【俺は好きなんだよ】第958回は、『ザ・ドライバー』(1978)
原題も、『THE DRIVER』。
『運転手』ですね。
上映時間: 91分
製作国: アメリカ
スタッフ。
監督: ウォルター・ヒル
製作: ローレンス・ゴードン
脚本: ウォルター・ヒル
撮影: フィリップ・H・ラスロップ
編集: ティナ・ハーシュ、ロバート・K・ランバート
音楽: マイケル・スモール
出演。
ライアン・オニール (ザ・ドライバー/カーボーイ)
イザベル・アジャーニ (ザ・プレイヤー)
ブルース・ダーン (ザ・デテクティブ)
ロニー・ブレイクリー (ザ・コネクション)
マット・クラーク (レッド)
フェリス・オーランディ (ゴールド)
ジョセフ・ウォルシュ (グラス)
ルディ・ラモス (ティース)
ウィル・ウォーカー (フィンガー)
ニック・ディミトリ (ブルー)
ボブ・マイナー (グリーン)
物語。
犯罪者の逃亡を助けるカーボーイこと凄腕の“ドライバー”。
それを執拗に追い続ける“ディテクティブ”。
そこへ現れるミステリアスな美女“プレイヤー”。
<ザ・ドライバー>とは、この場合、【車両の運転担当】を指す。他にも様々な【担当部門】がある。主人公は腕利きの"ドライバー"でカーボーイと呼ばれており、一度も捕まったことがない。
ドライバーは、次の依頼の【実行担当】から運転技術テストを要求される。彼は卓越した技術でテスト車両のメルセデスをボロボロにし、「気に入らない」と決別する。
夜のロサンゼルスを舞台に、ウォルター・ヒルがスタイリッシュな映像美でまとめあげたフィルム・ノワール調アクションの快作。
ナイト・シーンの美しさ、一瞬の隙も無いカメラワークに、リアルかつド迫力なカー・チェイスの凄まじさが融合した70年代のクライムムービーを代表する一本。
多くのフォロワーを生んだ知る人ぞ知ると言えるほど隠れてはないけど、隠れた名作。
犯罪者同士が色のコードネームで呼び合うのは、『レザボア・ドッグス』。
逃がし屋は、『ドライブ』、『ベイビー・ドライバー』。
特に、『ベイビー・ドライバー』はオープニングからそっくりで息子のような作品になっている。
(車内で音楽を聴く、サングラスをかけるなど。でも、流すのはカントリーミュージックだけだけど)
カーチェイス・シーンが抜群なのは、もちろん。段取りの見せ方が素晴らしいのです。
セルジオ・レオーネの『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』を意識していたのかしらね?