この道の果てまで・・・

ただ純粋に ただ一途に歩む時
突如として それまでとは まったく違う
次元の異なる大地が あなたの目の前に姿を現す。

★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 271★

2007-05-31 10:59:58 | Weblog


◇ 人間物語 の メール講座   NO31 ◇




それと同時に
続いて次なる 発見が起こる。

それは 
まったくの1人という事実に
出くわして

その事実に 
敵対せずに
その中に あなたが入っていった時に
さらに 素晴らしい事実を
あなたは 発見する。

その事実とは
「なされる事は すでに全てなされている」
という事実だ。

にもかかわらず
その 既になされている事を
当たり前としていたが為に

常に
それ以上のものを追いかけ
それが 思い通りに行かず
破綻すると

まるで
自分が 駄目になってしまうかの様に
捉えていた事が

どんなに馬鹿げていたかを
目にすることができる。

そんな事で
駄目に 成ってしまう あなたなど
あなたじゃない。

むしろ そんな事で 駄目に成ったり
失くす物が 有るとしたら
それらは 全部 失くした方が
良いものばかりだ。

それが 出来なければ
あなたの 本性の誕生はない。

あなたが まったくの1人という
事実の中に人って行くと

まず 
今まで1人で 生きて来た
などと言う錯覚は
粉微塵に 吹っ飛ぶ。





それが 
吹っ飛んだと同時に

空気が 酸素が
あなたの 呼吸の為に
いつも ただ当たり前の様にある事実を
あなたは ふと 目にする・・・。

あなたが 喉が渇いた時に
それを潤す 水がある 事実を
やっぱり あなたは目にする・・・。

あなたの食べる
食物を 育てる為の雨

そして 太陽があり
それが あなたの体を養う
という事実に
支えられてこそ

あなたの 生がある事を
あなたは 感じ出す事が出来る・・・。

例えば
あなたは 会社で働いて
給料を自分で得ている。

その自分の得た給料で
食べているから
自分は 1人で 生きていると考えてしまう・・・。

だが 違う
あなたが そこで働けるのは
誰かが作った 会社があるからだ。


そして いつも働いていられるのは
営業の人が
仕事を探してくるからだ。

その他の あらゆる役割を
やっている人達が いるからだ。

その全てがあってこそ
あなたは 給料を得られている。

あなたは 1人でなんか 生きちゃいない。
他人に ちゃんと依存している。

それと 共に
あなたも その中のひとつの
機能としてあるから

他も同時に
あなたに依存できている。

これを 相互依存という。

人だけじゃなく
あらゆるものは あらゆるもの同士の
相互依存の上に成りたっている。

あなたが
生きて 毎日生活して
行けているのは
食べるからだ。

いくら
お金があっても
それを 売ってくれる人が
いなければ
あなたは 食べられない。
あなたは その人達にも
依存している。

そして同時に
その人達も あなたに依存している。

売ってくれる 人だけじゃない
それらを作っている
農家の人にも 依存している。

農家の人の方も
あなたに 依存している。

では
農家の人達は
自分で 作って 食べているから
食べる事に関しては
誰にも依存していないかというと
そうじゃない。

まず 
その稲に 野菜に
依存している。

その稲は 野菜は
ただ植えておいても
稲白身 野菜白身で
育つかと言ったら そうじゃない
農家の人の 手入れが必要だ。

それだけじゃない
雨に 太陽に 依存している。




例えば
私達が死ぬと
私達の 葬むられ方は
火葬か 土葬か もしくは 水葬だ。

土葬の場合
あなたのその身体は
土を肥す

そして 
稲や野菜が育つ。

火葬の場合は
灰となり 煙となって
空気中を漂い

雨によって 
地上に降り注ぐ
あなたの その身体は
やっばり 稲や 野菜や 果物を育てる。

その稲や 野菜や 果物を食べれば
私は あなたを食べている事になる。

灰となり 煙となってしまった
あなたの身体が 草を育てる。

その草を食べて
大きくなった 牛を食べる。
私は 同じ様に 
あなたを食べている事になる。

水葬だって 同じだ
それは 魚のエサとなる
あなたの 身体を食べた魚を
誰か 他の人が食べる。
そして
あなたの身体も 私の身体も
いずれは 何かに溶けて
誰かの胃袋の中に入る。

食べるばかりじゃない。
いずれは 誰かに食べられる。

生かされる ばかりじゃない
いずれは 生かす側に ちゃんと成る。

生とは こうして休みない
相互依存をくり返す・・・。

この果てしない 
大きな 全ての存在同士の
相互依存は

大きな運動
大きな輸を描き
ぐるぐる ぐるぐる
運動を繰り返し続けている。

遥か 遠い昔から
ずっと この運動は
変る事なく 繰り返されている。

これが
自然界の節理だ
宇宙の 節理だ
自然の 宇宙の あるがままの法則だ。

もう 既に 成されえる事は
すべて 成されているのに


あなたと来たら
それを 当然のごとくに捉えて
その 成されている事実を
忘れてしまっている・・・。

その事実を 覗き見たことも無ければ
それに対する感謝さえない。

あなたは まさに
全てによって 生かされているのに・・・。

全てと 連ながり
すべての中の 一部としてあるのに

この事実を 知らずに
もっと もっと と求め。

それが なされないと
「あの人は 思いやりがない」と
腹を立ててみたり

「あの人に 傷つけられた」と
嘆いてみたり 悲しんだりする。

だが 
それはあなたの甘えだ
それが 甘えである事に
気づき始めてごらん・・・。


あなたが
思いやりなどと言う
余計な事を 考えなくたって

出来るだけ人を 傷つけない人に
成ろうとしなくたって
あなたは 自然に周りを
生かす様に成っている・・・。

そして 周りも 
あなたを生かす。

生かし
生かされあっている。

それ以上の 
作り事を求めない事。

それ以上の 
作り事を与えない事。

それは 必らず
あなたの負担となって
あなたの上に 重くのしかかる。

それ以上の
作り事を求める為に

自分を作って
さも 思いやりのある人に見せて
相手の思いやりを
誘う様な事を しないこと。

そんな事を し続けているから
事は 余計にやっかいになってしまう。

それは 世の多くの人達が
この事実に 気づけずにいて

常に 
満たされない思いを
持ち続けている。

その
満たされない思いを
満たす為に それ以上の事を
常に追い続けんが為に
勝手に作り出してしまっている
互いの協定の様なものだ。

人間界だけの法

それは 甘え合いだ
互いの演技の競い合いの場を
生み出してしまう。

そして
そこは 勝手を通すか
偽善を演じるかの
どちらかの場でしかない・・・。

ここが
これまでの
あなたの 愛の次元だった。


そして ただ 
この事実中の事実に
出逢うことで
自然な途方もない
感謝は 沸き起こる。

それは 
人の話を聞いて
なるほど などと
あなたが 解かったつもりに
なるのではなく。
あなた自身が 
たった 独りきりに成って。

その 独りきりの 状態を
避けたり 誤かしたりせずに

その 独りきりの 状態の中に
あなたの方から 入って行った時に
まのあたりにする事実だ。

その時あなたは
何ものも求めなくなり

ただ 生きていて
命あるという事実だけで

今までの 
あなたの 体験したことのある
どんな喜びよりも

大きな
途方もない喜びが
あなたの 身体いっぱいに
広がることだろう。

そして
続いて自然に 
あなたの中から
どこへという訳でもない
全存在に対する
深い感謝が 溢れ出す・・・。

これが 真の感謝だ。
この感謝こそ 祈りだ・・・。
そして この感謝こそ愛の なんたるかだ・・・。



一度 
愛から 関係から抜け出て
その不毛さを見抜き

再び 関係の中に入って行く
そこには 新たなる関係が
芽生えだす。

その関係は 成長している。
以前とは
まったく質が違う。

一見
同じ様に見える。
だが違う・・・。

その関係は
誰にでも 自由を与える。

決して 独占したり
縛ったり 執渚したりする
関係ではない。

そして
二度とあなたは
愛に 関係に埋もれきらない。

埋もれ切らないと言うのは
愛して いないからじゃない。

むしろ 愛は以前より
遥かに 成長している。

それでも
人は 決して 縛れるものじゃないと
言う事を あなたは 知ってしまっている。
夫だって 妻だって 子供だって
彼だって 彼女だって
決して 縛れるものじゃない。

