MINOKICHI JP   Tokyo Japan

毛玉生活満喫中?
濃すぎるポーリッシュ・ローランド・シープドッグのお話。

親父由来性筋肉痛

2011-04-28 02:13:29 | 日記
「ひゃあ、重い!重いってば!!」

混み入った電車内で、ついつい大声で叫んじゃった私。
それも怒気を含むどころでない、悲鳴に近いもの。

だってだって、バーコード親父が、私と隣の叔父さんの体の間に自分のカバンを挟み込んだまま手を離すんだもの。
書類で一杯になっているのか、パンパンになったヘビーな革のカバン。そのカバンが私の肘に引っかかって、巧い具合に落ちもせず、「抱っこ抱っこ」とせがむわけ。
抱っこは腹側でするもので、肘ではできないでしょうに。
ラッシュアワー時にはこういう親父がたまにいるのよ。人と人との間に挟み込んで、自分じゃ持たない人。
挙句、つり革も使わず人に体重を預けて、何を考えてるんだろう。
人の事をクッション扱いしやがって!
お高いクッションを勝手に使わないで下さいっ!



しかし・・・このカバンを電車の揺れと共に微妙に動く人の動きに合わせてどんどこ親父から遠ざけて行っちゃったら、親父どうするんだろう?
「あああ、それは私のカバンです!」
「あら、そーなの?仕方ないわね~、蠕動運動ですよぉ~、自然の摂理って怖いわねー!」
言ってやりたいけど・・・言えないだろうし、そんな運動は車内で起きっこない。窃盗やスリならありえるけど、犯罪に手を貸すわけにはいかないしね。

脂肪でとっても柔らかいみのちゃんクッションに埋もれ、軽い鼾までかいちゃったりして、この親父どこまで図々しいのだろう。
ただでさえこのラッシュ。つり革やポールが遠くて、自分の筋力だけで立っていなければならない。
自分の体重を支え、立っているだけでも大変な今の私に、この親父とその付属物まで任されても困るのだ。
このままでは確実に倒れて、弱くなった私の骨は多分折れる。
そんな恐怖で叫んじゃった冒頭の台詞。

「何でよっかかてんの?ちゃんと自分で立ってよ。それにあなたのカバンを何で私が持ってなきゃいけないのさ。人の面倒なんて見てられないんだから!!」



正論なのに、見知らぬ者同士の諍いは周囲の人にも緊張を与えるようだ。
こういうところから殴り殴られ、刺し刺され、殺し殺され逮捕されるっていうのが世の常。
見ざる聞かざる言わざるが長生きの道とわかってても、言わなきゃならないこの状況。

混雑しているはずの車内なのに、そこだけ少し空間が出来ちゃったりして。
その瞬間、例のカバン・・・ドスッって音と共に床に落ちた。

「重いんだよっ!不愉快極まりないねっ!」

捨て台詞はいて、そのカバンまたいで次の駅で・・・降りるしかなかったわ。
ああ、本当に不愉快。
次の日、あまりの筋肉痛で起床が遅れちゃったわよ。ぷんぷん。



恐るべし、形状記憶合金

2011-04-22 02:10:46 | 日記
節電の為、暖房禁止。過剰な電灯も禁止。そんなん当たり前。
だけど、洗濯してもいいよね?

昨年からの寒波で、重宝しているIKEAの羊皮。
北欧スウェーデンでは子供の乳母車の中に敷いたり、子犬の暖を取る為に使ったり。
陽の当たらないMINOKICHIムーミンハウスには欠かせないものとなっている。
本当は子犬達が生まれたら使おうと思っていた羊ちゃん。
筋炎でこそげ落ちた臀部(今はすっかり脂肪が付いてまん丸)に尾てい骨が突き刺さって痛いからと、ソファの上に敷いたらお尻に優しくて手放せなくなってしまった。
ババア・ポンポンも「すてきー!いいかんじー!」とお気に入りだし、皆が順繰りに寝転んでいるのを見ると、やっぱりシープドッグだなと思っちゃったりして。



汚れが目立つのもなんなので、オーソドックスな白でなくグレーを選んだのは正解だった。
しかし・・・夏ごろから使って、今4月。どう考えてもこの色は・・・グレーを通り越している。
最近何となくお尻が痒いのは何故なのだろう。

ドライクリーニングか・・・3990円で購入して数千円のクリーニングは嫌だ。
手洗いか・・・犬を洗うのが家業だが、羊は洗いたくない。
だって、多分これ、犬を洗うのと同じ感触っぽいもの。

んじゃどうするかというと、柔らか水流で普通に洗剤洗濯機洗いしちゃいましょう。

洗う前は毛がくるくる丸まってくすんだ銀色だった羊ちゃん。
蓋を開けて取り出すと、あーら不思議、毛が伸びてすっきり爽やか艶のある銀色。
お天気もいい事だし、太陽燦燦、商店街の通りに置いたバイクの上にかけて日光乾燥。

