というわけで、今回は僕がこの考察で最初に述べた「巨人の野球はある意味ものすごく面白い」という部分を、皆さんのコメント(斜体字)をご紹介しながら突っ込んで考えてみたいと思います。
ここまでの論旨をまとめるならば…
1.スポーツ競技としての巨人の野球はつまらない。なぜなら野球の醍醐味である走・攻・守のバランスという要素をあまりに無視しているから。
2.しかしある意味、他の11球団に比べてものすごく個性的で結構面白いんじゃないか?
3.なぜ素直に応援できないかと言えばチーム作りの過程に問題がありすぎるんだ。
4.その元凶はナベツネとジャイアンツのフロントにあり、その強引な手法はプロ野球人気の衰退を推し進める結果しか出していない。
ここでは「3」や「4」についての考察ももう少し深めましょうか。
まず「阪神優勝、巨人最下位」 という非常に思い切った(笑)タイトルのBLOGを立ち上げておられるサウスポーあさちゃん様の、TBいただいた記事をとりあげて引用させていただきます。
マーティ・キーナートさんが言っていたと思うのですが、「日本の野球ファンは、讀賣ジャイアンツファンしかいない。ジャイアンツが好きなファンとジャイアンツが嫌いなアンチ・ファンと」ということで、日本のプロ野球自体が讀賣新聞の経営戦略の中に組み込まれてきた経緯にあり、いびつな構造になっているのです。
僕は勉強不足でこのマーティーさんについてはよく存じ上げないのですが、この指摘は一昔前の日本のプロ野球ファンの分布状況を的確に述べております。
「巨人ファンがほとんどなんだから、巨人が勝ちさえすれば手段を選ばずともプロ野球は発展する」
おそらく読売巨人軍のフロントはそのように甘く考えていたのでしょう。
しかし結果はそうではなかった。
「江川問題」のあたりから巨人軍の強引なやり方に巨人ファン自らが異論を唱えだしました。
(ちなみにこの「江川問題」の事後処理で力を発揮した人物こそが現在の読売ジャイアンツ代表・三山秀昭氏だそうです)
そして素人フロントと長嶋氏のカンピューター采配などで必ずしも磐石な強さを発揮できなかった巨人軍のあせりは、より強引でなりふり構わない補強を推し進める原動力となり、周囲の反感だけがますます増幅する結果となりました。
ふたたびサウスポーあさちゃん様の記事に戻りましょう。
「巨人が大勝ちしている試合はつまらん!」
「巨人が大負けしている試合は面白いが、せりあって負ける方がもっと面白い。サヨナラ負けなんて最高!」
ってところでしょうか。
ここで「巨人軍の野球はある意味ものすごく面白い」という僕が導いた結論の中身が見えたことでしょう。
そう、現在の読売巨人軍はプロ野球界の「悪代官」として存在意義があり、そのチームが敗れることは心の底から面白いのです。
皆様のコメントをご紹介しましょう。
あるべき姿とは思いませんが (nota)
他球団ファンから見れば、憎しみを一手に引き受ける対象であればあるほど巨人戦は面白くなると思います。
対極となるような野球を相手チームが見せてくれればなおさらです。
一方巨人ファンや所属する選手自身は複雑な思いがあることでしょう。
なぜならチームは強くても、その強くなってゆく過程をファンはあまり共有できそうにないと思うからです。
その通りです。
「過程」は本当に大事なのですよ。
これは小谷隆様の
「マジメにぼやいてみよう」の記事に対して僕書かせて頂いたコメントからの抜粋に筆を加えたものです。
やはり結果も大事ですが、過程はそれ以上に大事ですよ。
とくに我々日本人にとっての野球というのはその過程をとても大切にする傾向がつよい。
これは高校野球がいまだに教育の一環と捉えられていることも一つの要因だと思います。(←賛否両論は置いといて)
「江夏の21球」
「ロッテ・村田兆治 奇跡の復活」
「88.10.19 近鉄バファローズの無念」
「オリックス小林、オマリーへの14球」
「タイガース、万年Bクラスからの脱出と優勝」
「ロッテ・黒木 復活への道」
これらが伝説として語り継がれるのはそこに実のある「過程」があるからこそなのです。
清原がジャイアンツにおいて熱狂的に支持されるのも、西武入団のエピソードから始まる、彼のプロ野球人生という「過程」があるからこそなのです。
仮に実のある結果があったとしても、その過程が胸を張れないものならば、ファンは素直に楽しめない。むしろ反発する。
エンターティメントとしての野球とはそういうものではないでしょうか。
では当BLOGの名物記事「甲子園のレッツゴー三匹」の発案者でもある「rokkoUOroshi -Tigers blog-」のかきぴー様のコメントを見てみましょう。
あれはあれで、ありなのでしょう。 (かきぴー)
巨人もとい、讀賣は一手に「ヒール」役を担ってるんですよね。プロレスだって、ヒールがいるから面白い。
勧善懲悪が楽しいのは世界共通です。
多分仙ちゃんが金にあかして選手を集めたとしても、ここまで言われない。360度悪人面のナベツネが牛耳るからここまで言われるのでは?