もしも
あなたが そんな事をやりたがって
やり始めると・・・。

あなたは よどんでしまう
重たいし 暗いし
振り廻される・・・。
苦しいし 悲しい・・・。

本来の愛は
関係は
決して その種のものは
産み出さないという事を
憶えておくといい。

それはきっと
なにか違うものだ・・・。







明日の人間物語の
メール講座を どうぞお楽しみに 









★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 270★

2007-05-30 10:44:32 | Weblog


◇ 人間物語 の メール講座   NO30 ◇




彼は 
愛する人に
去られたくないと言う
幼ない頃に 体験した恐怖から
身を守る為に

彼の 奥さんが
死んでしまった時の
未来のことまで考える始末だった・・・。

その
未来で
いかに自分が 傷つかない様に
なるかと いった事まで
考えているから 
勿論 無意識にだよ。

だから 奥さんを 心底から
愛せなかった。

もしも 心底 愛してしまったら
彼女が 絶対に死なないなんて
誰が 言い切れる。

遅かれ 早やかれ
死は 必らずやってくる。


もしも
そうなってしまったら
彼女が 死んだ時に

あの
遠い過去にした
悲しく辛い思いが
甦がえってしまうと
考えていたからだ・・・。

そんな思いを 
二度としない為には

心底から 彼女を愛さなければ
彼女が 居なくなっても
耐えられるという思いを 基にして
生きてきてしまっていた・・・。

何も 
これは奥さんにだけじゃない。

今までに出逢った
女性達にも 同様に

別れでいかに 
自分だけが
傷つかない様に
苦しさ 辛さに 耐える事が
出来るか という思いの基に
愛していた。

だが 
そんな事をすれば
決して 満たされない。


彼は 満たされたいのに
人が満たしてくる事を 許さない。

そんな彼が
次から次に
相手を変えて行ったのは
自然な結果だ。

これはなにも
彼だけの事でなく
世の多くの人に起っている。



世の多くの
人の愛は 彼同様
自分を 守るという所から出発している。

自分だけは
傷つきたくないと言う思いが
必らず 心の奥底にある。

それを持ったまま
愛の中へ 関係の中へと
入って行く。

あなたも 
同じだ
彼と どこも変わらない。

今や 
世の中から
愛は 消え去ってしまった・・・。



私は 
その愛を 復活させたい。
それも まずはあなた自身の中に・・・。

彼の一番の
恐怖であった

愛する人に去られた時の
悲しさ 苦しさが
どうして 生み出され続けてしまうのかを
更に解かり易く
説明すると

それはこうなる

彼は 
自分を守りながら
愛の中へ入って行った為に
誰も 愛してはいなかった。

彼は 
自分を 守れているつもりでいても

心底で
誰も愛さないままに
共に暮した奥さんが
もしも死んでしまったら

彼は
自分を守れるか?
傷つかなくて 済むか? といったら

そうじゃない
彼は 泣く・・・彼は傷つく。


その時になって 
始めて気づく
「 今日まで 自分は妻を一度も
愛していなかった 」と
いう事に気づく。
そして 悔いる。

それだけじゃない
その悔いを 一生持ったままで生きる・・・。

何故 泣きわめくのか?
何故 悔いるのか?

それは
今日まで 
彼は 自分を守るがあまり

一度として
その守りを といたことが 無かったからだ
その守りを とく事こそ
愛なのに・・・。
彼は それを知らない・・・。

彼は 愛と言うのは
もっと別な 何かだと

勘違いした観念を 持ってしまっている為に
彼に愛は 起こらない。

もしも 
その守りを といていたら
100%守りなど とけていたら



彼は 悔いやしない。
自分の守りが 全面的に とけていたら
彼は “ここ”に居られる。

“今”に “現在”に 居続けられる。
先の事など 考えない。

今に
現在に
全面的に溶けさって

それと
ひとつに
そのものに 成っている状態の時

そこに 
未来も '過去も
入り込めない。

そんな
実体の無いものなど
入り込めようがない。

それは
あなたを 守った時に
入り込んでくるものだ・・・。

守りの 全面解放こそ
すべてを かけた愛だ!

もしも
彼の愛が 
ここまでの ものであったら
悔いる必要はない。


なんら
悔いずに「さようなら」を言ってあげられる。

だが 
世の多くの人達はそうじゃない。

だから
人の死が あんなにまで
冷たく 暗く 悲しい 雰囲気を持っている。

それは いかに 生前
皆が その人の事を
愛していなかったかを 物語っている。

そこで 
泣いたり
悔んだり 
悲しさを 押し殺している人だって勿論の事。

そんな人達は
いかに その人の事を
日常の中で 愛して いなかったかに気づき

それに なげいている
それに 悔いている

そのなげきは
死んだ人の 身近かな人であれば
あるほど 大きい。

だって 
そんなに 身近かな人ですら
自分は 愛していなかったと言う事に
気づかされてしまう。


当然
もっと こうすれば 良かった
あの時 こうしていれば 良かったが
次から 次に生まれ出てくる

その事に対しての嘆きだ
自分の いたらなさに 
対しての 嘆きだ。

自分の為に
泣いている

だが 
本当に愛しきった人は 違う
常に 今ここに在り続けた人は 違う。

その 死んだ妻が
満ちたりて 去った事を
知っているからだ。

彼は 
静かに満たされた気持で
その妻を 送ってあげられる。

そして
そんな人なら
彼女は 彼女自身が

何十年か前に 出てきた所に
再び 帰って行っただけだと
いう事まで知っている。

それは 
悲しい事じゃない
嬉しいことでもない。

それは
大した事じゃない
元に戻っただけだ。

だって 
元々は
彼女だけじゃない
あなただって 居なかったんだよ。

それに
本当は 今だって誰も
いた事なんて 無いんだよ・・・。

そして
これは 男女の恋愛関係の
別離の場合も 同じだし

夫婦の
離婚の際も
子供が 成長して
親から離れて行く場合にも
同じ事が言える。

すべてが 
終ってしまっているのに

あなたの中で
あらゆる物事を 
生かし続けているが為に
あなたは 愛せない。
それが 
今のあなただ。




彼は
そのあと全ての事が 終って
もう 今は無くなっている事に気づき

その すべてに対して
「ありがとう」と
そして 「さよなら」を言った。

その “ありがとう” は
彼の あらゆる苦しさ
辛さに対してのものだ。

何故なら
その すべてがあったから
彼は 悩み 苦しみ

その結果
此処に辿り着けた。

彼自身が
ここまで歩んで来たんじゃない
あらゆる苦しみが あらゆる悩みが
彼をここまで 連れて来てくれた。

もはや 悩みや苦しみは
敵じゃない。

むしろ
それは友達だ。
それは ここに至る 素敵な
乗り物だった。

だがもう
その乗り物も
後にする時が来ている。



彼が“さよなら”を言ったのは
それら すべてが
もう終ってしまって
今は 無くなっているものだと言う事を
理解したからだった。

この何十年の間
無いものを 
必死で生かしていた彼は

無いものを
ちゃんと 無くさせて上げた。

それが
“さよなら”の意味だ。

今迄の彼は 
ここまでの事を
理解したと同時に
消え去ってしまっていた。




彼は”空”の領域へと旅立っていった。
彼は”空”の領域へと入っていったからだ。

「空っぽ」「一枚の真白な紙」
「純粋な空間」に
彼は 達してしまっていた。
その中に 
溶け去ってしまった。 






それでは 
明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 










★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 269★

2007-05-29 10:22:59 | Weblog


◇ 人間物語 の メール講座   NO29 ◇





やっと 
そこに辿り着いた 彼は語る・・・。


「 私は 自分がまだ
幼なかった頃から
今迄 人を愛する事が出来ずに
育ってきてしまっていた。

今日まで出逢った
最初の女性
そして妻
最後の彼女と
勿論その他にも 多くの女性と 
出逢ってきたが

この三人だけは 自分でも本当に
愛していたと思い込んでいたが
そうではなかった・・・。

本当は 誰一人として
心底から 愛した人は
いなかった。

私は 
幼ない頃に
母を亡くしている。

とても 愛していた母が
その頃の 私のすべてだった。
その母が亡くなった事への
悲しさを境にして
それまで以上に
それ以降の 人への接し方は
必らず 一歩間合をあけての
接し方に変っていた。

そして 
それは年が経てば 経つほど
奥深い所で
自分を守る様になっていった。

だが 
その事 自体に
私自身も気づかず
なにか自然に
私の 知らないところで
自動的に
ある機能が 働いてしまうと
いった感覚だった。

だから 
自分が 淋しくて
自分の為に 愛する 女性に 対してさえ

自分では 心を開いているつもりなのに
ちゃんと計算して
一歩 問合を 開けて
奥深い所で
自分を 守っていた 愛だった。






その事実が
うすうす見え始めてきたのは
結婚して何年か 経ったときだ。

妻さえ 愛していない自分に気づいて
随分と 自分が 惨めに思えた。

あんなに 執拗に迫って
一諸に 成った筈の 妻さえ
自分は 愛していない。

だが 
私は それに 
目を背け続けていた。

その結果
自分が 妻を
愛せない事を
妻の 責任にしてしまい
次なる 女性を 愛した。

だが 
この女性も 本当のところ
自分は 愛していなかったんだと
今は ハッキリと気づいた。

その女性が 私の前から
身を引く様に 去った時

私は 
私の前から
去った部分だけを見て

私の中で 
自分は被害者で
彼女が 加害者だと見てしまっていて
自分の 気持の中で 
いつか思い知らせてやるとか
絶対に許さないといった
逆恨みに 近い 思いを
平気で 産み出してしまっていた。

