【俺は好きなんだよ】第263回は、『CQ』(2001)
原題も『CQ』です。
CQは、アマチュア無線で、不明の誰かに呼びかける時の最初のサイン。
スタッフ。
監督:ロマン・コッポラ
製作:ゲイリー・マーカス
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ/ジョージア・カカンデス/ウィリ・バール
脚本:ロマン・コッポラ
撮影:ロバート・D・イェーマン
美術:ディーン・タヴォウラリス
編集:レスリー・ジョーンズ
音楽:MELLOW
出演。
ジェレミー・デイヴィス
アンジェラ・リンドヴァル
エロディ・ブシェーズ
ジェラール・ドパルデュー
マッシモ・ギーニ
ジャンカルロ・ジャンニーニ
ジョン・フィリップ・ロー
ジェイソン・シュワルツマン
ディーン・ストックウェル
ビリー・ゼイン
ソフィア・コッポラ
物語。
1969年パリ。
2001年の未来を舞台にしたSF映画『ドラゴンフライ』の編集をしているアメリカ人青年ポール。
彼はまた自主映画作りに熱中しすぎるあまり恋人にあきられる始末。
そんな一方で、「ドラゴンフライ」のプロデューサー、エンゾと監督アンドレイはエンディングに関して互いの考えを譲らず衝突し、エンゾはアンドレイを解雇してしまった。
そして巡り巡ってポールに白羽の矢が立ち、監督を任されることに。
ポールはエンゾからオーダーされたエンディングに悩まされると同時に、主役の女子大生ヴァレンタインに次第に惹かれていく。
フランシス・フォード・コッポラを父に持つロマン・コッポラの劇場映画第1回監督作。
多大な影響を受けた69年を舞台に、2001年を想定したSFを製作する青年を中心としてレトロ&ポップ調に描く。
彼は、これまでCMやミュージック・ビデオの世界でキャリアを積み、そのセンスを本作でいかんなく発揮している。
なんといっても、父親がフランシス・フォード・コッポラ、母親がエレノア・コッポラ、妹がソフィア・コッポラ、妹の元夫がスパイク・ジョーンズ、従兄弟がニコラス・ケイジとジェイソン・シュワルツマン、おじいちゃんがカーマイン・コッポラ、おばさんがタリア・シャイアという恐ろしいまでの芸能一家。
家族だけでアカデミー賞いくつあるの?って感じ。
その長兄としての恩恵とプレッシャーは想像を超えている。
だが、彼の人生そのものが、まさに、映画浪漫ともいえる。
『ライフ・アクアティック』で第二班監督、『ダージリン急行』で、脚本と製作としたりしてるしね。
彼も映画監督としては、名前が名前だけに、どうも浪漫が先行してしまい、まだ開花してないですが、英才教育のたまものか、PVやCMの作家としても、けっこう傑作を作っています。
著名なのをあげると、FATBOY SLIMの『PRAISE YOU』。SPIKE JONZEがある団体のリーダーとして踊りまくる。FATBOY SLIMの『GANGSTA TRIPPIN'』は全編ガス爆発の瞬間の家具や家電製品のスローモーションが連続して起こる、という画期的なもの。
でもね、おいらは、期待してるのです。
この『CQ』に妙なシンパシーを感じるのでね。
まるで、映画青年が自分の夢を再現したかのような甘い青春映画なんだもの。
しかも、それをわざわざ60年代のパリにしてしまうあたり、どこまでロマンティストなんだって感じ。
ただ、その甘さがちょいとタルいのよね。
でも、そこがまた青臭くていいのよ。
このDVDは、メイキングが充実していて、エレノア版、ソフィア版、メイキング・チーム版、ロマン・コッポラ自身によるビデオ日記といくつも入っています。
このビデオ日記がまた映画の中のドラマと地続きみたいで、照れあったかくさせるのです。
DVDの特典込みだと、かなりオススメなんです。
あと劇中映画の『ドラゴンフライ』も分けて入っていますよ。