で、ここまでスター選手を集めても、ぶっちぎりの首位になんか全然なれてないあたりがまた面白い。
レアルマドリードだってあれだけの選手を集めても、常勝軍団ではない。
スポーツというものを考えるときに興味深いデータを採取できるプロトタイプとして、讀賣という球団は、存在理由があるのではないだろうか?
対戦するバッテリーだって、次から次へと出てくる4番打者相手にどう攻めていくかという、すごい修行の場を得られるわけだし、やっぱ必要悪です。
この「必要悪」という言葉は萬興味津々堂の「ぶろぐ」 の鳥夫様も使っておられます。
また広島ファン、「目指せ!シナリオライター!!」のしなたま様もアンチ巨人だが、強くあってもらわないと面白くない。あれだけすごい選手がいっぱいいるのにチームとしての魅力が巨人にはないといった趣旨のコメントを残しておられます。
かきぴー様がおっしゃる「ヒール役」という考え方はまさにその通り。
しかし、問題はプロレスのヒール役はあくまで「役」であり、「演じている」という大前提があるということ。
それが「演技」ではなく「事実」になってしまうと本当に「ヒール」・「悪」になってしまい、「勧善懲悪」になってしまうという…これはいただけないでしょう。
いったい誰にとっていただけないのかというと、他ならぬ巨人ファンの皆様にとっていただけないのです!
いまだに日本国民の大多数が支持する読売ジャイアンツ。
その支持の理由はさまざまでしょう。
「強いから」
「テレビでやってるから」
「家族が巨人ファンだから」
「清原が好きだから」
「昔、乱闘で堀内ピッチングコーチが味方に殴られていたから(笑)」
しかし、大多数の方が「ヒールだから」という理由は挙げないでしょう。挙げたとしてもごく少数派のはずです。(プロレスにはヒール役のファンも多いでしょうが…)
こちらの「巨人ファンじゃ悪いのか!」と題されたdgallery様の記事を是非ごらんください。
このあえぐような巨人ファンの悲痛な叫び声と、けなげに巨人を愛する気持ちがナベツネには届いているのでしょうか?
巨人ファンの方々だって立派なプロ野球ファンとしての仲間なんです。
しかし、ここまで追い込まれてしまっている現在の巨人ファンの皆様の状況。
「巨人ファン」と公言することすら「常識を疑われかねない」という理由ではばかられる悲しすぎる現状…。
「巨人のフロントは、巨人ファンが堂々と胸を張って応援できる組織づくりを本気で目指してください!」
結局僕が言いたかったことは最初からこういうことです。
巨人軍の選手の一人一人はもう必死に頑張っています。
しかし、勝ったら勝ったで「どうせ巨人は…」。負けたら負けたで「なんで巨人は…」といわれ続ける厳しい現実。
本当にその連続。
10年以上続く途切れることのない連鎖。
だからこそ巨人軍の人気は落ちてきているのです。
巨人軍のフロントの皆様。
「我々は常勝を宿命とされた軍団」という呪縛からどうか解き放たれてください。
そりゃ、僕だって阪神が常勝軍団になればうれしいですよ。
でも、その過程はやっぱり大事ですよ。
で、今後のプロ野球の制度のあり方について、ナベツネ暴言集でご紹介した「悪魔の野球」のなかにヤクルト・古田選手のある提言(「古田式」(太田出版)からの引用)が紹介されています。
仮に高校を卒業して18歳で入団して、25歳になったら好きなチームに行けるシステムがあれば、とりあえず入ろうと思うんですよ。そこで自分に価値をつければいい。
そうなるとチーム間の力は均等化されるんです。それを嫌っている。今の野球界は。
要するにドラフトの逆指名(自由獲得枠)はいらない。FA期間を短くすればFA選手が大勢でてきて、どのチームも獲得可能になる。獲られても補充できる。プロ野球は活性化すると…。
まあ、賛否両論はあるでしょうがひとつのプロ野球改革案としては興味深いものがありますね。
誰もが納得のルールの中で強いチームを作り、そして勝利を目指す。そのことに対する努力は誰もが怠らない。
その末に勝ち取った1度の優勝は、金と権力で勝ち取った10回の優勝より何倍も価値があると思います。
僕も阪神ファンとして、巨人には「憎らしいくらいに強く」あって欲しい。
だってライバルは強いほうが面白いじゃないですか。