ところが
その彼女が 
そうしなければ
ならない様にしたのは
自分なんだと言う事には
まったく 気づいていなかった。

私自身が 
彼女を 加害者に
仕向けておいて
そうした 彼女を 憎んで居た。

むしろ 本当の加害者は
私だった・・・。

そして
それは 今日まで出逢った
すべての 女性にそうであった。

自分自身は 
愛してもいず
相手に自分を愛する事ばかり
望んで歩いて来ていた。

相手には 正真証明の 愛を望み。
自分は 一歩間合を おいての 
作り物の愛で
愛している ふりをする
相手が どう出て来ても
自分だけは 傷つかない為に・・・。

そして
自分が 一歩間合を おいている為に
どんな人にも
私の事を 愛することは
不可能だった。

相手に 自分の
本当のところを
愛することさえ
許しては いなかった。

それは 
私 自身に 原因があった。

幼ない頃に
愛する 自分の 全てだった 
母が 亡くなって以来

あの
孤児院時代
面会に来てくれた父に対して

やっと 心を開くと
再び 辛い別れが有る
そんな思いを
何度もして以来

自分が
愛した人に 去られてしまう
悲しさ 苦しさを
二度と 
味わいたく無いと言った思いが
恐怖心が・・・。

愛すれば 愛するほど
同時に 内側で 育ってしまっていた。
それはもう
私自身の 愛においての
ひとつの 癖の様に 成ってしまっていて
内側にしっかり
根をおろしてしまっていた。

だから
いつも いつも その癖は
愛の中で 自動的に
私の 知らない内に
その機能は 作動してしまう。

そして 
愛する人にさえ
奥底で 心を閉ざしたまま
接する 人間に成ってしまっていた。

ただ 自分だけが
傷つきたくない為に
自分を守ったままで
愛の中へ 関係の中へと入って行く。

これでは 自分が相手を
愛せない・・・。

自分が 相手に関れないだけでなく
相手にも同時に
本当の自分を
愛する事を許せない
本当の自分に関る事を
許せない

様するに
自分の手で 
相手に 自分を愛せなくさせている


自分で 相手に自分に
関らせない様に
させてしまっているくせに
そんな事には まったく気づけないで

勿論
相手にどんどん
愛を関ってくることを
要求してしまう。



だって 満たされないからだ。

だが
決っして どんな相手によっても
満たされる事はない。

それは 
当然の結果だった
私が 私を守ったままだからだ。

もう今は
あの幼ない頃に
母が亡くなったことも
孤児院での
何度となく 繰り返された父との
別離も・・・。

初恋も・・・。 
妻を愛していたつもりが
本当のところでは
愛さずに過ごし続けてきてしまった
緒婚生活も・・・。

全てが つい今しがたまでの
すべてが過去として
消えさってしまって
それらは 二度と帰る事のないものにも
拘わらず。

非のうちどころのない
完壁な 理想人間を目指しているが余り

私は 私の中で
それら全てに こだわったまま

なんとか そこから 抜け出そう
なんとか そんな人間では
無くなろうとしている事自体が

より内側で
それら全てを生かし続ける為の
努力に成ってしまっていて
自らの手で 自分をその中で
生かし統ける結果を
産み出してしまっているなどとは
まさか 思いもよらぬことだった・・・。


過去のすべて
それは ある意味では
私の存在基盤であった。

そこに腰かけて
私の支えとなっていた。

しかし
それらを 私の内側で 生かし続けていた為に
私は ずっと誰一人 愛せない人間でいた。




私が いつも 
あんな思いだけは
二度としたくないと
思う事によって

もう 終ってしまって
今は 無いものである過去から
恐怖を
私が勝手に産み出して
作り出していて
 
それと戦い統ける
生き方をしてきた為に
愛した人に去られ続ける
過去と同様の結果ばかりを
現在である(今)に 産み出し続けて
嘆いたり 苦しんだりして
ずっと 自分の手で
過去の中に生き続けていた 」