もちろん、撮影した分だけね。
原題も『CQ』です。
CQは、アマチュア無線で、不明の誰かに呼びかける時の最初のサイン。
スタッフ。
監督:ロマン・コッポラ
製作:ゲイリー・マーカス
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ/ジョージア・カカンデス/ウィリ・バール
脚本:ロマン・コッポラ
撮影:ロバート・D・イェーマン
美術:ディーン・タヴォウラリス
編集:レスリー・ジョーンズ
音楽:MELLOW
出演。
ジェレミー・デイヴィス
アンジェラ・リンドヴァル
エロディ・ブシェーズ
ジェラール・ドパルデュー
マッシモ・ギーニ
ジャンカルロ・ジャンニーニ
ジョン・フィリップ・ロー
ジェイソン・シュワルツマン
ディーン・ストックウェル
ビリー・ゼイン
ソフィア・コッポラ
物語。
1969年パリ。
2001年の未来を舞台にしたSF映画『ドラゴンフライ』の編集をしているアメリカ人青年ポール。
彼はまた自主映画作りに熱中しすぎるあまり恋人にあきられる始末。
そんな一方で、「ドラゴンフライ」のプロデューサー、エンゾと監督アンドレイはエンディングに関して互いの考えを譲らず衝突し、エンゾはアンドレイを解雇してしまった。
そして巡り巡ってポールに白羽の矢が立ち、監督を任されることに。
ポールはエンゾからオーダーされたエンディングに悩まされると同時に、主役の女子大生ヴァレンタインに次第に惹かれていく。
フランシス・フォード・コッポラを父に持つロマン・コッポラの劇場映画第1回監督作。
多大な影響を受けた69年を舞台に、2001年を想定したSFを製作する青年を中心としてレトロ&ポップ調に描く。
彼は、これまでCMやミュージック・ビデオの世界でキャリアを積み、そのセンスを本作でいかんなく発揮している。
なんといっても、父親がフランシス・フォード・コッポラ、母親がエレノア・コッポラ、妹がソフィア・コッポラ、妹の元夫がスパイク・ジョーンズ、従兄弟がニコラス・ケイジとジェイソン・シュワルツマン、おじいちゃんがカーマイン・コッポラ、おばさんがタリア・シャイアという恐ろしいまでの芸能一家。
家族だけでアカデミー賞いくつあるの?って感じ。
その長兄としての恩恵とプレッシャーは想像を超えている。
だが、彼の人生そのものが、まさに、映画浪漫ともいえる。
『ライフ・アクアティック』で第二班監督、『ダージリン急行』で、脚本と製作としたりしてるしね。
彼も映画監督としては、名前が名前だけに、どうも浪漫が先行してしまい、まだ開花してないですが、英才教育のたまものか、PVやCMの作家としても、けっこう傑作を作っています。
著名なのをあげると、FATBOY SLIMの『PRAISE YOU』。SPIKE JONZEがある団体のリーダーとして踊りまくる。FATBOY SLIMの『GANGSTA TRIPPIN'』は全編ガス爆発の瞬間の家具や家電製品のスローモーションが連続して起こる、という画期的なもの。
でもね、おいらは、期待してるのです。
この『CQ』に妙なシンパシーを感じるのでね。
まるで、映画青年が自分の夢を再現したかのような甘い青春映画なんだもの。
しかも、それをわざわざ60年代のパリにしてしまうあたり、どこまでロマンティストなんだって感じ。
ただ、その甘さがちょいとタルいのよね。
でも、そこがまた青臭くていいのよ。
このDVDは、メイキングが充実していて、エレノア版、ソフィア版、メイキング・チーム版、ロマン・コッポラ自身によるビデオ日記といくつも入っています。
このビデオ日記がまた映画の中のドラマと地続きみたいで、照れあったかくさせるのです。
DVDの特典込みだと、かなりオススメなんです。
あと劇中映画の『ドラゴンフライ』も分けて入っていますよ。
もちろん、撮影した分だけね。