しかし現在の巨人はといえば「強いといえばまあ強いし、“憎らしい”ではなく本気でフロントが憎い」というよくわからない状態。
僕だって子供の頃はジャイアンツ・ファンでした。
子供たちが胸を張って応援できるチームを、どうか読売は本気になって目指してください。
では締めくくりとしてこちらのコメントをご紹介させていただきます。
たしかに (猛虎襲来)
巨人の金に任せたフロントの方針というのは、おおよそ賛同はできないのですが、自分の所の金なんだから自由に使って何が悪い?・・と言われると、反論しようがありません。
巨人が正しいor間違っているかは、巨人ファンがフロントに対する審判として下していくべきでしょう。正しいと思えば巨人ファンを続けるでしょうし、間違っていると感じれば、ファンを辞める事になるのではないでしょうか。
史上最強打線で打ちまくって巨人ファンが増えたのなら”巨人は正しい”と言う事だと思います。ただ、もし史上最強打線の為に、ファンが減ったとしたら・・・結果的にテレビの視聴率など、経営面でも悪い影響をこうむる訳ですし・・・そうなった場合一番後悔するのはフロントでしょう。
というわけで次回は最近のプロ野球をつまらなくしているともっぱら噂される「飛ぶボール」について、皆様のコメントとともに考察してみたいと思います。
乱筆乱文で申し訳ありませんが、もう少々お付き合いください!
第1回
第2回
第3回(ナベツネ暴言集)
第4回(ナベツネ暴言集その2)
第5回
飛ぶボール反対論
ここまでの論旨をまとめるならば…
1.スポーツ競技としての巨人の野球はつまらない。なぜなら野球の醍醐味である走・攻・守のバランスという要素をあまりに無視しているから。
2.しかしある意味、他の11球団に比べてものすごく個性的で結構面白いんじゃないか?
3.なぜ素直に応援できないかと言えばチーム作りの過程に問題がありすぎるんだ。
4.その元凶はナベツネとジャイアンツのフロントにあり、その強引な手法はプロ野球人気の衰退を推し進める結果しか出していない。
ここでは「3」や「4」についての考察ももう少し深めましょうか。
まず「阪神優勝、巨人最下位」 という非常に思い切った(笑)タイトルのBLOGを立ち上げておられるサウスポーあさちゃん様の、TBいただいた記事をとりあげて引用させていただきます。
マーティ・キーナートさんが言っていたと思うのですが、「日本の野球ファンは、讀賣ジャイアンツファンしかいない。ジャイアンツが好きなファンとジャイアンツが嫌いなアンチ・ファンと」ということで、日本のプロ野球自体が讀賣新聞の経営戦略の中に組み込まれてきた経緯にあり、いびつな構造になっているのです。
僕は勉強不足でこのマーティーさんについてはよく存じ上げないのですが、この指摘は一昔前の日本のプロ野球ファンの分布状況を的確に述べております。
「巨人ファンがほとんどなんだから、巨人が勝ちさえすれば手段を選ばずともプロ野球は発展する」
おそらく読売巨人軍のフロントはそのように甘く考えていたのでしょう。
しかし結果はそうではなかった。
「江川問題」のあたりから巨人軍の強引なやり方に巨人ファン自らが異論を唱えだしました。
(ちなみにこの「江川問題」の事後処理で力を発揮した人物こそが現在の読売ジャイアンツ代表・三山秀昭氏だそうです)
そして素人フロントと長嶋氏のカンピューター采配などで必ずしも磐石な強さを発揮できなかった巨人軍のあせりは、より強引でなりふり構わない補強を推し進める原動力となり、周囲の反感だけがますます増幅する結果となりました。
ふたたびサウスポーあさちゃん様の記事に戻りましょう。
「巨人が大勝ちしている試合はつまらん!」
「巨人が大負けしている試合は面白いが、せりあって負ける方がもっと面白い。サヨナラ負けなんて最高!」
ってところでしょうか。
ここで「巨人軍の野球はある意味ものすごく面白い」という僕が導いた結論の中身が見えたことでしょう。
そう、現在の読売巨人軍はプロ野球界の「悪代官」として存在意義があり、そのチームが敗れることは心の底から面白いのです。
皆様のコメントをご紹介しましょう。
あるべき姿とは思いませんが (nota)
