紀子さま、悠仁さま ご退院
2006年 9月15日 (金) 16:32 産経新聞
東京都港区の愛育病院に入院されていた秋篠宮妃紀子さま(40)と、長男の悠仁(ひさひと)さまは15日午後、退院し、病院まで迎えに来られた秋篠宮さま(40)とご一緒に、東京・元赤坂の秋篠宮邸に戻られた。紀子さまは術後の経過も良好で、悠仁さまもお元気という。誕生10日目の悠仁さまが公に姿を見せられるのは初めてで、病院周辺や沿道では多くの人々から祝福の声があがった。
午後0時半前、悠仁さまを抱いた紀子さまが、秋篠宮さまと病院正面玄関に姿を見せられた。主治医の中林正雄院長をはじめ、見送りに出た医師らに丁寧におじぎをし、笑顔であいさつされた。
報道陣から声をかけられると、「(悠仁さまは)まだ寝ています」と宮さまが答えられ、紀子さまは白いおくるみに包まれた悠仁さまを報道陣にご披露。車の後部座席のチャイルドシートに乗せ、病院を後にされた。↓ 沿道でも、「悠仁さまー」「紀子さまおめでとうございまーす」との声がさかんにかけられ、紀子さまは窓を開けたまま笑顔で応えられた。宮邸では、学習院女子中等科3年の長女、眞子さま(14)と学習院初等科6年の二女、佳子さま(11)の帰宅を待ち、ご一家5人で退院を祝われる。
悠仁さまのお名前は来週、一般の戸籍にあたる「皇統譜」に正式に登録される。誕生50日目以降には、お宮参りに当たる「賢所(かしこどころ)皇霊殿神殿に謁(えつ)するの儀」が、120日目ごろには、お食い初めに当たる「箸(はし)初めの儀」がそれぞれ行われる。
紀子さまは「一緒に退院の日を迎えることができたことをうれしく思います」との感想を明らかにされ、宮さまは「心を寄せてくださった多くの方々に感謝申し上げます」と愛育病院関係者らをねぎらわれた。
紀子さま:退院のご感想
秋篠宮さまと紀子さまは退院に当たり、宮内庁を通じて文書で感想を出した。全文は次の通り。
秋篠宮さま
本日、母子ともに退院できることをうれしく思います。今回の出産は、部分前置胎盤であったために帝王切開で、また入院期間も一月近くにわたりました。その間、医療関係者のご尽力により、安心して過ごすことができましたことを有り難く思うとともに、心を寄せてくださった多くの方々に深く感謝申し上げます。
紀子さま
今年の2月以降、9月の出産に向けて、身体を大切にしながら過ごしてまいりました。7月には部分前置胎盤との診断を受け、不安な気持ちを抱きましたが、約1カ月にわたる入院生活を含め、両陛下があたたかくお見守り下さったことは大きな支えとなりました。また医療関係者による手厚い看護を受けられたことを大変心強く思いました。
さらに、無事の出産を願った人々、友人、家族に支えられながら出産でき、大変ありがたく思っております。そして、子供の誕生を喜び、祝ってくださった多くの方々に深く感謝するとともに、本日、一緒に退院の日を迎えることができましたことをうれしく思います。
毎日新聞 2006年9月15日 13時04分 (最終更新時間 9月15日 13時07分)
秋篠宮妃殿下お体を大切にされて下さい。
悠仁親王殿下お健やかに御成長されてください。