彼は 超能力者だ??
何故なら
彼は 素晴らしいことが出来る
秘術を持っているからだ。

絶対に出来えない不可能な事を
可能にしてしまう男だ。

その秘術とは
彼は 終ってしまって
ありも しない過去の中に住み
その過去の中で 暮らしている。

そして
その過去を 現在に
甦えらせる事までやってのけてしまう。


あなたは 超能力者に
憧れなくたっていい。

だって あなたは 既に
超能力者も 真っ青な事をやってのけているのだから。
いまや 世の中は 超能力者だらけだ。






それでは 
明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 













★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 268★

2007-05-28 16:33:43 | Weblog


◇ 人間物語 の メール講座   NO28 ◇



 
ようやく 
彼は そこに 帰りついた。

もう全て終って 消えて
無くなっている過去全体を
「ある」と 思い込んでいたところから
なくしたくないと言う不安を
同時に 作り出して

その不安を 消そうとする為の
一切の 行動が始まる。

行動すれば する程
不安を 消そうと 
努力すれば するほど

その不安は より大きくなってしまう。

その延長線上にいる限り
永久にその'不安の消える地点は
やってこない。

だって 
その不安自体 
無いものなのに
無い物を消そうとする事から
出来ない相談だ。


あなたと 
思い込んでいるものが
本当に 在るのか どうかを
良く 見てみる事・・・。

そんなものは どこにもない。

そうしたら
そのないものを 消そうとする 
その 行動自体が 
過去を よりリアルにし
過去の息を 吹き返えさせようとする。

それは 
あなたを
より その過去の中に
閉じ込め続ける結果を
生み出してしまう。

そして 
あなたが あなたを
過去に がんじがらめに する為の
その行動は
いつまでも いつまでも
あなたが 気づかない限ぎり
永遠に終る事はない。

これは
あなた自身が 仕掛けているトリックだ。


彼は ここまでの事実を 見抜いて
始めて 自分は 何ひとつ持ってはいないし
何ひとつ無い

ただの 
空っぽの空間になった。



今迄の
彼は死に
彼は すべてから開放され

新たに ただの空間として
誕生した。

その時
彼は 彼の命すら
自分のものなどでは ない事を
発見できた。

自分で
生かし続けている訳でもない我身・・・。

まさに 
何にかによって
生かされている・・・。

摂理によって
運動によって
自然の 大いなる法則によって。

宇宙によって
生かされている
我身を感じた時。

彼は 
始めて
呼吸が 出来ている事に
喜びを感じた。

それは 
とてつもなく
深い感動だった。

今迄
自分が 
生かしているものでもない
この命を 当然の様に感じて

まるで 
自分自身で生きていて
生きているのが 当り前の様に
錯覚していた日々・・・。

それどころか
自分自身で生きている訳でもない 我身を
一体 どうやって生きて行くべきかと
悩み 苦しんでいた一切の日々に

彼は この時点で
始めて別れを 告げる事が出来た。



そして 
もしも 彼同様に
あなたが 愛で傷つき
苦しんでいるのなら

もう 
あなたは愛で傷つき
もがき苦しむ必要はない。

それは
ただひとつ
あなたの 愛の成長が 必要なだけだ。

あなたの愛自体の 成長だけが
その苦しさから
あなたを 救い出してくれる。

その愛の
対象者を憎んだり
あるいは 助けを望んだりする事は
なんの役にも 立ちはしない。

愛(関係)は
何も 男女の間だけに
有るものじゃない。

夫婦 親子 
恋人間だけのものじゃない。

男の人と 男の人
女の人と 女の人と 言う様に
あなたが 生きる以上
あなたは あらゆる人との関係の中にある。

そして 
あなたの特別視している
親子間 恋人間 夫婦間の
愛(関係)は
あなたと 人との関係の
集大成にあたる。


だから
ひとたび
その愛を 関係を
覗き込む事が出来たなら
その関係を 成長させる事が出来る。

愛を 
人との関係の集大成を
ひとたび 覗きこむ事によって
すべての 関係の成長が起こる。

夫婦関係 親子関係 恋人関係と
この関係は 愛は
ちょうど 関係(愛)の 中心だ。

木で
例えるならば
それは 幹の部分にあたる
そして 普通視している人々との
関係は 枝にあたる。

枝よりも
幹の方が根に近い。

愛の 
関係の 成長は 根にある
だから それほど幹である愛を
覗き込む事は 必要だ。

そして
それを覗き込まなければ
いけなくなるぐらいまでに 

人は 多くの愛を体験し
こっぴどく打ちひしがれて
それ以上 先には進めなくなった時に
始めて 帰路につく。

外側から 内側へと
外面から 内面へと
歩む方向を切り変える・・・。

根に向い出す。
その根に 辿り着いた時にこそ
すべての関係(愛)の成長がある。
彼は やっと そこまで歩んで来た。




それでは 
明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 











★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 267★

2007-05-27 21:46:34 | Weblog


◇ 人間物語 の メール講座   NO27 ◇





あなたは 
もう 既に
今は無くなっているものの中に
生きている・・・。

過去の中に生きるとは
そう言う事だ。

無いものの中になど
どうして 生きる事が出来る
それは 不可能だ。

だが 
あなたは その不可能をしている。
あなたは 今日まで死んでいた
生きては いなかった。

何故なら
過去とは 
死んでいるものだ。

その中に生きる あなたも
当然,死んでいる。

あなたは 今日まで
うす暗い 墓場の中で
もう死んでしまった過去と
共にあった。
それは とてもじゃないが
生きているとは 言いがたい。

そんな姿が 
あなたが あなたと思い込んで
歩き続けてきた「俺」であり「自分」と
呼んでいたものだ。

そんな「俺」を そんな「自分」を
後にしなさい。

それは あなたなんかじゃない。
第一 「俺」とか 
「自分」と呼べるものなど
この世に存在した事など
今だ 一度もない。

何故なら
あなたが「俺」と
指し示めそうとした瞬間に・・・。

あなたのやった事は
過去という時間の中に
すべり込んで行ってしまう。

あなたなど
今まで 1度も居た事など無かった。
それは あなたが過去と
一体と 成っている間は ずっとそうだ。

そうして
生き続ける限り
肉体の誕生を済ませただけで
本来の あなたの誕生をしないままに
あなたは 消え去る。



そして 
そんな あなたに
「生」を 味わう事は 
まず不可能だ。

過去を 
あなたの中で
生かし続けられていると
あなた一人が 勝手に思い込んで生きる。

そんなあなたには
生を味わう事ができない。

何故なら
その過去の中には
様々な事が 含まれている。

あなたが 
そんなに 
過去に すがって
過去を 手放せないでいるのは

例えば
未来を より間違いの
無いものにして 行く為に
あなたが 過去を使っているからだ。



未来に 
過去を照らし合わせ
その過去を 物事の判断基準に使う。

過去して来て 
良い結果を
得られて来た事と
似かよっているものは
やって。
 
悪い結果しか
得ていない事は やらない
こうなったら あなたは
未来を全部 過去にして行ってしまう
そして あなたの描いている
未来の 大黒柱は
過去から 投影されている。

例えば
過去 あれほど
嫌な思いを した事を
二度と 味わいたくないと思い
未来を あなた流に
作り出している。

それだって 過去を生かし続けて
いつまでも いつまでも
その過去と戦い続けて
あなたは ほんの一時も 
休息を 取れない。

そして
いつか あなたは 
息切れをして 負けてしまう。


あなたの負けは 
既に 決まっている。

それが 早いか 遅いかの
違いに すぎない。

それに第一
あなたは 既に
無くなっているものと
戦っている。

あなたが 勝手に「ある」と
思い込んでいる為に
造り出されている恐怖から
逃げる為の 未来・・・。

それは 馬鹿馬鹿しい 生だ
だから そんな あなたに
未来などない。

この事実に
気づかなければ
あなたは ずっと墓場の中だ。

折角 
この世に「生」を受けたのに
あなたは 産まれず仕舞いで
死んで行く・・・。

目を覚ましてごらん。
過去は すでに消えて 無くなっている。

未来は まだ来ていない。
何ひとつ 気にかける 
必要のあるものなど 無いのだよ。

過去 
そして未来
人は このどちらも 
気にかける必要など 無い事を知り

その上で 
その どちらも人には
味わう事など 不可能だという事を知る。

そのどちらにも
私達が 生きられる場所は無いし 
そのどちらにも
私達が 生きる事は
不可能だという事を知りなさい。

これは 事実だ。


人は「今」という 
時の流れなどに
振り回されない中に 
生きている。

その中に 
帰って来る事だ。

そこに 
波長を合わせてごらん。

そこ だけでいい。
他の 一切になんて
かまう必要は無い。

あらためて「今」の中に生きろなんて
言っていない。

一生懸命 今に生きろなんて
言ってはいない。
ちゃんと すでにもう
その今の中に 生きている
本来の あなた自身に
帰っておいでと 言っているんだ。
その事実に気が付いてごらんと言っているんだ。

感受性に
磨きをかけて
感受性を研ぎ澄ましてごらん。

豊かな感受性が無ければ 
私達が唯一生きられる場所である
その「 今 」という場所を感じ取ることは出来ないし
知覚することが出来ない。

そして
中途半端な 感受性は 
あなたの内面をズタズタにしてしまい
あなたを苦しめ傷つけてしまうことになりかねない

けれども全てを射抜いてしまい
あらゆる物事の 向こう側にまで
突き抜けてしまうくらいの
豊かに磨き抜かれた感受性は 

あなたの人生の灯りとなって
足元を照らし出してくれるものだ。




私の処は
その感受性の磨き方と
心の目を養うことを 
皆が勉強している所でしかない・・・。

そして
あなたの内側に
真理に至る階段を、
道を、見い出して貰おうとしている所でしかない・・・。 





それでは 
明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 











★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 266★

2007-05-26 22:29:48 | Weblog


◇ 人間物語 の メール講座   NO26 ◇



☆はるかなる知恵への目覚め

(本性の誕生・愛を超えた愛との出逢い 
        すべてとの出逢い それが愛)




続いて 
第四の段階に
彼は 気づくことになる。

彼は 
今日まで避け続けて来た
たった一人になって
自身を 見つめる事を決意した。

彼は 三段階目の
事実に気づいた後

必然的に
何故 そんな事を続けて来たのか
もっと深く見つめる為に
自分の心の中を覗き込んでいた。

今や 
彼は 誰の所為にも
何の所為にも
しなくなる地点まで 歩き切っていた。
人の所為にしたり
何かの 所為にしたりする事は
余計問題を 解き難くし

その問題から
自分が 目を そらす為のトリックを
自分に 仕掛けている事を
知ってしまっていた。

彼は 自然に そんな事までが
見通せるまでに 成長を遂げていた。

そんな彼が 
究極の知恵に至った
きっかけは 都内を走る山手線の中で起った。

彼は この きっかけが 訪れるまで
まる 三日の間 自分の心の中を
覗き込む事だけ 試みていた。

そこで 彼は 
とうとう ものの見事に
ある事実を発見した。

彼が 他人より自分の妻に
あたったり
我がままを言ったり
自分勝手が出来ていたのは
何故だったのかを発見した。

彼は 最も奥深い所で
奥さんを 自分のものだと 思い込んでいた。

自分の物と言うのは
自分の自由に
思い通りにならなければ 腹が立つものだ。
人じゃない 
まるで物扱いして来た日々
それは 自分の憂さ晴らしの道具だった。

それは 奥さんだけじゃない
いつかしら からじゃない
ずっと そうだった・・・。

自分が生まれた頃から
自分以外の人は 物同然だった。

道具同然の様にしか 見ていず
扱かっていない自分の姿を
はっきりと見た。

妻を自分のものだと
思い込んでいたところから
あたったり 我がままをしたり
随分 ひどい事が出来ていた。



彼は 世の中に
たった1人で 出て来た
この たった1人きりと言う感覚は
私達にとって 一生涯 付きまとう不安感だ。

この 1人という感覚を消す為に
この 不安から逃げる為に
様々な事をして 
人に好かれ 誰からも嫌われまいとして
1人と言う不安を
消し去ろうとする。

だが その不安からは 
逃がれられない。


今度は 様々な物を
自分の物だと思い込む事によって
やはり この不安から
逃げ様として生きている。

彼は この事実に出くわした
そして 更に進んだ。

「 今まで一生懸命に 掻き集めてきた金銭を
私の物だと 思い込んでいたが
こうして 仕事も出来なくなると
全部 吐き出さなければ いけない
私の自由などには ならない。
今まで 自分のものだと思って来た会社も無くした。
やはり 会社も 私の物 私の自由に
永遠になっている事など 不可能だ。
うまく物事が 進んでいた時は 確かに
そんな感覚を 与えてはくれた。
だが あれは錯覚でしかなかった。

もっとも
当り前の様に思えていて 余り
自分がそう思っている事さえ
忘れてしまっていた 妻の事も 
やはり 自分の物などでは無い。

何故なら
私と 同じ様に 私以外の人を
好きになる事だって 出来るし離婚もできる。

それに
私 以上に 妻を 幸福に出来る人間は
世の中に沢山居る。



例えば 私が死んで 
彼女が再婚して
私との結婚など以上に
幸福になれる可能性は 沢山有る。

それに
私との 結婚生活を思い出として
1人で生きて行ったとして
果して幸福だろうか・・・?
今までは むしろ そうして欲しいと
願っていたが・・・。

それは
私が死んでも
私の物を無くしたくないと言う
私の エゴからの 願いでしかなかった。

そして
今日までの生活の中で
自分は 妻を食べさせているのだから
自分が死んだら
妻の生活が困ると
それを 私自身が生きている
存在理由にしていたが

それは 
事実では無かった
勿論 何年かの間は 大変だろう。

だが 
妻は 自分自身の力で
今迄 やったことの無い事を
やりとげる事のできる自分を
発見できる可能性だって有る。


むしろ 
一時的に彼女を悲しませる事に
成るかも知れないが
私の死は 彼女の成長を
進めるものとなる。

私の 今まで生きていた意味は
いつも 妻の成長を止める事でしかなかった。

それは 目先の 上辺の
愛でしかなかった。

私は 今まで生きて来て
妻や 私の係わる全ての人々に
トラブルしか 与えてはいなかった。

むしろ 今までの私は 居ない方が
トラブルは消え
周囲のものは ずっと楽になる事を知った。
私の生は その程度の ものでしかなかった 」




彼の発見した事は 事実だ。

本来
すべての人間の生には
なんの意味や
なんの理由もない。

たまたま あなたは 生まれて来てしまった。

あなたが 生まれて来なければ 
いけなかった理由や意味など
何ひとつ無い。
私は 無意味で
何も無いと 言っているんであって
あなたが生まれてこない方が
良かったと言っているんじゃない。

