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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

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老いるを燃やせ!  『ロンドンゾンビ紀行』

2012年11月01日 00時00分21秒 | 映画(公開映画)
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第356回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」







『ロンドンゾンビ紀行』






試写で鑑賞。
マティアス・ハーネー監督作品だが、企画先行という感じ。
プレスによると、ハマーフィルムのフューチャーフィルムとして企画されたものらしい。

原題は『Cockneys VS Zombies』。
“コックニー”は、倫敦っ子のこと。
コックニー訛りと言われる独特の吃音じみた発音なんかも夢出て、ガイ・リッチー作品でなんかよく聞かれる。
つまり、倫敦野郎VSゾンビである。

ジョンブルとも言われるイギリス気質の訛りが強い版というかね。


ロンドン野郎と言ってしまうとどこか江戸っ子に通じる短気だが、妙な正義感の強さと身内愛、地元愛の強さが特徴かな。

タイトルにあるように、ロンドン紀行にもなっていて、ロンドンオリンピックの映像ではあまり見られなかった下町の変わりゆく風景が映し出される。






コンセプトだけで押し切る覚悟を持った、バカ正直なゾンビコメディ。

まっとうに評論すれば、足らないところは多々あれど、それを補う笑いと理解の数々。
このジャンルが好きなら、愛しさと儚さと心強さを感じるはず。


老いVSゾンビという視点に拍手。 ]















おまけ。
ネタバレ。
つまり、この作品におけるゾンビとは、過去からの亡霊でありながら、古き良き世界をお品が総塗装とする新しさという潮流という矛盾する二つの力を象徴している。
性者たちも行き詰まった若者と行き場を失った老人という二つの矛盾した存在が対抗するあたりで意識的だ。






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