もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「鴨川ホルモー、ワンスモア」 見てきました

2024-05-12 00:50:30 | お芝居
ニッポン放送開局70周年記念公演 「鴨川ホルモー、ワンスモア」 サンシャイン劇場 2024.04.25 19:00~

ヨーロッパ企画の上田さんの脚本・演出で、万城目さんの「鴨川ホルモー」を舞台化。
上田さんと聞いて、チケットをゲット。ヨーロッパ企画の面々も出るし・・・と。


万城目さんの小説は読んだことがなかったんだけど、とても興味があって、
とはいえ、最近私は読書ができない体質になってしまいまして(もう歳なんです~)
ただ、「鴨川ホルモー」にはめちゃくちゃ興味がわいて、私にしては珍しく予習を。。。
そう、映画を事前に見たんです。すごく面白かった。。。
芦名星さんが出てたのが、胸にぎゅっときてしまいましたが。

ということで、あの世界観をどうやって舞台化するんだろう。
映像ならできることも、、、舞台だよね。ホルモーの場面はやっぱり映像だよね~なんて
想いながら楽しみに向かいました。

いやあ、めちゃくちゃ面白かったし、楽しかったし、さすが上田さんだと感動でした。


さて、話の内容ですが
「2浪したのち京大に入学した安倍が、怪しい先輩の誘いと早良さんへの
一目ぼれに任せて入った「京大青竜会」なるサークルは、
千年の昔から脈々と続く謎の競技「ホルモー」をするサークルだった。
当惑とときめき、疑いつつ練習、そしてこの世ならざる「奴ら」との
邂逅。俺たちが開けたのはなんの扉だったろうか。世界の謎よりも魅惑
的な彼女の鼻、そして押し寄せるリグレット。すべては思い返せば喜劇。
鴨川ホルモー、叶うならワンスモア。」(公式より)

セットがなかなかよかった。。。鴨川の河川敷があって、、、なかなかの傾斜だったよね。
それが左右に分かれて移動すると、安倍の部屋になって。
土手の上が居酒屋「べろべろばあ」にもなるという。

ストーリーテラーのような形のべろべろばあ店長(中川さん)が前説のような形で、登場。
そこから舞台が始まる。
鴨川の河川敷にキャストが集まり、何かを見て盛り上がっている。。。そしてオープニング。

安倍(中川大輔さん)は京都大学に二浪して入学。同じく新入生の高村(鳥越裕貴さん)といるとことに、菅原(う大さん)、清原(石田さん)、大江(片桐美穂さん)から
「京大青竜会」というサークルのビラをもらい、勧誘される。そして新歓コンパへ誘われる。
とりあえず、コンパにはいってみようと会場の居酒屋「べろべろばあ」に行くと、そこで同じく新入生の早良京子(八木莉可子さん)に一目ぼれし、「京大青竜会」に入ることとする。
同じ同期として、芦屋(佐藤寛太さん)、松永(男ブラの平井さん)、楠木(清宮レイさん)、紀野(藤松祥子さん)と坂上(ヒロシエリ)さんのコンビ、双子の三好兄弟(角田さんと男ブラの浦井さん)がいた。

安倍と高村は安倍の部屋で、「京大青竜会」について話したり仲良くなっている。ある日、京子と町で会った安倍、遅くなった京子に自転車を貸すからと下宿まで連れてきたが、そのまま京子は安倍の家で寝てしまう。そんな日々をすごしていると。

夏のある日、安倍たちは先輩から吉田神社に集められる。そこで初めて「京大青竜会」がなんであるかを知らされる。「ホルモー」という1チーム10人で行う競技をする団体で、その「ホルモー」とは、鬼や式神たちを鬼語で動かし、相手と戦うものだった。京都には、立命館大学の白虎隊、京都産業大学の玄武組、龍谷大学のフェニックス、そして京都大学の青竜会と4チームあり、対抗戦を行っているとのことだ。ちょうど10人の同期たち、鬼語を練習する訓練が始まる。途中抜けようとする者がでたりするが、何とか10人ともそのまま参加することとなる。
いよいよ安倍たちのホルモー初戦。京大はいい感じであったが、高村の失策で負けてしまう。高村は「ホルモー」と叫び、、、次に現れたときはちょんまげ姿だった。

