三峰温泉 天然温泉 三峰 ★★★

岐阜県の可児市。
日本ラインの近くでもあり、風光明媚なところだが、名古屋のベッドタウンでもある。

三峰温泉は、可児の中でも南にあり、多治見からも近いと言える距離にある。
車では中央道の多治見ＩＣから１５分程度だろうか。





さて、この温泉はとにかくホスピタリティが素晴らしい。

建物に入り、受付（平日700円、土日800円）を済ませ脱衣所に歩いていく通路から、落ち着いた和の空間である。
食事処や休憩スペースから見える、山肌を利用した自然と一体となった景色は、湯船に浸かる前に心地よい感覚を生み出す。
また、野外ライブも開かれており、落ち着いたＢＧＭになる曲が演奏されていることもある。

そして、浴室も素晴らしい。
建物の中にありながら開放感を感じる内風呂に、当然のことながら露天風呂もある。

また、露天エリアの一段高いところには、少し小さいが源泉かけ流し風呂もあるのだ。
泉質はアルカリ性単純温泉であるが、源泉風呂は穂のかに源泉らしい鉱物臭を感じることが出来る。

他の施設ではなかなか感じられない安堵感があるため、人気があるだろう。
休日に行くと、洗い場や脱衣所は大変混んでいる。

通常であれば、それらがマイナスとして星を下げるのだが、それ以上に施設の心地よさとコンセンプトが勝る。
堂々の三ツ星温泉である。


★★★　アルカリ性単純温泉　134L/分

岐阜県可児市大森1748-1　

美山森林温泉 福井市美山森林温泉みらくる亭 ★★

福井市から国道158号を8km程走ったところで、国道を降りるとすぐにある。
国道とはいっても、この区間は有料道路のようにしっかりしている区間だ。

鉄道の場合は、越美北線（九頭竜線）の市波駅から徒歩20分程度らしい。

複合施設で、集会場や宿泊利用もできる。
筆者が行った日には、広間で法事が2件も行われていたので、地元のそういった需要もあるのだろう。

さて、筆者は宿泊したわけではないのだが、ここの宿泊施設は“いつか泊まってみたい”と思わせるものだった。
ロビーから3階まではエレベーターで行き、そこからは山肌に沿って渡り廊下が敷かれているのだ。
浴室はその一番奥にあり、何度か階段を上がることになる。

各部屋は、この浴室に向かう廊下から何本も枝分かれをしており、“はなれ”の様にも感じられる。
何とも言えない独特なプライベート感が演出されていた。

さて、やっとのことでたどり着く浴室であるが、ここも特筆される。

脱衣場から浴室まで、さらに数段階段を上がるのだ。
脱衣所の後に段差がある施設は、なかなか無い。
浴室は、この施設の一番奥であり一番高いところにある訳だ。

そして、全面ガラス張りになっており、美しい杉木立が景色になっている。
まるで、森林浴をしながら温泉に入っているような感覚になれる。源泉名の通り“森林温泉”だった。

泉質はナトリウム・カルシウム－硫酸塩泉（低張性・中性・低温泉）で、ほぼ無味無色。

湯船に注がれる湯口は、飲泉処になっており、そのまま飲むことが出来る。
口に含むと微かな硫黄臭を感じたが、甘いやわらかなお湯だった。
なお、源泉温度は低いので加温しているそうだ。

日帰り入浴料は510円。
サウナ、露天風呂やジェットバス等の他の湯船はないが、満足度はかなり高い。


★★　ナトリウム・カルシウム－硫酸塩泉（低張性・中性・低温泉） 自家源泉湧出量44L/分（動力揚湯）

福井県福井市市波町38-2