昨日紹介した、映画『イーグルジャンプ』はスキージャンプ題材にした実話の劇映画でした。
実際のものを見る分には珍しくはないですが、映画にしては珍しい競技というものがあります。
(ドキュメンタリーは省く)
まずは、卓球。
今、『ミックス。』画やっていますが、これも卓球の中でも男女混合というスポーツでは珍しい競技形式を扱っていますが、卓球映画は実はあまり多くはありません。
『ピンポン』、『ハナ 奇跡の46日間』、『温泉卓球』、『モンゴリアン・ピンポン』、『燃えよ!ピンポン』、『燃えよピンポン』といったところでしょうか。『フォレスト・ガンプ』でも卓球の選手になるシーンがありました。
こういうことですが、そもそも見るのも珍しい競技を言うものも多いです。
『ウォーターボーイズ』はある学校のエキジビジョンでやっていたものである男子シンクロナイズドスイミングを題材にした映画。こちらも今後は、男子アーティスティックスイミングということになるのですかね。
こういった日本独自の競技を邦画では伊丹十三→周防正行の流れ(『たんぽぽ』→『シコふんじゃった。』と『Shall we ダンス?』)から、すでにあった漫画の変わったスポーツのストーリーものを踏み台に作られていきました。
洋画ではすでにあったものではありますが。
邦画のローカル競技映画のように、世界にはそれぞれのローカルな競技の映画がきっとあるんでしょうね。クリケットとかポロ、カバディ、テコンドー、パルクール、ボルダリング、ラクダレースを題材にした映画が。インド映画には絶対あるんだろうなぁ・・・。『巨人の星』のインドリメイクでクリケットはあったし。
日本でもドラマではありますがね。
男子新体操とか、女子ソフトボールとか。
で、この記事では、一応、映画だけに絞りました。
さて、ここからは、一気に紹介していきます。
邦画洋画ごたまぜで。
ゲートボール
『勝利者たち』
バドミントン
『全力スマッシュ!』
ドッジボール
『ドッジボール』、『ドッジボールの真理 code01 伝説のレッドブルマー』
バレーボール
『アタック・ナンバーハーフ』、『アタック・ナンバーハーフ2 全員集合!』、『アタック・ナンバーハーフ・デラックス』 、『おっぱいバレー』
ボーリング
『キングピン/ストライクへの道』、『俺たちプロボウラー』
ゴルフは人気のわりに多くはないんですよね。
『バガー・ヴァンスの伝説』、『俺たちヒップホップ・ゴルファー』、『俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル』、『プロゴルファー 織部金次郎』シリーズ、『ゴルフ夜明け前』。
3on3
『ハード・プレイ』
主演のウディ・ハレルソンは、これ以外にも、バスケ映画の『俺たちダンクシューター』にも出演し、キャリア初期にもアメフト映画『ワイルドキャッチ』、ボーリング映画『キングピン/ストライクへの道』、ボクシング映画『マイ スウィート ガイズ』など、その身体能力の凄さでスポーツ映画を華やかにしてくれたスターの一人です。
バスケもアメリカでポピュラーなので、割愛、他にも、アメフト映画も多いです。野球はもはや一ジャンル。サッカーはそこまででもないです。
中でも珍しいのは、女子野球『プリティ・リーグ』ですかね。
サッカー
『勝利への脱出』『GOAL! ゴール!』、『GOAL!2』、『GOAL!3 STEP 3 ワールドカップの友情』、『少林サッカー』、『ペレ 伝説の誕生』
女子サッカー
『ベッカムに恋して』
アメリカ映画でたまに子供がやっているクラブが女子サッカーというのはありますね。『ワイルド・スピード ICE BREAK』でドウェイン・ジョンソン扮するルーク・ホブスの娘とか。
ラクロス
『ドラッグストア・ガール』、『少林少女』
ボルダリング
『ラスト・ホールド!』
ボート
『栄光と狂気』、『史上最悪のボートレース/ウハウハザブーン』(『アップ・ザ・クリーク/激流スーパーアドベンチャー』とも)
『ソーシャル・ネットワーク』でも少し描かれていましたね。
女子ボート
『がんばっていきまっしょい』
ヨットレース "アメリカズ・カップ"
『ウインズ』
潜水
『グラン・ブルー』
年間バードウォッチングレース "ザ・ビッグイヤー"
『ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して』
短距離走
『炎のランナー』、『栄光のランナー/1936ベルリン』
駅伝
『奈緒子』、『風が強く吹いている』
マラソンはけっこうあるので、割愛。
新体操
『ブロンズ! ~私の銅メダル人生~』
ローラーゲーム
『ローラーガール・ダイアリー』
スペシャル・オリンピックス(知的発達障害者のスポーツイベント)
『リンガー! 替え玉★選手権』
アームレスリング
『オーバー・ザ・トップ』
棒倒し
『棒たおし!』
競技かるた
『ちはやふる』
綱引き
『綱引いちゃった!』
フェンシング
『こころに剣士を』
競技薙刀
『あさひなぐ』
女子剣道
『武士道シックスティーン』
相撲
『シコふんじゃった。』、『ヨコヅナ・マドンナ』
女子相撲
『菊とギロチン』、『恋はハッケヨイ!』
女子柔道
『YAWARA!』
女子ボクシング
『ガール・ファイト』、『ミリオンダラー・ベイビー』、『ラブファイト』、『百円の恋』
キックボクシング
『キックボクサー』、『キックボクサー リジェネレーション』
レスリング
『フォックスキャッチャー』、『WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々』
女子レスリング
『DANGAL』
