体育の日の月曜日。三条寺町の田毎で早めのお昼。
鴨せいろのお出しと柚子胡椒風味がよく合って美味だったので、
そば湯を足して最後まできれいにいただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/b6/71f9f5fbb4d489588f5314e9d87e2177.jpg)
この日は京都市営地下鉄+京阪石山坂本線で別所駅まで行き、大津市
歴史博物館まで歩く。(同じ京阪なのに京阪三条駅からは乗れなくて、
なぜか京都市営地下鉄東西線三条京阪駅から京阪石山坂本線に乗り
継ぐという、観光客にはわかりにくい路線を選んでしまった。)
博物館の後はJR大津京駅から再び京都方面に戻り、山科駅から毘沙門堂
に向かうコース。仏像鑑賞に時間をかけたので全然歩き足りない。
●大津市歴史博物館で「比叡山-みほとけの山-」展
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/05/73bc5ddb72adc8f2dba06e449928b5ed.jpg)
今回は延暦寺だけではなく、山麓や里坊のさまざまな寺院の仏像や
仏画、史料等が展示され、これが初公開になるものも多かった。
カリスマ仏師が名を連ねる話題の展示でもなく、便利な街中の
博物館でもないせいか入場者は少なかった。
それでも10月17日以降の関連講座のある日は混雑するかもしれな
い。楽しそうなテーマが目白押しだから。
出品作品一覧はここから(PDF)(大津市歴史博物館サイト)
入ってすぐ、いきなりポスターの観音さまが。
延暦寺の木造千手観音立像(重文)。小さめだけれどお顔がいい。
アクセサリーのディテールや化仏なども顔を近づけて見られる。
伊崎寺の不動明王座像(重文)は近年まで秘仏だったもの。
伝教大師誕生の寺である生源寺からは、ご本尊の十一面観音立像
と阿弥陀如来坐像が公開されている。
延暦寺山内寺院の観音菩薩立像は、袈裟をまとった姿が目を引く。
西方寺のキリッとしたお顔の十一面観音坐像は、現存する大津市
最古の木の仏像とのことで、初公開。
西教寺からも寺宝が数点。去年初めて収蔵庫で公開された重文の
聖観音立像は、今回こちらで見られることに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/a6/9edcd006970b5dab9d3f6cdcba90f32a.jpg)
個人的に興味をひいたのは、来迎の様子を現した仏像。
延暦寺山内寺院の阿弥陀如来立像は、倒れそうなほど思いっきり
前のめりだが、それは来迎の姿を表しているそうだ。
西教寺の阿弥陀三尊のうち観音菩薩立像が一躯だけ展示されており、
膝を曲げて両手を前に出した立ち姿が気になった。両手で蓮台を
捧げ、亡者を迎え取るために飛来している姿だそうだ。
浄土寺の阿弥陀三尊は立っているけれど膝を曲げていないし、
三千院の阿弥陀三尊の観音さまは、蓮台を持って前屈みではあるけ
れど坐っているし、このような立ち姿の仏像を見たのは初めて。
仏画ではよく目にするように思うが・・・。
極楽浄土への往生は、平安時代中期に比叡山横川の恵心僧都源信
がその方法を説いたそう。阿弥陀さまに迎えに来てもらう時の
イメージがさまざまな浄土美術となって残されているようだ。
「比叡山-みほとけの山-」展は11月23日まで。
>> 企画展の詳細はこちら
(2)につづく。
鴨せいろのお出しと柚子胡椒風味がよく合って美味だったので、
そば湯を足して最後まできれいにいただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/b6/71f9f5fbb4d489588f5314e9d87e2177.jpg)
この日は京都市営地下鉄+京阪石山坂本線で別所駅まで行き、大津市
歴史博物館まで歩く。(同じ京阪なのに京阪三条駅からは乗れなくて、
なぜか京都市営地下鉄東西線三条京阪駅から京阪石山坂本線に乗り
継ぐという、観光客にはわかりにくい路線を選んでしまった。)
博物館の後はJR大津京駅から再び京都方面に戻り、山科駅から毘沙門堂
に向かうコース。仏像鑑賞に時間をかけたので全然歩き足りない。
●大津市歴史博物館で「比叡山-みほとけの山-」展
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/05/73bc5ddb72adc8f2dba06e449928b5ed.jpg)
今回は延暦寺だけではなく、山麓や里坊のさまざまな寺院の仏像や
仏画、史料等が展示され、これが初公開になるものも多かった。
カリスマ仏師が名を連ねる話題の展示でもなく、便利な街中の
博物館でもないせいか入場者は少なかった。
それでも10月17日以降の関連講座のある日は混雑するかもしれな
い。楽しそうなテーマが目白押しだから。
出品作品一覧はここから(PDF)(大津市歴史博物館サイト)
入ってすぐ、いきなりポスターの観音さまが。
延暦寺の木造千手観音立像(重文)。小さめだけれどお顔がいい。
アクセサリーのディテールや化仏なども顔を近づけて見られる。
伊崎寺の不動明王座像(重文)は近年まで秘仏だったもの。
伝教大師誕生の寺である生源寺からは、ご本尊の十一面観音立像
と阿弥陀如来坐像が公開されている。
延暦寺山内寺院の観音菩薩立像は、袈裟をまとった姿が目を引く。
西方寺のキリッとしたお顔の十一面観音坐像は、現存する大津市
最古の木の仏像とのことで、初公開。
西教寺からも寺宝が数点。去年初めて収蔵庫で公開された重文の
聖観音立像は、今回こちらで見られることに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/a6/9edcd006970b5dab9d3f6cdcba90f32a.jpg)
個人的に興味をひいたのは、来迎の様子を現した仏像。
延暦寺山内寺院の阿弥陀如来立像は、倒れそうなほど思いっきり
前のめりだが、それは来迎の姿を表しているそうだ。
西教寺の阿弥陀三尊のうち観音菩薩立像が一躯だけ展示されており、
膝を曲げて両手を前に出した立ち姿が気になった。両手で蓮台を
捧げ、亡者を迎え取るために飛来している姿だそうだ。
浄土寺の阿弥陀三尊は立っているけれど膝を曲げていないし、
三千院の阿弥陀三尊の観音さまは、蓮台を持って前屈みではあるけ
れど坐っているし、このような立ち姿の仏像を見たのは初めて。
仏画ではよく目にするように思うが・・・。
極楽浄土への往生は、平安時代中期に比叡山横川の恵心僧都源信
がその方法を説いたそう。阿弥陀さまに迎えに来てもらう時の
イメージがさまざまな浄土美術となって残されているようだ。
「比叡山-みほとけの山-」展は11月23日まで。
>> 企画展の詳細はこちら
(2)につづく。