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2015年12月29日
今日は朝はホテルでのんびりと過ごし、前日の国際列車での長旅の疲れが充分に癒えてからブダペストの街に出かける。
ケレティ駅の半地下の駅前広場からメトロ(地下鉄)に乗り、途中で乗り換えて、世界遺産でもあるブダペストの目抜き通り“アンドラーシ通り”へ…
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“アンドラーシ通り”のオペラ駅でメトロを下車。
このオペラ駅を通る「ブダペストのメトロ1号線」は1896年開業で地下鉄としてはロンドンに次いで古く、地上の“アンドラーシ通り”共々世界遺産に登録されている。
オペラ駅から地上に出ると…
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ハンガリー国立歌劇場が駅出入り口の目の前にそびえ建つ。
今日は、このハンガリー国立歌劇場でマチネ(昼間)公演を鑑賞する。
ハンガリー国立歌劇場は僕が生まれて初めてオペレッタ「こうもり」を観てヨーロッパの歌劇場公演の素晴らしさを知った想い出深い場所。
また、昨年は僕の地元の熊本で「フィガロの結婚」の引っ越し公演を行った事もまだ記憶に新しい。
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そんなハンガリー国立歌劇場での今日のマチネ公演の演目はバレエ「くるみ割り人形」。
言わずと知れた誰もが知るチャイコフスキー作曲の名作バレエであり、年末年始シーズンの定番上演作品である。
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華やかな天井画と煌めく大シャンデリア。オペラ劇場らしい豪華絢爛たる装飾に彩られたハンガリー国立歌劇場。
かつてオーストリア=ハンガリー二重帝国の帝都ブダペストに君臨する歌劇場としてウィーンと競い合い、ハンガリー贔屓の皇妃エリザベートからも愛され彼女の為の専用ボックス席も用意されていたという…
そんな歴史と伝統に彩られたこの劇場自体が、既に一つの芸術作品である。
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ハンガリー国立歌劇場で観た、真昼の夢の様なバレエ「くるみ割り人形」。
歴史と伝統を誇りながらも実は意外に遊び好きで、派手で凝った演出が好きな傾向があると思われるハンガリー国立歌劇場らしく、大掛かりな舞台転換が何度も繰り返されるSF的とも思えるダイナミックな演出で大いに楽しませてくれた。
もちろん、ダンサー達の踊りも見事だった事は言うまでも無い。僕の好きな、物語のカギを握る謎の人物ドロッセルマイヤーおじさんの怪人ぶりも格好良かった…(笑)
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来年の冬にもまた、この劇場に来たいね。
この次は出来れば夜の公演で、重厚なオペラ作品がいいかな…
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