Palac Kultury i Nauki w Warszawie
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2013年1月2日
今日はお昼に発車する国際列車でワルシャワを離れます。
午前中は時間があるのですが、行ってみたい場所があるのです。
ワルシャワの街を睥睨する、悪名高き怪摩天楼、文化科学宮殿。
その下層階には科学技術博物館があるとガイドブックに書かれています。
共産主義時代の遺物であるグロテスクなスターリン・ゴシック様式の大伽藍の中にある博物館…
なかなか不気味に興味をそそられるではありませんか!
ホテルをチェックアウトして、そのまま荷物をフロントに預け、すぐ近くの文化科学宮殿に歩いて向かいます。
摩天楼の麓をぐるりと歩いて回ってみると、
MUZEUM TECHNIKIと掲げられたギリシア神殿のような荘厳な入り口が見つかりました。
重く分厚いドアを開けて中に入り、14ズロチ也の入場料を払います。
案の定というか、館内には他に殆ど見学者がおらず静まり返っていました。
館内の展示はこんな感じ。
天井が高くレトロな雰囲気の回廊に、様々な科学技術に関する展示品が並びます。
交通の技術発達を紹介するコーナーでは、翼にCCCPの文字が刻まれ赤旗が翻るソ連製航空機の模型が。
でも何故か、こんなものまで展示されています。
これは…映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するタイムマシンカー「デロリアン」ですよね!?
どうも撮影に使われた実車っぽいですが、何でデロリアンがワルシャワの科学技術博物館に…
う~ん、カオスだ!(笑)
科学技術博物館の館内は思ったより広く、いくつもの展示室があります。
これは印刷技術に関する展示でしょうか。
豊富な鉱物資源に恵まれていて鉱業の盛んなポーランドらしく、鉱物に関する標本展示はとても充実していました。
コンピュータの歴史と発展についての展示室もあります。
軍事に関するコーナーでは、旧日本軍の軍用機の模型も大量に展示されていました。
そして、模型コーナーのようになっている一画にはこんなものが。
ソ連の宇宙船「ソユーズ」です!
7K-OKとありますから、初期のバージョンですね。
そう、科学技術と言えばやっぱり宇宙科学。
ワルシャワ科学技術博物館には、宇宙に関する大きな展示室もあったのです。
→23:ASTRONAUTYKA 宇宙科学展示室に続く
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