水の探求

水の研究

逆浸透膜浄水方法の歴史

2012-04-13 11:54:25 | おいしい水
1950年代

逆浸透膜法(RO ※1)はフロリダ大学の C.E.Reid 教授らによって酢酸セルロースに半透膜が有る事を発見し提案する。(1953年)

1960年代
カリフォルニア大学のS.LoedとS.Sourirajan教授らによって、初めて非対称酢酸セルロースのRO膜が開発される。(1960年)

米国政府は海水淡水化プロジェクトに巨額の資金を投入。
5年間で7500万ドルもの投資を行う。当時の換算でおよそ270億円 
1ドル=360円 (1962年)
デュポン社が逆浸透膜浄水装置〝Pernasep"を開発する。
ポリアミド系中空糸タイプ(1967年)
米国にて海水淡水化プラントが移動し始める。(※2)



1970年代

住友金属工業(株)がROにより設備可動する。(1971年)
(財)造水促進センターがR.Oによる海水淡水化を開始する。(1974年)
英国豪華客船「クイーンエリザベスⅡ世号」がR.O浄水器を搭載する。(1975年)
合成複合膜(RO膜)開発される。非常に透水がよく現在のRO膜の基礎となっている。(1976年)
東洋紡績(株)が中空系のRO膜を開発する。(1978年)

1980年代

東レ(株)がスパイラルタイプのRO膜を開発する。(1980年)
英国、アルゼンチンのフォークランド島紛争では、ROメンブレンが大量に消費され、世界中のメンブレンが消えた。(1982年)
日本において家庭用RO浄水器が販売される。(1986年)
IOC(国際オリンピック委員会)がソウル五輪より導入する。(1988年)

1990年代

沖縄県北谷町に海水淡水化RO浄水場が完成する。一日4万トンの浄水能力で日本最大級。(1997年)
サウジアラビア(メジナ・ヤンブ)に世界最大のRO浄水場が完成する。一日12.8万トンの浄水能力がある。(1998年)



※1:ROとは Reverse.Osmosis の頭文字
※2:米国では将来淡水不足が起こる事が懸念される為、内務省に塩水局(OSW)を設置して、
海水を淡水化する研究を国家プロジェクトとして推進している。
蒸発法・多段式フラッシュ法・冷凍法・電気分解法・逆浸透膜法(RO法)等が考案され、
省エネルギー、省スペース、浄水時間等の高効率が評価され、ROシステムが選ばれる。
そして現在では一般的にもROシステムが主流となっている。

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