菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

第28回 皮膚で見る。

2020年03月13日 00時00分10秒 | 灯りが消えるまで

【灯りが消えるまで】第28回 皮膚で見る。

 

耳では聞こえない高周波を皮膚は感じることが出来る。
皮膚はかなりの高感度のセンサーだということが研究で分かってきている。
触覚では1マイクロメートル(1mmの1000分の一)を感じ取ることが出来る。
実際に世界に流れる自然の音には含まれているもの。
海や風の音だけでなく、虫の鳴き声などは、たっぷり含んでいる。
スピーカーは物理的な音を出す機会なので、高周波を再生している。
だが、CdやDVD、TV放送では、高周波はカットされてしまう。

デジタルでの上映になっているので、映画館の上映でもカットされがちですが、ドルビーやIMAXなどの音響では入っている。
『AKIRA』の4Kでは、その高周波入れたそうです。
その違いは、リアリティが圧倒的に違う。
そういう意味では、アナログの頃の映画の方が面白かったと感じる可能性はあります。
レコードやアナログ機材だとその音がそのまま収録されていたので、高周波は含まれていた。
ハイレゾ収録の物だとデジタルでも高周波が含まれるそうだ。

ただ冬に厚手の服を着ていると感じにくいかも。

高周波ではそうだが、大臣尾は、皮膚は音を感じられるだけでなく、嗅覚や味覚があることが研究で分かってきている。
つまり、家との違い、映画館であること、人といること、響く音、そこにあるものすべての違いを皮膚が感じている。

 

 

 

 

 

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