深夜発…北東北を駆け抜ける

【20100604】

今日から会社都合の三連休、予定通り青森へ…

0130起床、0230に出発、牛久阿見ICには0300着で平日深夜(00－04am)料金適用、つくばJCT～常磐道でいわきJCT～磐越道で郡山JCTとつないで東北道に入るルート。

常磐道友部SAで予定通り給油、これで中郷PAの7時開店を待たずに阿武隈高原SAで給油すれば計画通りと思ったが…なんと阿武隈高原SAの給油所に行くと4/1から営業時間が変更になり、7時開店の看板が…ここまで約150ｋｍ、この先14kmで郡山JCT、その先は安達太良SAか…脚の短いLCにとってはキツイところ。

郡山JCTの手前でフューエルゲージのLEDバーが最後の1本になり、給油のワーニングランプが点燈、JCTを過ぎた辺りでLEDバーが点滅を始めた(残量2.5L以下で点滅）安達太良SAまでは燃料計を見ながらのスロー走行。

早朝の場合はやはり北関東自動車道経由で早めに東北道に入った方が給油のポイントは多いので安心ではあるのだが、40km程遠回りになる。

出発準備の時、Wジャケットにするか3シーズンジャケットにインナー、或いは雨具で対応するか大分迷ったのだが、6月ということで後者に。
しかし北上するにつれ徐々に気温が下がり、磐越道では9℃、防寒に雨具の上を重ね着する。

走行している内に暗かった空も白んでくる。PAで小腹を満たしたり、明日利用する村田JCTの辺りをチェックしたりしていると仙台宮木ICと泉IC間で東北自動車道中間地点の340kmポストを通過、後半分か…





と考えながら燃費を気にしつつ法定＋αで走行していると、4トントラックの後ろに90km/h程で走るクラウンに追いついた。
瞬間ゴーストが囁く…注意しろ!、様子を窺うと後方3面はスモークガラス、でもコーナーでオンザレールじゃなくて走行車線からはみ出しながら曲がっていく?

丁度前後の車が途切れた所で他の車を先行させる状況でもないし…暫く観察してから追い越し車線に出て併走、車内を窺うと…当ったり～覆面だった。
じゃあのコーナーリングは演技か？だとすると芸が細かいなぁ～しかし水色の制服だがメットを被っていないのはお勤めを済ませて帰還途中か？などと考えているとスッと左に寄って次のICで降りていった。

紫波の先で500kmポスト、安代JCTで東北道は左に大きくカーブを切り、八戸自動車道が主線であるかのような印象、昔は東北道しかなかったのだが。

岩木山の綺麗に見える東北道最後のSAで天気予報をチェックすると気温が低く夜は雨の可能性あり。今日は早出で殆ど寝ていないし明日も500km程走るので小川原湖のキャンプは止めて予備情報で抑えていた宿に電話を入れて予約を取った。



黒石ICを1100に出る、青森ICまでは後40km、まだ自走での北海道行きは可能と思った次第。R102に入った所で給油、飯時なのでどこかに美味い店はと聞くと酸ヶ湯温泉の蕎麦屋は美味いという。丁度酸ヶ湯温泉には入るつもりだったのでそのまま酸ヶ湯を目指す。





途中写真を撮りながら酸ヶ湯温泉には1200前に到着、腹が減っているので先ずは鬼面庵で八甲田山菜蕎麦を食す。



その後、酸ヶ湯温泉ひば千人風呂(混浴)に。熱い浴槽と四分六分という温めの浴槽があったが実際は何故か四分六分の方が熱かった。浴槽の半分に男が固まり、残り半分はがら空きだったのでそちらに行って浸かると周囲からの視線を感じ、表示を良く見たらそちら半分は女性用の場所だった。充分に硫黄泉で身に付けている銀のアクセサリーは変色、後々まで硫黄の匂いが鼻についた。







温泉の周囲には残雪が





温まった身体には低めの気温は心地良い、十和田ゴールドラインは車もまばら、綺麗な景色を見ながらのワインディングを堪能しつつ七戸へ。睡蓮沼の近くには水芭蕉の群生地も







七戸から小川原湖は近いというイメージだったが以外に時間が掛かる







道の駅おがわらで今日のメイン？シジミラーメンを食す。2度目の昼飯？何だか今回は腹が減る。
塩味でシジミの味が堪能出来るが、麺を食べようとするとシジミの貝がらが一緒に絡んできて食べにくい。先にシジミを攻めて殻を処理してから麺を…