菅原たちは引退し、いよいよ安倍たちの代に引き継がれる。
安倍と高村は安倍の部屋にいる。が、そこで安倍は、自分が想いを寄せていた京子が、芦屋と付き合っていることを聞かされる。芦屋は高校時代の彼女の山吹巴(日下七海さん)と付き合っていたが、彼女と別れて京子と付き合っていたようだ。山吹は京大に落ちて浪人した末に、同志社大学に入学した。
楠木は引っ込み思案な性格だが、安倍に好意をもっていた。その楠木のことを松永は好きであった。松永は楠木をバイクでデートに誘うが、なかなか気持ちが伝わらない。
また、双子の三好兄弟は、大江先輩に好意を持っていて、お互いライバル視していた。
安倍が部屋にいると京子がやってきた。京子は芦屋が元カノの山吹といるところを目撃し、ショックを受けて安倍のところにやってきたのだった。そこでまた京子は眠ってしまう。
その寝顔を見て、京子の鼻の形が好きだった安倍はその鼻をさわろうとしてしまう。そのとき目を覚ました京子はびっくりして安倍のことを殴り出て行ってしまう。その後、芦屋が安倍のところにやってきて、安倍のことをボコボコにしてしまう。
同じころ、松永は楠木に振られ、また三好兄弟も大江先輩にふられてしまう。

安倍は菅原に「京大青竜会」をやめたいと話す。芦屋とは一緒にやっていけないと。しかし、代替わりして契約したのでもう抜けることはできないと諭される。
すると大江が、第十七条を使えばいいのではと言いだす。十七条とは「京大青竜会」を2チームにわけて「ホルモー」を行うことだった。他の大学も同じように2チームずつにすることが必要である。
まずは、安倍が5人を集めないといけない。芦屋が仕切っている「京大青竜会」からあと4人引き抜かなければいけない。高村は安倍の陣営。あと3人は三好兄弟と楠木も入ってくれた。
三好兄弟も芦屋をよく思ってなかったらしい。

一方芦屋に振られた山吹は、芦屋への復讐を考えていた。そこに「べろべろばあ」の店長が、昔は同志社大も参加していたのだと話し、とっておいた同志社大黄龍陣の黄色い着物を渡す。山吹は着替えて参加することとする。

「十七条ホルモー」が始まる。安倍たちの京大ブルースは勝ち進み、決勝は芦屋たちの京大神選組と。戦いは最初は芦屋たちが優勢。というのは、ブルースで一番戦力になっていた楠木がこの日はコンタクトの上から眼鏡をかけていて、よく見えなくて不調だったから。楠木は安倍のことが好きだったので、ちょっとコンタクトにしてみたが恥ずかしかったので、その上から眼鏡をかけていたからだった。
そこに、突然山吹が乱入してくるが、まったく勝負ができず、撤収させられる。
楠木は眼鏡をはずし、いつものペースに戻って、安倍たちブルースが勝利を収めた。

翌年、安倍たちが鴨川の河川敷に座っている。京大は新入生が入ってくる。安倍たちはビラを手にして、新人勧誘に出かけようとする。


この日は、おまけトークショーがあって、ゲストが、バイク川崎バイクさんでした。
前日がチョコプラだったと聞いて、ちょっとがっかりしたのは内緒です。(チョコプラ大好きなもんで・・・)

で、彼もトークショーで言ってたんですが、最初と最後のシーンが、鴨川の河川敷での新人勧誘に出かける場面で、
同じシーンを繰り返したのがとてもよかった。。。と。
私もまったく同じことを思いました。そう、最初は??という感じで始まり、そこからホルモーの説明とか、そういう風に話が始まって、
どういうものかがわかってから、代替わりした面々が、同じように新人勧誘にでかけるところで終わる。
話の内容がわかってから、もう一度同じシーンをみるというのが、なんか腑に落ちたというか、すっきりした感じで、とてもよかったです。
さすが上田さんの構成だと思いました~