どっちでも無いと 言っている。
それを とても聞こえにくく感じているのなら
それは あなたが「自分は居た方がいいんだ」と
思っているからだ。

今 ここに 
こうして生きている
私も あなたも 全ての人が

ここに 
こうしている為の
存在理由を
私も あなたも 
自分自身の内側には
持っていない。

それにも かかわらず
「こうしなければいけない」とか
「こうする為に 生まれて来た」と言った
一斉の理由は 全部
あなたが
勝手につけた 理屈であって
真実じゃない。

彼も 
そして全ての人も
自分の 存在理由なしで 生きるのが
心細く 不安な為に
色々な意味づけ
理由づけをする・・・。

だが 
そうして生きていたから
今迄の 彼は 居ない方が良かった。

それは トラブルを 
撒き散らしてしか 生きていない。

そして
その事実を見た時に 
初めて 生きている理由や 
意味づけを 持たずに生きる事ができる

ここで 
初めて
居てもいいし 居なくても良い
どちらでも 良い質の人になれる

世の中に 
生きていた方が 良い人など
1人も居ない。

良くて どちらでもない人に
成れるだけだ。


にもかかわらず
「俺はいた方が良い」と 思っている人は
トラブルしか 巻き起こせない。

そうしている以上
あなたは 居ない方が
トラブルは起こらない。

あなたが 自分の事を
「自分は 生きていた方が 良いんだ」
と思っていると・・・。
事実は 調度 その逆で
「あなたは 世の中に 居ない方が
良い人間に成っている」と
言った事実を伝えたい。


だが 
これ程
認めがたい問題は 他に無い。


あなたも
自分が 世の中から 
居なくなった方がいい。

或いは
自分が生きていなければ
いけないといった
明確な存在理由は 無いなんてことは
認めたくもないだろう・・・。

彼も そうだった。

何故なら
もしも 
そんな物を認めてしまったら
今までの 自分が 崩れてしまう。

今日まで やってきた
すべての事が
水の泡に 成ってしまうからだ。

遥か 遠い昔
あなたの 小さい頃から 生きてきた
生き方全体が 崩れてしまう。

それでも 彼は
この自分自身が 崩れてしまうと言う
恐怖の中に入っていった。

そして彼は 
その恐怖を
乗り起えてしまった。



まず彼は 
自分が今まで
「俺は」とか 
「私は」とか 
「自分は」とかで 指していたのは
一体 どこを指して そう言ったり
思ったりしていたのかを 見た。

彼は 
彼自身の体を指して
そう言っていた訳では無い。

今 やっている事を 
指してでも無い。
それでは 一体 何だったのかと

更に深く 
覗き込んで見た時に
気づいた事は

生まれてから 
今日までの 
自分のして来た 一切の
経験を指して
「自分」や「俺」や「私」と言っていた。

そして それらを 自分であると
思い込んで生きてきていた。

その「自分」と
思い込んでいる
生まれてから 今日までの全てを
無くしたくなかった。

それが 無くなってしまったら
自分までもが 無くなってしまうと
言うところから
恐怖感が 生まれていた。

だが 
その恐怖感は
彼が 勝手に作り出していたものだ。

何故なら
彼が「俺」とか 
「私」とかで 指していた
生まれてから 今日までの全ての
歩み全体は もう過去だ。

過去と言うものは 
もう終ってしまって
消えて無い。

二度と 戻ってなど来ないものだ
その無いものを
無くしたくないと 思い込んでいた。

もう無いものなど
どうして
無くす事など出来るだろう?


それは 
不可能だ。

もしも 
それが「まだある」などと
言いたい人は
良く聞いてほしい。

それは あなたの思い込みがあるだけだ。
それは あなたの記憶が残っているだけだ。

記憶は 現実じゃない。

もしも 
それを あなたと 思っているとしたら

あなたは
一生 過去の中に 生きる。

あなたは
一生涯 過ぎ去った
記憶の中に生き続ける事になってしまう。







それでは 
今日は この辺で終わりにしたいと思います。
明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 










★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 265★

2007-05-25 10:57:58 | Weblog


◇ 人間物語 の メール講座   NO25 ◇






彼は 半年を経た頃から
心の中で ある決定をしていた。

妻と別れよう
妻が 実家に帰える様に仕向けてやる
妻の方から「別れたい」と言う様に
させてやると 考えていた。

そして
彼は それまで 築き上げた
すべてを 破壊してしまおうとして
まったく 仕事をしなかった。

彼は
その頃 独立をして 
小さな会杜を経営していたが
すべてを引き払い
それまでの 貯えで生活をしていた。

そして
その女性問題が起ってから
調度 一年が経とうとしていた頃

お金は 底をつき
明口食べるお米さえも無くなった時

彼は 自分が今日まで
何をして来たのかに 初めて 気づいた。
自分の考えた
計算通りに
出来なくなり・・。

開き直って
一切の 仕事をせずに 過ごす事で

当初 考えていた
自分の思い通りに 
しようとした事は

自分を駄目にする事でしか
無かったということや

自分の思い通りにする為に 
していた事は
すべて 自分を破壊する事だったと
初めて 彼は気づいた。

この彼のコメントは
様々な事に触れているから
少しばかり長い・・・
彼は言う

「 私は 妻を愛する事に
疲れ果てていた。妻を白分の物にしようと
強引に結婚した為 常に 妻を 愛し続けなければ成らなかった。

自分が 愛されてはいない事を知っていたから
私が 愛さなければ 妻は何処かへ
行ってしまうと 思い続け 愛し続けた。

私が 愛と思っていた事は 出来るだけ
妻に不満をいだかせない様に する事だった。
その為 会杜でも 家庭でも いつも背伸びをしていて
本当の私の姿を 見せられなかった。