買い物客が「なんじゃこれ?」と見ていくが、3枚の羊皮が何でこんな所に干されているのか不思議に思っているようだ。
隣の鶏肉屋が嫌そうな顔をしているのは何でだろう?
ああ、そーか。解体したかのように思われるのは困るからか?いくらなんでもそんなに生っぽくないでしょ、これ。

一時間おきに裏返したりして満遍なく乾かそうとするが、この厚さに4月の太陽は弱いようだ。
夕方4時を迎えて、仕方ないねと判断。
中途半端な乾燥は羊ちゃんの匂いを増幅させるし、下手すりゃカビの発生源にもなってしまう。
ここで親友、ガスの乾太君にご登場いただいて・・・よいさっと放り込む。
ピッポッパで数分回して取り出せばいい・・・・リーンリーン!おーっと、友人からの電話だ。

あーそうなの、そんでもってこーであーで、そーなのよねーなんて話している場合か?
どう考えても20分以上経過して、乾太、仕事完了のピー音で「取り出しやがれ」と合図送ってきちゃった。

ぎゃあああああっ!銀色ストレートヘアーのシーピーちゃんがっ!
銀色ストレートヘアーのシーピーちゃんっ!!

北島三郎になってる!!



DINGO in DINGO LAND

2011-04-15 22:36:30 | 日記
暫く行方不明だったMINOKICHIです。
お久しぶりぶり。



「ミオコさん!今オーストラリアは好景気で、物価は高いけど何でもかんでも飛ぶように売れるんですよ~。このベッドおいくら?1万円?オーストラリアではね、こんなの4万円でもどんどこ売れるんです。
トリミングのお店も需要に追いつかなくて、一日に40~60頭くらい来ちゃいますから、もうてんてこ舞いの大忙し。日本のトリマーを連れて行ってJapanese Grooming Shopと銘打てば、すごいと思うんです。
やるならメルボルン。メルボルンはユダヤ人が多いので、お金持ちがすっごく多いの。
パートタイムのお預かりで5000円くらいポンと置いていきますし、散歩代行だってドッグランにバーっと離すだけでいいお金になるんですよ。出店するなら今なんです!!」

こんな話からオーストラリアに魅せられた私は(単純すぎ)、この2週間ほどマーケティングに勤しんじゃったというわけ。

DINGO in DINGOの本場、オーストラァ~リア!!
おっしゃれー!!でも飼っている犬はPON・・・。
やっぱオーストラリアで飼う犬じゃないわ、ポンは。
じゃあ何かと言うと、そりゃあケルピーでしょう。

で、マーケティングの結果・・・無理。
お金が必要なのを忘れてた。お金なさすぎ、わけあって昨年の4月から家賃も払っていない。
もう1年も払っていないのに、誰も何も催促してこないっていうのも不思議。
このご時勢にお家賃払わなくていいように神様が采配してくださっているんだね、きっと。
神様・・・助かります。心から感謝。

そんでもって、私太陽に当たっちゃいけなかったのよ。
日本の太陽に怯えて暮らす私がオーストラリアに行けるとお思い!?
太陽燦燦、焼け付くような日差しに溶けちゃうならまだしも、干からびてハゲタカに食われちゃうんじゃ悲しすぎる。

「ミオコさん!!どうですか、素晴らしいアイデアではありませんか?!オーストラリアに是非いらして!!」

いや、確かにそう。この時代にちっちゃな極東の国でちまちま仕事をしていても仕方がないよね。
そりゃあ、わかってるわけ。
だけど、今何故オーストラリアかと考えちゃうと踏ん切りつかないわけよ。
ま、ついたとしてもお金なくして流浪の民になってどうする?って感じ。
若さと美貌とパッションで素敵なオージーを捕まえて、第2の人生を送れるのは30代まで。
40超えた途端、ピントの合わない目や知覚過敏に怯えて磨くこともできない歯。何だか足がうまく出なくて、左に左にと体が無意識に曲がっていってしまうのは何故だ!!
そうそう、病気だったんだ・・・私。

「先生!私、海外に出張に行きたいのですが・・・。」
「・・・・・・・。」
「どう?」
「・・・・無理なんじゃないでしょうか。」

何が無理なんだよ、ジャッカロープめ。
でも聞いてみたのは昨年の事。今年になってから同じ質問はぶつけてなかったなあ。



こんな時代だもの。夢を持っていたいじゃない。
DINGOはオーストラリア支店の準備に入っておりますの~って、夢物語のように語ったっていいと思うの。
だって、嘘じゃないもん。来年かも知れないし再来年かも。それこそ5年後かもしれないし、10年後かもしれない。
出店しますって言わなきゃいいのよ。出店準備をしていますって言っとけばいいわけ。
これ、出店しますって言っちゃったら・・・虚言癖疑われちゃうから・・・気をつけて!
っていうか、気をつけるの自分だったわ。やーね。