災害支援ボランティア 宮北会(みやきたかい)

東日本大震災後、岩手県宮古市・山田町で被災者との「顔の見える」交流活動を続けています

新年のご挨拶

2020-01-01 06:00:17 | 挨拶・回想

 

海を見ていると心が穏やかになる

どこまでも広がる水平線に目をむけ

手を合わせて

海の彼方のニライカナイから

やって来るという神に

全ての人々の幸せを願う

その海が

突如として荒れ狂い

すべてのものを破壊することがある

2011311日の東日本大震災と津波

おびただしい被害者をもたらしたのも

海だった

被災後の岩手県山田町の姿が

今も脳裏に刻み込まれている

 

たくさんの人々の命を奪われたにも関わらず

それでも海を憎まない

海を憎むことは出来ないと

被災者の方がいわれたその言葉の中にある

深い意味に

やっと気がついてきたように思う。

ニライカナイの神は豊饒と破壊の顔を持っている

私たちはそのことを忘れてはいけないのだ

自然の前に謙虚でなくてはならないのだと

つくづく思う

 

山田の皆様との出会いも

九年目を迎える

今年も被災者の皆様との交流の中で

謙虚に私たち自身を

見つめていきたいと思う

本年もどうぞ宜しくお願いします

2020年1月1日

 奄美諸島の与論島より   江藤善章

  与論島は何度も島滅亡の災害体験を持つ島です。

氷川神社の絵馬

2020年の初日の出(さいたま市内) 


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