もしも 本当の自分の姿を さらしてしまったら
嫌われてしまうと思い込んでいた。
だから 常に 頼よりがいのある男
頼りがいのある夫を 保とうとしていた。

そういう男に 見せなければ
周りの人も 妻も 自分から 離れて行ってしまうと
考えていたからだ。

ところが
私の胸の中には
いつも誰かを頼よりたいと言う
気持があったし そんな本当の姿を
いつも 隠し続けているつもりだった。

そして
その背伸びをして
頼りがいのある男でいる事に
限界が来ていた。

そんな時
私の前に表われたのが あの女性だった
彼女の前では 背伸びをしない姿を 自分を表せた。

そして 
彼女は 私を愛してくれた。
私が 背伸びをしなくても 愛してくれた。


私は それまで
自分が装った状態で 無ければ
愛されないのだと考えていたから喜んだ。

これこそ 
愛だと小躍りした。

自分が 何もしなくて
そのままで 愛してもらえる
そんな愛を 私は求めていたからだ。

私は 彼女に のめり込んだ。

その頃の 妻は
まさか 私がそうしたとも
気づかなかったが

どことなく 私が妻に対して
冷めたくなった事を感じ取っていたのか
妻は とても気が強く私に接する様になっていた。

それに比べ
彼女は とても 優しい
当然 彼女の方に日増しに のめり込んで行った。

もう その時は 
何も 見えなかった。

だが 私は 重要な事を 忘れていた。

それは 苦しんだ挙句に
気づいた事だ・・・。

私は
今日 こうなるまで
この事に気づかなかった・・・。

私は 今日の 今日まで
妻の 姿が見えていなかった。

今日まで 私が 見て来たのは
妻では 無く。

私に対して 反応する 
妻の姿でしかなかった。
それは 本当の 妻の姿では無く

私に対する 妻だった。
私は 私に対する 
妻の 顔を 姿を 見て
勝手に 妻像を
作り上げてしまっていた。

妻の姿は それひとつじゃない。
それは あくまでも 私に対しての妻の姿だった。

妻だけじゃない
生まれてから 今日まで
私は 誰 一人の顔も
見た事がなかった。
誰とも 出逢った事が 無かった。

私が 出逢って来た すべての人達
それは 私に対して 反応する
相手の姿だという事に気づかず

そんな相手を見て
喜こんだり 怒ったり
泣いたり 悲しんだりして 生きていた。
私に 反応する 相手の姿
それは 私の姿そのものだった。

私は 
今日まで
一人の人問とも
出逢った事がなかった。

人と 出逢えるには
“私”がいたら 不可能だと言う事を
この時点で 始めて知った。


妻は 初めて出逢った頃
今とは まったくの別人だった。
とても 優しかった。

私の事を 
一生懸命に成って
愛してついて来てくれていた。

ところが
だんだんと 妻は
気が強くなっていき始めた。

それは
私が 何度となく
仕事を変えたりするうちに
そうさせて しまっていた。

最初の内 妻は
私に 甘えてもいたし優しかった。



ところが
背伸びをする
私の 背後に見えていた
頼りのない 本物の私が見えれば 見えるほど

妻は 
自分が しっかりしなければ
いけないと 感じだし

自分に 言い聞かせて 生活する様になり
彼女自身も 気づかぬうちに
気が強くなって行ってしまった。

それは 
私が そう仕向けて来た。
彼女だって甘えたり 優しくしたり
私に 寄り掛かっていた方が
よっぽど その方がいいに決まっている。

だが
そうしていたら
私が 余計 駄目に 成ってしまうのを
知っていて
妻は 私にそうできなかった。

私と生活したが為に
以前の妻とは
すっかり違う人に 
私が 変えさせてしまっていた。

この事実に気づかず
私は 自分でそう仕向けて
そうさせてしまった妻を嫌う・・・。



自分が 
そうなる様に仕向けて行き
そうなった結果である
現在の 妻の気の強さを見て嫌う。

そうなれば 当然
日常の中に 不満が 芽生え出す。

そして
自分で作り上げた 嫌いな対象者から
逃れ出す為に
今度は そこから自分を救い出す為の
優しい 好きになれる人を
探し出す・・・。

これは 
なんと馬鹿げた事だろう
まったくの 
1人相撲だった・・・。

自分で 
自分の首を締める 道の上を
今日の 今日まで
歩き続けさせている 自分がいた。

勿論 
妻に 申し訳のない事をしてしまった。


ところが 
それ以上に
生まれてから 
今日まで長い事
歩き続けてきた
自分の 思い通りに させる為の道
それは 自分で 自分を 
苦しめ続ける道 以外の 何物でもなかった。
これは 仕事でも 何もかも
私の 生き方全体が そうだった。

そして いつも心の中で
そんな 自分から 逃がれたいと
苦しみ続けて来た・・・。

私は 今まで1番 
苦しめ続けて来た
自分に ごめんなさいを 言ってあげたい・・・」



自分が 書いた原作を
自分が 演じてしまう。

その結果が
苦しさを 生み出し続けていた。

彼が これに気付けなければ
彼の作り出した
最終結果である妻と
そこから 自分を救い出す為に
好きになった彼女を比較してしまい
彼は 彼女を選ぶ。

すると 
今度は
新しい彼女を 
気の強い女性にしてしまう
それは 彼が 今までの 彼でいる以上
必らず そうさせてしまう様に
そう仕向けてしまう様に
成っている。


そして
再び そうなった彼女を 嫌い出す。

同じ輪の中だ。

グルグル グルグル回り続ける。
まるで メビウスの輪だ。
あなたは そこから永久に出られない・・・。

彼と出逢う相手を
常に傷つけて歩く
そして同時に 彼自身も
傷ついている・・・。

ところが
次々に代わりを見つけては
逃げ廻っている為
彼自身の傷は
自覚症状がない。

だが 
彼の行きつく愛は
必らず 破壊を 破滅を もたらす。

それ以外の結果は 出ない様になっている。
彼が そうしてしまっているのに
彼だけが 気づかない。

そして
彼は 破壊などと言う結果を
求めている訳じゃない。

彼は 
真実の 愛を 求めているつもりだ。


もう こうなっていたら
いきなり真実の愛は 得られない。

まず この破壊という結果を
続け出さない為には
逃げる事を やめる事だ。

一旦 立ち止まって
真実の愛とやらを
求めるのを やめてごらん。

真実の愛を 探がし出すんだというのは
あなたの口実でしか無く・・・。

本当は 自分一人きりになってしまうと
嫌でも 今まで自分のして来た事実が
見えて来てしまう・・・。

一体 誰に 原因があったのかが
見えて来てしまう。

その一切の原因は
自分にあったという事実を
見つめる事から
逃げているだけだったと 気づけることだろう。

逃げていたのでは
真実の愛から 遠ざかるばかりだ。

それは もう とっくの昔に
起っても良かった。

それが 今日まで起らなかったのは
あなたが 相手が悪くて
真実の愛が起らなかったと
いつも いつも 人の責任ばかりにしているからだ。
そうじゃない
あなたに 問題があって
真実の愛は 起らなかった。

今日まで
真実の愛を 起らせる事を
いつも 邪魔していたのは あなただった。

いつまで 相手を変えて行ったら
あなたは 気が済むんだろう・・・。

もしも
あなたが 今のまま歩き続けるのなら
真実の愛など
永久に 見つかるまい。


白分で 
白分を 苦しめる道を
歩き続けている事に気づく以外に道はない。


彼は 
こうして 第三の段階も
乗り越えることができた。

今や 
本性の誕生は
間近にせまっている・・・。








それでは 
明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 









★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 264★

2007-05-24 12:16:36 | Weblog


◇ 人間物語 の メール講座   NO24 ◇





良い悪いという
単純な理屈で
重要な問題を 脇に退けては駄目だ。

人間の 様々な問題は
良い悪いだけでは 解決は不可能だ。
それほど 単純ではない。

もしも 
それほど単純ならば
人は 悩みはしないし
苦しみもしない。


そして一番に
自分自身を傷つけてしまう 最大の元は
物事を 真っぷたつに区分して
考え出す事にある。

良い悪いの 二つに
善と悪の 二つに
道徳と 不道徳に。

高いと 低いに
優と 劣に
天国と 地獄と 言う様に
世の中の すべてを
二つに区分して考える。
これは 西洋の文化が生み出した
二元論という 
物事を 単純に
わかりやすく 説明したり
解釈する為の方法だ。

本当に体験して 
知るのではなく
あくまでも 頭の中で知る。
これが 解釈だ。

世の人々は
今や この二つに区分した
二元論の中に
どっぷりと埋没してしまっている。

何故か?
その理由は こうだ
自分の人生を 
より間違いの無いものとする為に

あなたは その二元論の中に
自分を置き
その二つの内の 
良い方を選び 生きる。

本当に あなたが
わかっているからじゃない。

その二つとも 生きてみてから
こちらを歩こうと
あなたが選んだ訳じゃない。

だって
両方とも 味わったわけでもない
あなたに 何がわかる?。
なぜ
今の あなたが
歩いている道が 正しいとわかる?

あなたが もしも 
この二元論の中を
無意識にでも
歩いているとしたら
あなたは きっと 自分自身を
まっぷたつに 分断してしまっている。

良い悪いを あなたの中に作り出す
善と 悪を あなたの中に作り出す。

そして
あなたは この善の方だけ受け入れる。

だが 悪の方は 
あなたに受け入れてもらえず
いつも あなたの内側で
あなたに 受け入れてもらおうと
必死だ・・・。

こうなったら
あなたは 常に 善を手にし続ける為に
いつも 内側の 悪と
戦っていなければいけない。

これは 苦しい。
一時も あなたに
休息を 安らぎを
与えてはくれない・・・。

このままでは あなたは満ちたりた気分なんて
味わえっこない。

これが
心の病が無くならない
最大の元だ。

あなたの 
内側の悪も
あなたの一部だ。

それを 受け容れて上げなさい
それは 例え 他の人に
受け容れてもらったとしても
用を成さない。

その
内側の あなたの一部である 悪は
あなた自身に 受け容れて
もらう事を 願っている。

「 善の方ばかり 可愛がるな
僕の方だって 受け容れてくれ!
僕だって 君の1部なんだ・・・。
ちょっと 見てくれが悪いだけなのに
余りにも ひどい扱かいを
しないでくれ。
いつまでも 君が 僕を 受け容れて
くれないのなら
僕が 君の 一部だという
証明を して上げる為に
いつまでも 騒ぐ事をやめないぞ。
それに 僕が騒げば
自然に 君の体を支配して
悪い事をして上げる
そしたら君は
僕が 君の一部だって事が
わかるはずだ 」

調度
こんな感じで
内側に 抑圧されている悪は
その力を 発起する。

それは
あなたが 
抑圧すれば するほど
力を持つ事に成る。

それを
自分の一部として
認めてあげてごらん。

あなたは 
その時に初めて
内側には 悪など存在しなかった事を
目にする事だろう。

それは 
あなた白身が 作り出した
トリックだった。

まだ 
何ひとつ 
知らない あなたが
物事を二つに区分して
これが 善で これが 悪と 作り出し。

善の方を 追ったあげく
悪の方も 歩いて見たいという
あなた白身の 興味を 誘惑を
あなたは 悪とみなしていた事に
気づける事だろう。


あなたは まだ
その悪とやらが どんな物か
体験していない。

それを 体験する為に
それを 知る為に
あなたが 勝手に 悪と頭の中で
決めている方向にも
歩いて見る事だ。

そしたら あなたは どこかに
頭を ぶつけて
泣きわめくかもしれない。

今まで 
体験した事の無いくらい
痛い思いをするかも 知れない。

だが あなたは一段成長する。

頭で わかって 
それを止めている場合
あなたの 内側には
それを やりたいという思いが
芽生え出す。

あなたは 二つに分かれてしまう。

本音と建前
あなたが 世の中で 出世したり
多くの人達に 受け容れてもらう為に。

こうしなければ いけないと
やって行く事を
あなたは 善とみなす。
それが 建前だ。
その建前をやって行くと
当然 あなたは 
無理をし 
背伸びをしていること自体に
息切れがしてくる。