K8から米軍通信施設の裏を湖岸沿いに宿に向かうショートカットもあるが(翌日走行）、今日は素泊り、途中のスーパーで食材を仕入れる都合もあり、市内を回ってから三沢市民の森やすらぎ荘着1500。
価格(入湯税込み3,150円）の割には部屋も綺麗、布団もしっかりと良いものが備えてあり寝るだけなら充分、宿には温泉センターが併設されている。肌がヌルヌルになるのでアルカリ泉か、のんびりと湯に浸かり早めに就寝。





【20100605】

0600出発、湖岸沿いを走り、再度三沢の市街を抜けて海岸沿いR338に抜けるが、靄が掛かり肌寒い。おいらせ町で気まぐれに日本一大きい？という自由の女神像を見たあとR45を南下。この頃から晴れて気持ちが良い。



実際R45は海岸沿いというより内陸寄りを走るので海はずっと見える訳ではないが、新緑の中、ワインディングを楽しむという走りが好きなら楽しめる道だ。

天気も上々、順調に宮古に着いたので、一寸寄り道、歩くのが面倒でいつも素通りしていた浄土が浜へ。往復20～30分、散策してみた。



折角の昼食、海鮮が食べたい…と飛び込んだ磯よし四十八店は久し振りに当り、ホタテが甘く、めかぶのたっぷり入った味噌汁共々中々美味しかった。この後ソフトクリームをデザートに追加した。



途中無料の三陸自動車道も走りながら大船渡に向かうが空の様子が怪しい、大船渡から三陸自動車道に入った頃からポツポツと降り出し、やがて本降りに。道路の警告板を見ると大船渡は大雨洪水注意報が発令されていると！

暫くはそのまま走るが諦めて高架線の下の僅かに雨を凌げる路肩に止めて雨具を着ける。30分も走っているとブーツの中は雨でぐっしょり、アーア。

気仙沼までR45で南下、R284で一関ICに向かう。途中良さそうなスーパーを幾つか見掛けたが雨で止まるのが面倒で結局一関市内のCoopに滑り込む。
此処からキャンプ場に電話して予約、キャンプの食材を仕込むがどうも買い過ぎてしまうなぁ～

一関ICから東北道に上がり仙台を目指すと雨が小降りになり太陽も見えてきた。先ほどキャンプ場に電話をした時は曇、雨は降っていないと言っていたが…

村田JCTから山県道に入り、宮城川崎ICを出て、今日の宿泊地エコキャンプみちのく到着1720。チェックインを済ませたら冷えた身体を温めたくて温泉棟に直行、温泉代込みでの利用料は数百円と只みたいなもの。

温泉棟の内風呂と露天風呂とを隔てるガラス戸がセッていて一旦締めると開かない。露天から戻ろうとしてウィトルウィウス的人体図のような格好で戸をこじ開けようとするのが続出、一寸笑ってしまった。



外はまた雨が…風呂に入った後にまた濡れた靴下やカッパを着るのはセツナイなぁ～

身体を温め、硫黄の匂いを少しだけ軽くした後、フリーサイトに向かう。がら空きを予想していたが6分位は埋まっていた。バイクは私独りだけ～まっ良いか。

適当に空いてる場所に設営、ワンマンテントなので畳み一畳程、どうにでもなる。一関で仕入れた焼き鳥(牛タンもあったが余り美味そうではなかったのでパス)、ベーコンブロック、お稲荷さん、三色サラダ、コーヒー2杯…他にもオニギリやサラミ、パン、スープ、ヨーグルト、チョコレート…我ながら良く食べるは！



後ろにファミキャンが居て大きなガスランタンを突けておりちと眩しい。2100過ぎまでは我慢、眠くなりテントに潜り込むと気を使ってくれたようで大きい方を消してくれた。
他のキャンパーも大声で話すでも無く、子供も大勢居たが2100過ぎには静かになり、この時期のキャンパーは夏場に真夜中まで騒ぐアホキャンパーよりずっとスマートでマナーが良い。

入口を開け、満天の星空をみてからシュラフに潜り込むと程無くコトンと眠りに落ちた。



【20100606】

昨夜は夜中に一度目を覚ましただけで朝まで熟睡。0500、空が白んできたが靄があり陽射しは弱い。








0530に起き出して食事、パンにチーズにスープにコーヒー、良く腹が減る。0700頃から陽が差してきたので1時間程かけて昨日濡れた物を干しテントを乾かしならがのんびり撤収。段々暑くなってきた。一ヶ所温泉を回ってから帰ろうかとも考えていたが、今日は気温が高くて温泉気分じゃない、ということで早めに帰宅と決め、宮城川崎ICから入って一気走りで1340帰宅。



3日間合計1,622km、入庫時のOdoは99,081km

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