三ツ星温泉

温泉を星なし~三ツ星まで勝手に評価していきます!
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養老温泉 ゆせんの里 本館 ★

2018年03月25日 | 岐阜県の温泉

岐阜県の西の方(西濃)は泉質の良い温泉が多いが、ここもその一つである。

養老の辺りを走っていると、畑の中に、突如欧風の建物群が現れる。
そこが、ホテル、日帰り温泉、岩盤浴(療法館)等の複合施設であるゆせんの里だ。

昨年開通した東海環状道の養老ICから、西に数分のところにある。
鉄道は、養老鉄道の美濃高田駅が近いが、徒歩でのアクセスは難しいだろう。
近くには、養老公園や養老の滝等の観光スポットもあり、合わせて訪れるとよいと思う。

(浴室の写真はパンフレットから拝借)

泉質は、ナトリウム・カルシウム―塩化物泉で、茶褐色の濁ったお湯だ。
湯船の淵等は茶色く汚れ、温泉の成分で出来た堆積物がうっすら見える。

鉄系の香りを感じ、入浴終了後にじわじわと温かくなってくる。

日帰り施設の本館は、入浴料800円(平日は700円)と少し高め。
泉質が良いので、納得の金額ではあるのだが…。

湯船は、露天1、内湯2であり、いずれも源泉だ。

温泉好きの人には良いが、この施設には白湯(普通のお湯)がない。
仮に、泉質が肌に合わない人が来た場合には、他に入れる風呂がないというのが、あえて挙げる難点だろうか。

また、筆者は、ここの欧風の建物が好きにはなれない。
塩化物系の濃い露天風呂に入りながら、中途半端な西洋のガーデニングもどきを見ると、チグハグさを感じてしまう。
せっかく温泉が良いのだから、それだけで十分勝負ができると思う。

施設コンセンプト面、金額面で地味にマイナス。
二ツ星が取れるレベルだと思うが、少々残念な一ツ星としたい。

(養老山脈が間近に迫る)

★ ナトリウム・カルシウム―塩化物泉 自家源泉湧出量 400L/分
岐阜県養老郡養老町押越1522-1
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宇奈月温泉 ホテル桃源 ★★

2018年03月01日 | 富山県の温泉
宇奈月温泉の南の方にある、面影橋の袂にあるホテル。
創業は大正12年と、歴史のあるホテルだ。

桃源の名のごとく、桃を意識しており、至る所で桃色を感じられる。
一番分かり易い例として、浴衣は男女ともに桃色である。

ホテルと言えども、日帰り対応もしており、1万円程度で食事付きのデイユースが出来るようだ。

なお、筆者は1泊お世話になった。

このブログは温泉ブログなので、食事や部屋のことはあえて記載しないでおく。

温泉は、貸切露天風呂が1つ、リニューアルした小さめの貸切風呂が3つ、男女別の内湯&露天風呂、そして足湯もある。

まずは貸切露天風呂「峡谷」。
45分2,000円で、広い露天風呂を貸切できる。
 

洗い場が外にあり、冬場はかなり寒いので、入浴のみとなるだろう。
夏場には開放的な雰囲気で、相当気持ちがよさそうだ。
リニューアルしたという貸切風呂3つは、時間の都合上行かなかったが、
いずれも無料キャンペーン中とのこと。

そして、通常の内湯と露天風呂。
露天風呂は、こちらもリニューアル仕立てらしく、非常にきれいな檜風呂だった。
ここでも、桃色のネオンが目立った。

内湯は、いろいろ手直しされていて好印象だったが、隠せない古さはいくつかあった。
床は少し滑りやすいので注意してほしい。
 

そして、足湯。
ここまで述べてきた各風呂は、1つの通路で繋がっているが、その一角にある。
その場で使えるタオルもあり、ホテル利用者であれば手ぶらで行ってもよい。
ただし、源泉温度の高い宇奈月温泉であるので、足湯はやはり熱い。
足をつけるのは、徐々に慣らしてからでないと厳しかった。


いずれの風呂も、源泉は宇奈月温泉街から離れた峡谷にある黒薙温泉から取っている。
これは桃源に限ったことでなく、宇奈月温泉街全てがそうである。
泉質は弱アルカリ性の単純温泉。
浸かった後の肌がすべすべになり、ほぼ無味無臭無色だが、源泉温度は高く、保温効果もある。

ホテル桃源は、施設的にも趣向を凝らしてあり、ホテル自体のホスピタリティが強く感じられた。

高評価の二ツ星としたい。


★★ 弱アルカリ性単純温泉
富山県黒部市宇奈月温泉22-1
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