子どもは大人に、大人は子どもになりたがる。 『スーパーバッド 童貞ウォーズ』

【俺は好きなんだよ】第２３３回は、『スーパーバッド　童貞ウォーズ』(2007)


原題は、『SUPERBAD』。
『極悪』なのかしら。


スタッフ。
監督：グレッグ・モットーラ
製作：ジャド・アパトー／ショーナ・ロバートソン
製作総指揮：エヴァン・ゴールドバーグ／セス・ローゲン
脚本：セス・ローゲン／エヴァン・ゴールドバーグ
撮影：ラス・オルソーブルック
プロダクションデザイン：クリス・スペルマン
衣装デザイン：デブラ・マクガイア
編集：ウィリアム・ケアー
音楽：ライル・ワークマン
　

出演。
ジョナ・ヒル
マイケル・セラ
クリストファー・ミンツ＝プラッセ
ビル・ヘイダー
セス・ローゲン
マーサ・マックアイサック
エマ・ストーン
アヴィヴァ ニコラ
ケヴィン・コリガン
エリカ・ヴィッティナ・フィリップス
ジョー・ヌネズ
ステイシー・エドワーズ
デヴィッド・クラムホルツ
マルセラ・レンツ＝ポープ


物語。
口だけは達者なオタク仲間セス、エバン、フォーゲルの童貞３人組は、未体験のＨのことで頭がいっぱいな高校生。
進路も決まり卒業間近となった彼らはある日、同級生の女の子からパーティーに誘われる。
しかし、セスは大見得を切って酒の買い出しも引き受けてしまうのだった。
それでもこれを童貞喪失の絶好のチャンスと思い込んだ３人は、酒をゲットするためあらゆる行動に出る。
そして、おかしな２人組の警官とのハチャメチャな連行劇や、他人のパーティーに紛れ込むなど様々なハプニングを経て何とか酒を手に入れ、ようやくパーティー会場に駆けつけたセスたちだが・・・。


　


高校卒業を間近に控えた冴えない童貞３人組が、パーティーに誘われたことを機にそれぞれ意中の女の子との初体験を目指して奮闘するさまを下ネタ満載で描いた青春コメディ。

セス・ローゲンの実際の体験を基に書かれた脚本をまさに甘酸っぱくもビターかつハッピーに仕上げたコメディ。
まさに、子どもから大人の階段を昇るのをエスカレーターで表現したシーンは胸を打ちます。

アメリカン青春コメディの佳作です。