他球団ファンから見れば、憎しみを一手に引き受ける対象であればあるほど巨人戦は面白くなると思います。
対極となるような野球を相手チームが見せてくれればなおさらです。
一方巨人ファンや所属する選手自身は複雑な思いがあることでしょう。
なぜならチームは強くても、その強くなってゆく過程をファンはあまり共有できそうにないと思うからです。
その通りです。
「過程」は本当に大事なのですよ。
これは小谷隆様の
「マジメにぼやいてみよう」の記事に対して僕書かせて頂いたコメントからの抜粋に筆を加えたものです。
やはり結果も大事ですが、過程はそれ以上に大事ですよ。
とくに我々日本人にとっての野球というのはその過程をとても大切にする傾向がつよい。
これは高校野球がいまだに教育の一環と捉えられていることも一つの要因だと思います。(←賛否両論は置いといて)
「江夏の21球」
「ロッテ・村田兆治 奇跡の復活」
「88.10.19 近鉄バファローズの無念」
「オリックス小林、オマリーへの14球」
「タイガース、万年Bクラスからの脱出と優勝」
「ロッテ・黒木 復活への道」
これらが伝説として語り継がれるのはそこに実のある「過程」があるからこそなのです。
清原がジャイアンツにおいて熱狂的に支持されるのも、西武入団のエピソードから始まる、彼のプロ野球人生という「過程」があるからこそなのです。
仮に実のある結果があったとしても、その過程が胸を張れないものならば、ファンは素直に楽しめない。むしろ反発する。
エンターティメントとしての野球とはそういうものではないでしょうか。
では当BLOGの名物記事「甲子園のレッツゴー三匹」の発案者でもある「rokkoUOroshi -Tigers blog-」のかきぴー様のコメントを見てみましょう。
あれはあれで、ありなのでしょう。 (かきぴー)
巨人もとい、讀賣は一手に「ヒール」役を担ってるんですよね。プロレスだって、ヒールがいるから面白い。
勧善懲悪が楽しいのは世界共通です。
多分仙ちゃんが金にあかして選手を集めたとしても、ここまで言われない。360度悪人面のナベツネが牛耳るからここまで言われるのでは?
で、ここまでスター選手を集めても、ぶっちぎりの首位になんか全然なれてないあたりがまた面白い。
レアルマドリードだってあれだけの選手を集めても、常勝軍団ではない。
スポーツというものを考えるときに興味深いデータを採取できるプロトタイプとして、讀賣という球団は、存在理由があるのではないだろうか?
対戦するバッテリーだって、次から次へと出てくる4番打者相手にどう攻めていくかという、すごい修行の場を得られるわけだし、やっぱ必要悪です。
この「必要悪」という言葉は萬興味津々堂の「ぶろぐ」 の鳥夫様も使っておられます。
また広島ファン、「目指せ!シナリオライター!!」のしなたま様もアンチ巨人だが、強くあってもらわないと面白くない。あれだけすごい選手がいっぱいいるのにチームとしての魅力が巨人にはないといった趣旨のコメントを残しておられます。
かきぴー様がおっしゃる「ヒール役」という考え方はまさにその通り。
しかし、問題はプロレスのヒール役はあくまで「役」であり、「演じている」という大前提があるということ。
それが「演技」ではなく「事実」になってしまうと本当に「ヒール」・「悪」になってしまい、「勧善懲悪」になってしまうという…これはいただけないでしょう。
いったい誰にとっていただけないのかというと、他ならぬ巨人ファンの皆様にとっていただけないのです!
いまだに日本国民の大多数が支持する読売ジャイアンツ。
その支持の理由はさまざまでしょう。
「強いから」
「テレビでやってるから」
「家族が巨人ファンだから」
「清原が好きだから」
「昔、乱闘で堀内ピッチングコーチが味方に殴られていたから(笑)」
しかし、大多数の方が「ヒールだから」という理由は挙げないでしょう。挙げたとしてもごく少数派のはずです。(プロレスにはヒール役のファンも多いでしょうが…)
こちらの「巨人ファンじゃ悪いのか!」と題されたdgallery様の記事を是非ごらんください。
このあえぐような巨人ファンの悲痛な叫び声と、けなげに巨人を愛する気持ちがナベツネには届いているのでしょうか?