これは、インド映画で興行収入でナンバーワンの作品。原題ですが、2018年4月に日本公開も決定し、もうすぐ邦題も決まるはず。
総合格闘技
この競技は、映画と相性がいいのか、かなり増えています。
『レッドベルト 傷だらけのファイター』、『ウォーリアー』、『闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ』、『激戦 ハート・オブ・ファイト』など。
『ビッグマッチ』は主人公の設定が総合格闘技の選手でしたね。
『Borathers』というインドで『ウォーリアー』をリメイクした作品もあります。
馬による西部横断レース
『弾丸を噛め』
『ジョジョの奇妙な冒険』の第7部こと『スティールボール・ラン』の元ネタですね。
似たようなもので、『遥かなる大地』のクライマックスで土地を得られるランドレースというのもありました。
銃の早撃ちを競う『クイック&デッド』もありました。
カーレースはあえては外しました。『キャノンボール』とか『デッドヒート』、『ラッシュ/プライドと友情』とか好きなんですが、数がありすぎるので、その中のマイナー競技というのもなんですので。
整備競技とかだったらありだったかも。
自転車だと、『シャカリキ!』、『疾風スプリンター』、『疑惑のチャンピオン』、『ヤング・ゼネレーション』などがあります。ひとくくりにするのは乱暴ですが。
チアリーディング
『チアーズ』、『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
ダンスはこれまた完全にジャンルになっているので、特殊ないくつかだけ。弦楽器とダンスのコンクールを題材にした『ハートビート』。中でも、ダンスマラソンを題材にした『ひとりぼっちの青春』は異色中の異色です。
ボブスレー
『クール・ランニング』
スキージャンプ
『イーグル・ジャンプ』、『国家代表!?』
カーリング
『シムソンズ』
冬の競技は意外と多くて、スキー映画はジャンルといっていいほど。
個人的には『サマー・シュプール』が好みです。
アイスホッケーは北米で人気の競技なので、いくつかあります。『俺たち喧嘩スケーター』、『マイティ・ダック』がシリーズ化されており、日本でもアイスホッケー映画『スマイル 聖夜の奇跡』があります。
女子フィギュアスケ-ト
『私はトーニャ』
フュギュアスケート・ペア
『俺たちフィギュアスケーター』
ただ、この作品の主人公は男子二人のペアで出場するという映画オリジナルの競技設定でした。
これに似た、映画オリジナル競技というのもいくつかあります。
ベースケット・ボール
『ベースケット・ボール』
これはバスケットとベースボールの室内競技。
ジャガー。
これは、『サルート・オブ・ジャガー』に出てくる未来のスポーツで、犬の頭蓋骨を使ったラグビーのようなゲーム。
この映画をきっかけに、欧米では“ジャガー(Jugger)”という本作に登場する架空のスポーツを競技化したスポーツが行なわれるようになった。
ローラーボール(SF版)
『ローラーボール』(1975)は、2001年にリメイクも。
実際の競技の未来版です。
架空の競技ものもSFというくくりになります。
ロボ格闘技
『リアル・スティール』
映画オリジナルでなく、小説が基です。
あと、現実のロボットコンテストを題材にした映画もありましたね。
ロボコン
『ロボコン!』
ジャガー。
これは、『サルート・オブ・ジャガー』に出てくる未来のスポーツで、犬の頭蓋骨を使ったラグビーのようなゲーム。
この映画をきっかけに、欧米では“ジャガー(Jugger)”という本作に登場する架空のスポーツを競技化したスポーツが行なわれるようになった。
映画オリジナルではないですが、『ハリー・ポッター』シリーズに出てくるクディッチは現在は実際に競技としても行われているそうです。
こういう創作作品のオリジナル競技もけっこうありますね。
スキージャンプ・ペアはその代表ともいえるのではないですかね。これはCGアニメの映像作品が映画化されたものです。『スキージャンプ・ペア ~Road to TORINO 2006~』として映画化されています。
『アベックパンチ』のアベックもそうですね。これは実写映画化されています。
『コブラ』の中のラグボールなんてのもありましたが、最近だと『ガールズ&パンツァー』の戦車道なんかもありますね。
昔、ビッグコミック・スピリッツでオリジナル競技『ロープボール』を作る漫画も連載されていました。
『トリガール!』の鳥人間コンテストはテレビ番組がはじまりですね。
『スターウォーズ』のライトセーバーをつかった剣道とフェンシングをっまぜたみたいなスポーツもあるんですよね。ライトセーバー・コンバットだったかな。
最後に、チェスボクシングをご紹介。
チェスとボクシングを融合したスポーツである。
チェスボクシングは1992年にコミック作家のエンキ・ビラルによって構想された。この構想はビラルの『冷たい赤道』という作品の中で詳細に描かれている。
オランダのアーティストで映画監督のイープ・ルービング氏が実際に始めてしまった。
これを中心に描いた映画じゃないけど『ヒットマン:ラスト・ミッション』に出てきます。
アート系は今回外しましたが、バター細工を競う『カワイイ私の作り方 全米バター細工選手権!』やのど自慢の『のど自慢』、ラップのフリーバトルの『8マイル』などいろいろありますね。
今後もいろいろ変わった スポーツが映画化されていくことでしょうね。
他にもいろいろとあるはず。
気づいた方、ぜひコメント欄で教えてください。
追加していきます。
どうぞ、よろしゅう。