菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

全身全裸を注ぐ。  『冒険してもいいコロ!』

2010年11月07日 03時33分33秒 | 俺は好きなんだよ!
【俺は好きなんだよ】第264回は、『冒険してもいいコロ!』(2009)
 
 
原題は、『FINDING BLISS』。
直訳だと、『至福を見つけて』。


スタッフ。
監督:ジュリー・デイヴィス
製作:デヴィッド・E・オーンストン/ジェフ・ライス/ダニエル・トール
脚本:ジュリー・デイヴィス
撮影:ピーター・N・グリーン
音楽:ジョン・スウィハート
 
 
出演。
リーリー・ソビエスキー
マシュー・デイヴィス
デニース・リチャーズ


物語。
映画学校を好成績で卒業したジョディ。
華々しい映画人生の幕開けかと思ったが、何にも引っかからない。
なんとか、三流映画会社の編集の仕事ようやくありつく。
しかも出社してみると、そこはピンク映画専門の会社だった。
セックス恐怖症のジョディだが、生活のため、しぶしぶ仕事を始めるが・・・。




ちょっぴりエッチでつぶさにキュートな本音全開のピンク・ラブ・コメディ。
優等生でSEX恐怖症のジョディは、憂鬱な日々を過ごしていたが、ある日裸だからこそ嘘偽りなく見えるものもあることに気付く。




学生の時に才能は認めながらも、それが社会に認められない。
それは職業的、社会的才能を求められる。
もっといえば、社会的立場、親や金、バックアップ、男女差が影響してくる。
そして、運だね。

そして、彼女は、もう一つの才能を発揮する。
それは、映画にすべて結びつける才能。
自分の映画を無断で会社の機材を使って作成できることに気づく。 


それは結局、同じ気持ちや技術で挑んで理うこと、結果が違うだけなのね。
いわば、『プラダを着た悪魔』のポルノ版。
まぁ、下ネタはかなりハードですが。

でもね、こういうあからさまな題材にこそ、性と職業の貴賎や偏見や男女の差といった言に対する社会の縮図を見せやすい。
これは、そういう部分では、佳作。

まぁ、少々、お定まりのところを受け入れる度量は必要ですが。


タイトルは、みやすのんきの『冒険してもいい頃』のあやかりですね。




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