巨人ファンの方々だって立派なプロ野球ファンとしての仲間なんです。
しかし、ここまで追い込まれてしまっている現在の巨人ファンの皆様の状況。
「巨人ファン」と公言することすら「常識を疑われかねない」という理由ではばかられる悲しすぎる現状…。
「巨人のフロントは、巨人ファンが堂々と胸を張って応援できる組織づくりを本気で目指してください!」
結局僕が言いたかったことは最初からこういうことです。
巨人軍の選手の一人一人はもう必死に頑張っています。
しかし、勝ったら勝ったで「どうせ巨人は…」。負けたら負けたで「なんで巨人は…」といわれ続ける厳しい現実。
本当にその連続。
10年以上続く途切れることのない連鎖。
だからこそ巨人軍の人気は落ちてきているのです。
巨人軍のフロントの皆様。
「我々は常勝を宿命とされた軍団」という呪縛からどうか解き放たれてください。
そりゃ、僕だって阪神が常勝軍団になればうれしいですよ。
でも、その過程はやっぱり大事ですよ。
で、今後のプロ野球の制度のあり方について、ナベツネ暴言集でご紹介した「悪魔の野球」のなかにヤクルト・古田選手のある提言(「古田式」(太田出版)からの引用)が紹介されています。
仮に高校を卒業して18歳で入団して、25歳になったら好きなチームに行けるシステムがあれば、とりあえず入ろうと思うんですよ。そこで自分に価値をつければいい。
そうなるとチーム間の力は均等化されるんです。それを嫌っている。今の野球界は。
要するにドラフトの逆指名(自由獲得枠)はいらない。FA期間を短くすればFA選手が大勢でてきて、どのチームも獲得可能になる。獲られても補充できる。プロ野球は活性化すると…。
まあ、賛否両論はあるでしょうがひとつのプロ野球改革案としては興味深いものがありますね。
誰もが納得のルールの中で強いチームを作り、そして勝利を目指す。そのことに対する努力は誰もが怠らない。
その末に勝ち取った1度の優勝は、金と権力で勝ち取った10回の優勝より何倍も価値があると思います。
僕も阪神ファンとして、巨人には「憎らしいくらいに強く」あって欲しい。
だってライバルは強いほうが面白いじゃないですか。
しかし現在の巨人はといえば「強いといえばまあ強いし、“憎らしい”ではなく本気でフロントが憎い」というよくわからない状態。
僕だって子供の頃はジャイアンツ・ファンでした。
子供たちが胸を張って応援できるチームを、どうか読売は本気になって目指してください。
では締めくくりとしてこちらのコメントをご紹介させていただきます。
たしかに (猛虎襲来)
巨人の金に任せたフロントの方針というのは、おおよそ賛同はできないのですが、自分の所の金なんだから自由に使って何が悪い?・・と言われると、反論しようがありません。
巨人が正しいor間違っているかは、巨人ファンがフロントに対する審判として下していくべきでしょう。正しいと思えば巨人ファンを続けるでしょうし、間違っていると感じれば、ファンを辞める事になるのではないでしょうか。
史上最強打線で打ちまくって巨人ファンが増えたのなら”巨人は正しい”と言う事だと思います。ただ、もし史上最強打線の為に、ファンが減ったとしたら・・・結果的にテレビの視聴率など、経営面でも悪い影響をこうむる訳ですし・・・そうなった場合一番後悔するのはフロントでしょう。
というわけで次回は最近のプロ野球をつまらなくしているともっぱら噂される「飛ぶボール」について、皆様のコメントとともに考察してみたいと思います。
乱筆乱文で申し訳ありませんが、もう少々お付き合いください!