そして 時には
こうして 発散したいという事柄が 
自分の 内側に 芽生え出す。
それが 本音だ。

あなたは この本音を悪とみなす。
本音は 建前をしているからこそ
産まれて来てしまう代物であり
どちらも 本当の ものじゃない。

あなたが 建前で 生きなくなると
本音も産み出されなくなり 自動的に消えて 無くなってしまう。
これは 二つで一組のものだ。

どちらも 善でもなく
どちらも 悪ではない。

そして そんな生き方を続けていると
いつか 必らず その悪に
あなたは そそのかされて
それを やってしまう可能性を
持ったまま歩く・・・。

そして 内側の その衝動と
戦いっ放しで 生きる。

そんな生は 馬鹿みたいだ。
成長などない。


だが 体験で
実際に 痛い思いをした 
あなただったら.
それが どんな結果をもたらすのかを
ちゃんと 理解する。

それが 成長だ。

あなたは ひとまとまりだ
まだ あなたが 生まれてから
何十年しか 経っていない。

その何十年で 
あなたが理解した事と言ったら
挨の様なものでしかない。

この
世の中には
あなたの知らない事が 山ほどある。

どうか
そんな あなたが 知ったかぶりを
しないでほしい。

そして
私が言う「知る」とは
頭で 知っている事など 入れていない。

そんなものは ガラクタだ。
もしも あなたが 頭によって
すべてを 知っているとしたら
あなたは 何ひとつ知ってはいない。

何故なら
真理は 頭で知る事など
不可能だからだ・・・。
それは
その中に生きた時に
初めて 流れ込んで来るものなのだから。

そして
この二元論に埋もれて生きると
あなたは 知識と 抑圧しか
得られずじまいだ。

それは まがい物の生を
あなたに 与えてしまう。
そんなのは 生じゃない。

一見 あなたは 間違いを犯さず
非の打ちどころのない人間に見える
完壁だ。

だが 
そうなったら 生きてはいない
そんな つまらない生は
ロボットに任せておいたら良い。

ロボットは 完壁だ。
だが 成長はしない。
いつまでも いつまでも そのままだ。

そして
ロボットは 生きてはいない。
機械仕掛けだ。

あなたの生も 
それに似ている。
インプットされた マニュアル通りの生・・・。

作りものの 生・・・。

だから私は まがい物の 生だと言う。
人間が そうなったら お終いだ。

作りものの生から
産まれ出る 全ては作りものだ。

思いやり。
情け。
愛さえ。

すべて計算された作りもの
こんなのは 極悪だ!

真の生から
生まれ出る 一切は
すべて 活き活きと 生きている。

流れている
そして それは 
すべてに 安らぎを 与える・・・・。




それでは 
明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 









★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 263★

2007-05-23 11:18:07 | Weblog


◇ 人間物語 の メール講座   NO23 ◇





けれども
まだ それに気づいていない彼は
彼自身の 心の表面にあった
満たされない 性への欲望を
発散する為と

仕事に対する
スランプからの 
逃避をする為に

その頃 
出逢った女性に
全面的にのめり込んだ。

彼は 
又も
知らず 知らずの内に
公私の場に 渡って
以前の様に 背伸びを
しすぎてしまっていた為に

どこか 
本当の自分を
さらけ出せる場所が 欲しくなっていた。

勿論 
こうなって 当然だ・・・。

すべてに対して
緊張の連続だったら
人は 必らず 解放的な場を
緊張の 解ける場を 求める様になる。

彼は 
その彼女に 本当に
のめり込んだ。

彼女との 愛は
三ヶ月に渡っての 
短かい愛で 有ったが
彼は 本気だった。

彼が 本気すぎたので
その愛は たったの三ヶ月で
ピリオドを打ったと言っていい。



彼は 
自分が結婚しているのにも
かかわらず

彼女こそ
本来の 自分の結婚相手だ。
この彼女となら
すべてを捨てても
良いとまで思い込んでいた。

何故なら
その頃の 
彼の問題と 成っていた物の
すべての物が この愛によって
発散する事が 出来ていたからだった。

そして この時点で
彼の気持は 決まっていた。
妻との離婚という方向に・・・。

しかし
その愛は 
調度三ヶ月目に終った。

何故なら
彼が最後になって 
逃げ出したからだ。

彼は 
妻との離婚の為
彼女の実家である 北海道まで
行って話し合った。

その話し合いに出かける前に
彼女と打ち合せをして
二日で離婚をし
帰るからと彼女に待っていることを
約束し
彼は出かけた。

とんでもない男だ・・・。

彼は 話し合う前から
もう話しの結果を決めていた。

ところが
いざ その話し合いになると
当然 怒りを ぶっつけて来ると
予想していた 妻の 兄姉から
何も言われない。



それどころか
ただ 皆が 黙っていて
重い空気が たちこめているだけだった。

そんな空気の中で
兄が口を開いた。

兄は妻に
「 この話し合いは お前 次第だ
お前が 別れたいと言うのなら別れれば良い。
相手は それに従うしかないのだから 」
と言った。

彼の奥さんは答えた

「 私も 最初は 彼の事を 責めた
本当に 信じきっていたのに
裏切られたと言う気持で 一杯だったけれど・・・

実家に帰える 前日
彼が 家を空けたので
その夜 一生懸命考えた。
どうするべきか どのようにしたらいいのか?
そうしたら 彼だけが悪いんじゃないし
今日まで 私は甘えすぎていた
彼一人で 大変な思いをして来ている事に
気づいて上げられなかった。

だから
彼に そうさせたのは
私の責任だった。

彼の 今まで 
私にして来てくれた事さえも
今回の 彼のした事で
全部が 嘘だったかの様に
とってしまったけれど
そうじゃなかった。

彼が 今日まで
私にして来てくれた事は本当だった。
それは 誰よりも
私自身が 一番 良くわかる。

すべて 私が悪かった。
だから もう一度やり直したい。
こんな事で感情的になって 別れて
後から 後悔などしたくない 」

と 涙ながらに話す妻を見て
彼は 何も言えなくなってしまった。

当然 彼は 怒りをぶっつけられると
思っていた。

もしそうされたら
彼の方から 開き直って別れるつもりでいた 
ところが その彼の気持の方が
ぐらついてしまった。

彼の方が 悪い事をしているのに
妻は 泣きながら「私が悪い」
と訴えている。

そんな妻を 踏みつけにする事など
彼には 出来なかった。

彼はその後
「 もう一度 やり直して見る 」
としか 言いようがなかった。

ところが
それは 本心からじゃない
その場は そう言わざるを
得なかったからだ。



勿論
実家から帰ったのは
五日もたってからだ。

その間
待っていると 約束をした彼女は
行き先きも告げずに
彼の前から 姿を消してしまっていた。
さあ 彼は苦しんだ。

本当は その彼女を
離したくなかったのに
どこかへ 消えてしまった。

彼は 腋抜け同然だった。
まだ
恋をしている最中に
自分の思いとは 逆に
相手が消えてしまう。

彼は 
胸を掻きむしられる 思いだった。
最初の内は 必らず連絡が 入ると思っていたが それが無い。

三ヶ月もすぎた頃
彼は すべてを妻の責任にして
毎日の様に 妻を責めた。

だが 
妻はこう言った
「 彼女だって 本当に
あなたと 一緒になりたいのなら
一緒にくらしたいのなら 決して
居なくなったりはしない筈 」と 彼に言ったが
耳に入る訳がない。

彼の その頃の胸の内では
「 この妻こそ 彼女との間を 
ぶち壊しにした 張本人だ 」と
まるで 親の仇でも見る様に
まったくの仇扱いをしていた。

奥さんは よくもその期間
耐えられたものだ。

彼には 色々な妄想が
まとわり付いていた。

人の噂で
以前の彼のところに戻ったとか

人格的にも 経済的にも
以前の人の方が良かったから
そちらを選び
今は その人とうまく
やっているだとか。

そんな 噂を 聞けば聞くほど
彼は 妻に 当り散らし
「 そうじゃない彼女は 俺達夫婦の間を
気使い 身を引いたんだ 」と 
自分に都合良くしか
認めようとしなかった。

だって
あれほど好きだった
愛し合った 女性が
他の男に 抱かれているなんて
考えたくは無かった。



ところが
実際は どうだったのか
彼女は 彼の自分ばかりを守って
本当は すべてを整えたまま
自分が傷つかない様に
行動していた 彼を見て
彼に 見切りをつけてしまっていた。

普段は 
とても勇ましいところが有る様に見えるが
それは 見せ掛けだけで
ショーウィンドウの中だけで

実際には 張ったりだらけの男だった事を
とても小さな男でしか無かった事を
今回の一件で 彼女に完全に見破られてしまっていた・・・。

最後の 最後のところに来ると
彼は 必らず自分を守ってしまう。
ケツをまくってしまう・・・。
最後のところまでなら 何とか 持ち堪えられるが
そこで もうひとつ駄目を押されると
彼は とても もろかった・・・。
なぜなら 無理をして頑張っているからだ
理解をして その場に居るわけでは無いからだ。
だから最後の最後になると 彼は必ず崩れてしまう・・・。


