かなり素晴らしい人物で、彼らのことも、今まで知らなかったのが不思議な感じです。
それぞれ、演じている、玉山鉄二、西島秀俊、長谷川博己、たちもまた素晴らしく、それぞれに惚れぼれ しちゃいますね。
「大蔵サマ」は、ロシアに留学したことから、早々とフランス式軍服を着用していたし、「強すぎる...」と、長州勢にも恐れられ、その後、味方の陣地に入るため、囲んだ敵の目を欺くのに、地元の「彼岸獅子」を利用するなど、とにかく「知恵者」だった。そして、その弟である「健次郎」は、「白虎隊」の一員だったり、その後、アメリカに留学して、後には東大の学長にまでなった人らしい。
とにかく、幕末~明治の初めにかけて、そんな優秀な人たちを排出した「山川家」という存在には、驚くばかりです。そうそう、そこの末っ子である「咲」という女性は、やがて日本人初の女子のアメリカ留学生となり、帰国後は「大山巌」と結婚して、「鹿鳴館の華」と云われるようになる「山川捨松(すてまつ)」なんですよね。
この人に関しては、昔見た朝ドラ「ハイカラさん」に出てきたから、知ってました。会津方面に旅行した時、「会津武家屋敷」の中に写真展示もされてたから、会津出身者であることは知ってましたが、その兄弟に関しては、「八重の桜」で初めて知った次第です。
さて、その「山川一族」の「健次郎」さんが、アメリカからたいそう立派になって帰ってきたシーンが、日曜日にオンエアされましたが、その二日後の昨日、朝ドラの「あまちゃん」に、同じ俳優さん(勝地 涼)が出てましたが、そのあまりの違いに、思わず唖然...。 何せ「前髪クネ男」ですからね。
まあ、あれだけ演じ分けられるのは、俳優としては凄いことなんでしょうが、なんともビックリしたシーンでした。