第1回
第2回
第3回(ナベツネ暴言集)
第4回(ナベツネ暴言集その2)
第5回
飛ぶボール反対論
よぅ、大岡裁き見事で御座る。
苦しゅう無い、一同面を上げいー。
はぁはぁー。
玉が飛ぶと、面白いのか、面白くないいのか。
次回の大岡裁き期待して、お白州覗きます。
上原の勝ちがなくなり、もしかして福原の勝ち権利あり、今日も讀賣ヒールになってください。
今満塁で兄貴が立ちました、一振りの価値見せて
、やったーーーーー兄貴は凄い。桧山っ桧山っ悲しい位美しい打球をーーーー。
昨年の感じが戻ってきたぞーーー。
堀内憮然の表情あー楽しい。ここで頼れるPが無いG軍団の悲哀。
ネタ作り始めてください。レツゴー三匹、甲子園寄席。優也君HRだけ気をつけて。
がんばってみよう!!
記事の順番とコメントの順番が逆になるから何のことだかわからなくなるだろうけど、先にレッツゴーの方にコメントしましたの。
さて、ナベツネ野球の話に戻りますが、
>その末に勝ち取った1度の優勝は、金と権力で勝ち取った10回の優勝より何倍も価値があると思います。
こういうことなのですね。結局は。
というか、みんな真剣に野球に向き合っているんですね。嬉しいですね。
多分、サッカーや他のプロスポーツでこうもいくかしら?
歴史の長いプロ野球だからこそだと思いたい。ビバプロ野球ファン!
それはそうとこの記事のなかではかきぴー様のコメントも使わせていただきました。
改めて御礼申し上げます。
それです! 僕も「野球は過程がすべて」だと思うんです。
「プロは結果がすべて」と言うのは、選手の給料を削るために、経営者が言うセリフだと思うんですよ。
おもしろい過程さえ見せてくれれば、ファンとして、僕は応援します。金も払います。
「10.19」なんて、結果から見れば、「第二試合引き分け。近鉄は優勝できなかった。つまり結果はゼロ。」ということになってしまいます。でも僕は感動しました。だからその後も石井浩郎選手の問題が出るまで、近鉄を応援しました。
....あ、それで、申し訳ないんですが、10.19は88年です。89年は、近鉄は優勝しました(日本シリーズは、例の、3連勝4連敗だったんですが)
いろいろ書きましたが、マンガウルフ様、お疲れ様でした。すばらしい企画でした。次の企画にも期待申し上げます。
ろくに調べもせずに書いてるもので失敗しました。何事もなかったように訂正いたします。
結局落ち着くところに落ち着いたなと思います。Honeywer様もBLOGの頭で「過程がすべて」と言い切っていますものね。
今回皆様にコメントをいただいて、やっぱりファンは過程ありきの結果でないと満足しないということを強く感じました。
逆に過程さえあれば「結果」が1位であれ最下位であれ、ファンは納得なんですよね。
とくに日本には「判官びいき」なんて言葉もありまして、弱いことが必ずしも人気薄につながるかといえば、決してそうでもない国。
ロッテが記録的な連敗を続けた時なども、どんどんお客さんは増えていったくらいですからね。
まだ「飛ぶボール」についての考察がのこっておりますのでもうちょっと頑張りまーす!
同じ思いをしておられる方が多くいらっしゃることがよくわかりました。
どこかで見かけた言葉ですけど、見たいのは決して「爆発する打線」よりも「みなぎる闘志」ですよ。
虎ファンに言い換えれば「史上最強打線」よりも「ネバサレ魂」。
>逆に過程さえあれば「結果」が1位であれ最下位であれ、ファンは納得なんですよね。
いやあ今更最下位には納得したくないですけどね。
いちどいい思いをしてしまったことだし。
今日もいい思いをしたい(@甲子園)
いや、調子にのっていいすぎました(笑)
団子状態のペナントレースで惜しくも最下位はともかくダントツの単独最下位というのはどこかの「過程」に欠陥があるという証拠ですものね。
>今日もいい思いをしたい(@甲子園)
はい、僕もしたいです!
既に結論付けられているものに対して意見を述べるのは恐縮ですが、ワタクシも一言。(もう少し早くこのサイトを発見できていればよかったのですが…)
というか、もう4年以上も前に同じような意見をWeb上にのっけてました。
http://rose.ruru.ne.jp/bazz/Text/B0001.htm
今回のマンガウルフさんの総括を拝見して、まさに「我が意を得たり!」と感じました。ホント、今の巨人はまさに「過程」があまりにも見えなさ過ぎます。
我々がTVも見ない、球状にもいかない、という応援ボイコットを行えば、嫌でも金満補強なんてできなくなるというのはわかってはいるのですが、頑張っている選手には罪はないわけですからなかなか…というのが辛いところです。
「飛ぶボール」についての考察、非常に興味があります。頑張ってください。