映画版のオニたちのビジュアルが可愛くて、今回もその子たちが、プロジェクションマッピングで暴れまわってるのを見て
すごい感動でした。今や、プロジェクションマッピングを使えば、映画とおなじような感じでもできちゃうんですね。


ホルモーというよくわからない(笑い)100年も続くゲームの話が真ん中にはあるけど、
基本的に青春群像劇で、恋愛の描写も多かったりで、ちょっと微笑ましい感じがね。。。

で、どのキャストにもちゃんとスポットが当たるように作ってあるので、いろんな人に入り込めて楽しかった。
見に来てよかったなぁ
ホントに楽しい芝居でした。

私は若手キャストはほとんど知らなかったのですが、人気がある方たちみたいで、その方たちのファンが多かったようでしたよ。
それと、男性ブランコのファンの方もけっこう多い印象を受けました。



さて、主なキャストの感想。

メインのキャストの方も、なかなかよかったのですが、
一番印象に残ったのが、
双子の三好兄弟(角田さんと男ブラの浦井さん)
いやあ、似てる!似てる!どっちも別々で見てたときはそんな思わなかったのに、めっちゃ似てる。そこに感動。
シンクロしてるし(笑い)、同じ人好きになるし、、、


それから紀野さん役の藤松祥子さん。
この前の「切り裂かないけど攫いはするジャック」にも出てたし、ねもしゅーさんの舞台にも出てて、
はつらつとした演技のイメージだったけど、今回もめっちゃ元気な女子学生さんでした。


主演の安倍の中川大輔さん
私は初めて拝見の方。もしかしたら、テレビとかで見てるかもだけど。。。
安倍は映画のイメージが強い役ではあったけど、、、舞台版の安倍でしたね。すごくはまってました。
シュッとした姿だから、普段はかっこいい役やってるんだろうけど、この安倍の情けなさ、振り回されっぷりがよかったです。
でも、芯はある学生さんを楽しそうに演じてましたね。


早良京子の八木莉可子さん
初めてみた方なんですけど、初舞台とかで、でも、雰囲気でてましたよね。映画の芦名星さんとはちょっと違った感じではあったけど、
こっちの京子さんの方が好きかも。芦屋に振り回されて、で安倍を振り回して、、、罪だわ~


高村の鳥越裕貴さん
彼は「あいつが上手で下手が僕で」に出てた方ですよね。それと、「リバー」にも出てましたね。
うん、ちょんまげが似合ってた(笑い)なかなかなアホさ加減の高村にピッタリだったです。


楠木の清宮レイさん
すごくよかったです。乃木坂の方なんですね。安倍に気持ちを伝えるところとかよかったし、ホルモーでは大活躍だし、、、
映画版ではちょっとコミュ障気味だったけど、めっちゃ可愛い楠木でした。


松永の男ブラの平井さん
楠木のことがあんなに好きなのに、、、相手にされず、振られてしまって、叫んでる姿がおかしかったです。。
あのシーンは、いつまででもやってていいそうで(上田さんに言われたと、おまけトークで言ってました)


京大青竜会前会長のう大さんと、龍谷大のユウスケさんのかもめんたるのお二人
う大さんはそのまんまだった。演技してないんじゃないかってくらい、素の感じでした。
ユウスケさんは女装。。。笑っちゃった。


ヨーロッパ企画の面々
とくに居酒屋店長の中川さん、大活躍。
まさかの歌まで披露とは(笑い)さだまさしさんから山崎まさよしさんまで。。。
開演前のアナウンスから、ホントにお疲れさまでした。
あと、酒井さんが相変わらず小道具を作ってるのがおかしかったし、ホルモーの実況もよかったです。


ホルモー語、、、面白いしはまりそうだけど、難しい。
「げろんちょりー」しかわからんかったです。

でも、映画版を見ていってよかったなと。いきなりゼロからのスタートだと、ここまで楽しめたかわからなかったです。
まあ、ヨーロッパ企画っぽい演出だから、それなりに楽しめたとは思うけど。


ヨーロッパ企画は、秋に本公演があるので、また楽しみに見に行きたいと思います。


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