菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

ここから離れられない。 『Viva!公務員』

2017年06月12日 00時00分56秒 | 映画(公開映画)

で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1104回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」

 

 

 

『Viva!公務員』

 

 

 

 

 

イタリア映画興行収入で歴代トップの大記録を打ち立てたコメディー。

主演のケッコ・ザローネは、出演作がいずれもヒットしている大人気の喜劇俳優で、役名もケッコ・ザローネのままで、自作自演(音楽も)の映画を贈り続けている。

 

監督は、ジェンナーロ・ヌンツィアンテ。

 

 

 

 

物語。

子どもの時から安定した公務員が夢だったケッコが憧れの公務員の職に就いて15年目、ある政府の公務員削減という政策が発表される。

ケッコは削減対象に当てはまる。

厳しい退職勧告に多くの公務員が辞めていく中、ケッコは断固拒否。

嫌がらせで僻地への転勤の辞令が出るが、ケッコは屈せずに公務員職にしがみつく。

 

脚本は、ジェンナーロ・ヌンツィアンテ、ケッコ・ザローネ。

 

 

 

 

出演。

ケッコ・ザローネが、ケッコ・ザローネ。

イタリアの人気のコメディアン。共同脚本、音楽も務めていて、多才。

 

エレオナラ・ジョヴァナルディが、研究員のヴァレリア。

ソニア・ベルガマスコが、シローニ部長。

 

 

 

 

スタッフ。

製作は、ピエトロ・ヴァルセッキ。

撮影は、ヴァレリオ・エヴァンジェリスタ、ヴィトリオ・オモディ・ゾリーニ。

 

編集は、ピエトロ・モラナ。

緩急が絶妙。

もっさりさせない、素早いカットテンポが心地よい。

 

 

音楽は、ケッコ・ザローネ。 

ベタな感じが効いてます。 

 

 

 

 

憧れの公務員になった男が政策による公務員削減に抵抗したら僻地を転々させられる社会派コメディ。
イタリー版『小須田部長』ともいうべきロングコント。
公務員批判、地域色から伊太利亜丸々皮肉りまくり、人間の性質にまで切り込むコメディアンのケッコ・ザローネがノリにノッて、伊映画№1ヒットを記録。

濃さがけっこークセになりけり。
語り、歌、動き、喋りを詰め込んだ伊達じゃないごん太エンタな利作。

 

 

 

 

 

 

おまけ。

原題は、『QUO VADO?』。

直訳だと『私はどこへ行くのか?』。

イタリア映画祭2016での公開題は、『オレはどこへ行く?』。

『公務員はどこへ行く?』とうのもあるみたいだが、どこに向けた題名か不明で、題名までどこに行く状態。

2015年の映画。

 

 

 

 

 

上映時間は、86分。
製作国は、イタリア。



 


2016年4月~5月に開催の<イタリア映画祭2016>にて本邦初上映。

2017年5月より開催の<Viva!イタリア Vol.3>にて上映。

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

特権、既得権益を手放せない、自分だけが可愛い、に固執する姿。

思いやりをどう心根から発揮できるか。

それとも、子供で変わるというのもイタリア人気質?

 

 

 

 

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