そんな彼に 愛想を尽かして
彼女は 立ち去ったにもかかわらず。

彼は 
相も変わらず
妻が居たから
彼女と一緒になれなかったと
妻の所為にし続ける 毎日が続いていた。

彼は その内 こんな事まで
言い出す始末だった。

「 どっちを取っても 必ず どちらかを
悲しませる事になるのだから
どちらとも 別れたい 」

彼は 1人に成って
彼女の所に 行こうとしていた。

そうなれば
彼女は 昔通りに
自分の元へ帰って来る。




ところが
そんな考えが 出た後
次なる考えが 出て来る。

「 もしも 妻と別れて 彼女の元に行って
彼女が 振り返えらなかったら
俺は まるで馬鹿みたいじゃないか 」

という思考が浮かび
行動に ブレーキをかける
本当は 自分を守りたいだけなんだ
という事が 彼には 気づけない。

自分だけが 可愛くて
本当は 誰の事も 
愛してなどいなかった事に気づけない・・・。

一年もの長期に渡って
彼は この状態を通した。

これは 苦しい
彼は 苦しみに 苦しみ 続けた。

勿論 
自分の蒔いた種によってだ。

そう言ってしまえば
それで 
お終いだが
この苦しさは
体験してみるに値する 
苦しさだ。

あなたの 
愛の 質を 見通せる
絶好の チャンスだ・・・。

あなたは 馬鹿げた事だと
思うだろう?。


だが
多くの人が
こんな状態の中で苦しみ
そこから 抜け出せないで 喘いでいる。
世に有る不倫は 殆んど これと似たり寄ったりだ。

そして
あなたの愛も似た様な質だ。

あなたの 
本性が生まれ出る 以前の愛は
すべてが 自己中心的だ。

必ずや 
自分を守ってしまう様に成っている・・・。

だから
この間題は 
あなたの問題でもある
彼の場合は 
少々極端に見えるだけだ。
そこで 良い悪いを決めてはいけない。





それでは
今日は ここまでで メール講座を終わりたいと思います
明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 










★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 262★

2007-05-22 10:57:42 | Weblog


◇ 人間物語 の メール講座   NO22 ◇




 ☆ 第三の知恵への目覚め 

(真の愛を探し求める旅の第三歩)
 
“すべての愛の運命 誰とも出逢っていなかった“




それから一年
彼は すべてのこだわりが
なくなっているから
仕事は 以前の様に
する様になっていたし
すっかり 元の木阿弥だった。

だって彼は
自分の中の こだわりが取れたことで
もうすべては
問題なしと 思っていたからだ。

本当は やっと世問で言う
正常な人の状態に 戻っただけなのに
彼は それを知らなかった。

生の歪みの少ない人は
彼が 気づいた事に 気づかなくても
彼ぐらいは 年を取れば
自然に理解出来て行くのに・・・。
彼は 自分が すべてを
知ってしまったかの様に 一人思っていた。

その頃の彼の悩みといえば

以前に
こだわっていた時に比べれば
それほど 大きな事ではなかった。

その問題とは
セックスに対する悩みだった。

これは
以前から持っていた悩みのひとつだが
以前は 過去に対するこだわりの
影にかくれて
さほど大きな問題には
感じていなかった。

ところが
ここにきて その問題は
彼の 心の表層に 浮かび上がって来ていた。

彼は 自分の妻と
思う様に セックスが出来ない事で
悩んでいた。

何故だろう
彼は 妻をまったくの 母親的な存在として
扱ってきた。

多くの男性は 無意識に 
妻の 背後に 自分の 母親の姿を 置いて 
妻を見ている。


そして
女性も無意識に
夫の 背後に 自分の 父親の姿を 置いて
夫を 見ている。

その為
男性が 母親に対して
憎しみの質を 多く持っていれば いるほど
それを結婚した妻に向けて
結婚生活が破壊されてしまう。

それは
無意識のうちに 行なわれてしまう為
本人も 止めようがないし
どうする事も 出来ない。

その逆に
女性が 父親に対して
憎しみの 度合が 強ければ 強いほど
それを 結婚した 対象者である 
夫に 向けてしまい
破壊という道を
知らずに歩んでしまう・・・。

これを
くい止める事は 非常に難しい。

何も 離婚したからといって
「私は 欠陥人間だ」などと考え
塞ぎ込む必要は まったく無い。

それは 
そうなって当然だった。
カルマの 悪戯だ。


しかし
それを 相手の一方的原因と決め付けて
人の所為にして 次なる結婚に逃げたとしても

やはり
同じ事が 繰り返えされてしまう。

もしも 
形ちの上では
同じ事が 繰り返されない様に
取り繕ったとしても
あなたの心は 惨めさで 一杯だ・・・。

それを 超えるには
事実を ハッキリと見つめ
その中に 今まで気づかなかった
新たな事実を
発見して行く事にある。

自己嫌悪に落ち入り
塞ぎ込む事も。

他の人の責任にする
誤まかしも。

このどちらも 何の役にも
立ちは しない。


彼の場合
母親に 対しての憎しみの度合は
さほどのものでは 無かった。

その逆に
母を慕う願望が
とても 強かった。
だから彼は
結婚の 対象である 妻には
とても 母性の強い
女性を選んだ。

女という香りよりも
母という香りの強い女性だ。

女性は 
両親からの愛情に
満たされて 育ってくれば
母性の強い女性になり。

両親の愛情に乏しいと
女としての
香りを 放つ
女性として 育つ。

満たされていない
愛の獲得の為に
見せ掛けの「女」を
演じるからだ。

その様な 女性の内面は まるで男性だ。
性を武器に使う様に成る。


親の愛情に 満されていれば いるほど
女性本来の 受容性がやどる。
それは 母に近い愛の質や
香りを放つ。





ところが逆に
親の愛情に餓えていれば
いるほど それを欲してしまい
愛を求め歩く様になる。
攻撃性を持ち
それは「女」という
愛に対する欲望からの
愛の質 香りを放つ。

これは 男性の場合も同じく
父性的な香り 父親的な香りと
「男」という香りとになる。

見せ掛けの男だから 
内容は まったく無い。

ポーズとしての「男」
本当には 男らしくなど無く 
情けないくらいの男だ。

内面は 女性の様に
女々しいし 
人間的な成長を まるでしていない。

幼い頃からの
満たされていない 愛の 獲得の為に
「男」を振舞い 演じる事で
愛を獲得しようとする。

この偽者に出逢ってしまったら
あなたは 生涯 苦労を背負う破目に成る。

そんな相手とは 
スッパリと 別れる決断をしてしまうか


或いは 
相手に 内面的な成長を
起こして貰わない限り
その相手と 一緒に居ての
あなたの 幸せは無い・・・。



彼は 常に 妻の背後に
母の姿を
自分でも 気づかぬ内に
見てしまっていた為に
彼女を 神棚にでも
飾る様に 扱って来た。

そして
セックスは 彼女を
汚がしてしまうかの様に考えていた。

だって 彼女の後には
常に 母がある。
母と セックスなど
出来るはずがない。

それは 母を汚している様な
感覚さえ あるからだ。
彼には そんな事はできない。

だから 他の愛で
何か違う 精神性の様なもので
互いの愛を
深め合っていた。

だが
彼自身のセックスに対する欲求は
深まって行くばかりだった。
これが
この頃の彼にとっての 問題だった。

丁度
その頃
ある程度の経済性にも満されかけていた彼は
仕事に対しての 壁にぶつかり始めていた。


そして
彼は 最後の愛を 経験する事になる。

これが
彼にとっての 最後の恋愛だった。

何故なら
彼は 丁度
第三歩目に 差掛かっていた。

そして 
第三歩目を体験すると
彼は目覚め始めてしまう事になる。

目覚めてしまえば
二度と愛は 
経験できない。

その変わり
それ以上の 偉大な事が起こる。

人は ひとたび 目覚めたなら
「愛」そのものになってしまう。

こうなったら 愛は二度と体験できない。


何故なら
あなたが 目覚める以前は
愛と 愛を 体験する人の 二つだ。

ところが
目覚めたなら
あなたは「愛」そのものになってしまう。

あなたの 傍に近づくだけで
そこには 優しさが感じられる。
それは 愛から放たれる優しさだ。

あなたの 傍に近づくと
暖かさを感じる。
それは「愛」そのものから放たれる
暖かさだ。

あなたの 傍に 近寄ると
誰もが 愛されていることを
感じてしまう。

そうなったら
二度と 愛など体験する事は
不可能だろう。

第一
そんな気になりはしない
だって 愛そのもので
いつも愛と共に在り
愛と 一体なのに 
それは必要ではないからだ。

それが必要なのは
まだ「愛」そのものになっていない
人達にとってだ。

だから
人は それほど 
愛を欲しがり 求め歩く。

その 
あなたの 求めている愛は
あなたの 内側にある。


いつも
あなたと共にある。

だが
人は 
内側を 
見ない為に
それに気づかず
いつも 外側ばかりに
愛を求め様とする。

それこそ 不可能な事なのに・・・。

それが 不可能だと理解して
内側を 覗き始め出す 道こそ
第三歩目の道だ。






それでは 
明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに