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2014初夏・スペイン鉄道音楽美術紀行 10:セビリア街歩き サルバドール教会からセビリア大聖堂へ

2014-05-22 | 旅行記:2014初夏 スペイン
photo:Plaza del Salvador サルバドール教会広場


09:セビリア街歩き 旧市街の「ドン・ペドロの首」からの続き

セビリア旧市街の曲がりくねった狭い道が交差し合う迷路のような路地裏から、ピンク色の派手な外壁が目立つサルバドール教会に面した広場に出ました。
さすがに歩き疲れて汗もかいたので、広場の涼しそうな場所でちょっと一休み…
と思ったけど、日陰が全然無いね。






広場に面して建つ建物の時計塔を見ると、もうすぐ夕方の午後5時なのですが、
青空はますます晴れ渡り、どう見ても真っ昼間の風景です。
さすがスペインの遅くて長い午後…なるほど、これじゃシエスタで一眠りしないと一日やっていられない訳だよ!


サルバドール教会から街の繁華街と思しき方角へ歩いて行くと、トラム(路面電車)の線路が敷かれた街路に出ました。
石畳に建物の日影がくっきりと落ちて、その真っ暗な陰の中に目を凝らすと人々が行き交うのが見える…キリコの絵画を思わせる、まさに白昼夢のような光景。


白昼夢の幻想を破って、トラムの電車が現れました。車体のラッピング広告が派手だなー。
そして、トラムもやっぱり流線型デザイン。本当にスペインの人は鉄道車輌を流線型にしないと気が済まないみたいだな(笑)




暫くトラムの線路に沿って歩いて行くことにしました。
街路が狭くなっている区画では、トラムの線路も単線になって狭い道をすり抜けます。それにしても、ヨーロッパではよく見かける歩行者天国の街路を人と並ぶようにしてトラムが堂々と走っていく光景が楽しいですね。人とトラムがぶつかったりしないか、ちょっと心配にもなりますが。

トラムの電車通りの先に、大きな建物が見えてきました。あれも教会のようです。

高い塔を伴った大教会堂…どうやら、あれが名高いセビリア大聖堂のカテドラルのようです。


電車通りに面して、巨大な玄関が道行く人々を威圧するかの如くそびえ立っています。すごい迫力!
…でも、玄関の扉は閉ざされているから、カテドラルの中に入れないのよね。まだ陽は高いのに、スペインの教会は早仕舞いなのかな?


この大伽藍の中には、さっき「首」を見てきた残酷王にして正義王のドン・ペドロ1世の墓もあります。
セビリア大聖堂のカテドラルには、また明日も出直して来ることにして、セビリアの長い午後の散歩を続けましょう。

11:セビリア街歩き 謎の市場(メルカード)と幻のプラネタリウムに続く


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