MINOKICHI JP   Tokyo Japan

毛玉生活満喫中?
濃すぎるポーリッシュ・ローランド・シープドッグのお話。

北欧珍道中記 パートⅡ ④

2007-07-30 22:49:39 | 北欧珍道中記 パート2-1
コペンを発って50分後にはスウェーデン・ゴーテンバーグ、ランドバッター空港に到着。
既に夜9時を迎えようとしているのに、北上した為かコペンよりも明るい。



前回この空港に着いた時には真っ暗で、外灯も無い中途方にくれて街中までタクシーを使った。
最初は400クローネと言っていたのに降りる際に430クローネを要求され、ぼられた嫌な経験がある。
今回はだまされんぞと鼻息も荒く、女性警備員を捕まえて街中までのタクシーの相場を聞いてみた。
「500よ(10000円)。でもバスをお使いなさいさ。すぐそこから出るから。」

あらそ・・・。別にぼられていたわけではなかったのね・・・。

案内板を見て5分後に出発のバスを見つけ、大きな荷物を抱えて爆走。
75クローネ(1500円)を払って20名ほどの乗客と一緒に乗り込み、街に向かった。
バスの運転手に本日の宿、「ホテルオペラ」の場所を尋ねるとすぐ近くで下ろしてくれると言う。停車場の有無は関係ないらしい。そういうところは親切なお国柄だ。

スウェーデン国民はは6月の半ばからサマーシーズンに突入し、8月半ば辺りまでの間に各々1ヶ月間の夏休みに入るという。日照時間の少ない冬場に働き、太陽を満喫出来る季節に大きなバケーションを取るのである。
朝は5時くらいから明るくなって、夜中の2時まで日は沈まない。(ゴッテンバーグは南部なので日没も数時間あるが、北部は24時間ずっと明るい。)そんな白夜を求めて世界各国からも旅行者が集まるので、このシーズンのホテル宿泊代はべらぼうに高くなってしまう。ちなみに去年10月に宿泊した「ホテルヨーロッパ」は最高級ランクのホテルとなっているが、1泊15000円だったのが45000円。週末に近い木曜日はその金額でも満杯の状態だった。
夜10時前に到着して寝るだけのホテルに高いお金は払えないと、ようやく見つけた一番安いホテルが今回の「ホテルオペラ」で1泊朝食付きの18000円。北欧ムード溢れる小ぶりなホテルである。



100年単位の古く重厚な建物が立ち並んでいる中、このホテルも例外なく古く、客用のエレベーターも年代物であった。3階に上がると細めの廊下が続いていて、廻廊状の建物であるが故に歩けども歩けども突き当たりがない。中央は中庭になっており、部屋の窓からは雰囲気のある景色を堪能することができた。





室内はそれこそ小ぶりで、トイレとシャワーが一緒になったバスルームがついた、ビジネスホテルくらいの大きさである。もちろんカーテンは遮光カーテン。これ無しで眠ると真昼間のお昼寝状態で熟睡は出来ないだろう。





夜10時の街中を歩いてみた。



10月の時には『この街は本当にスウェーデン第二の都市なのか?』 と思う程閑散としていたが、今回は沢山の人間を見ることができた。人間をほとんど見ることの無いスウェーデンでは珍しい光景だと思う。

さあ、明日はここからバスと列車を乗り継いでアネットの所に向かわねばならない。イサックが生まれた場所へ・・・無事にたどり着けるだろうか?


北欧珍道中記 パートⅡ ③

2007-07-29 19:49:53 | 北欧珍道中記 パート2-1
日本と同じ夏なのに、なんとなくひんやりとした空気が漂うコペンハーゲンに現地時間16:05到着。
次なる目的地ゴーテンバーグに向かうSK446便までは約4時間という長いトランジットだ。
さて、長い待ち時間をどのように過ごすべきか?そりゃあ、ウィンドウショッピングしかないだろう。

前回空港の隅々まで探索したのでもう見る場所など無いと思っていたが、8ヶ月の間に模様替えが行われていたようである。
化粧品・酒・タバコ・お菓子がふんだんに置かれた大きなデューティーフリーが新設されており、細々した雑貨の店が消えていたのだ。洒落たキッチン用品や食器・リネンなど欲しい物はいっぱいあったが、高額なデンマーククローネとユーロが表記された値札に手が出ない。キャビアの瓶詰めがウン万円というのはわかる。しかし使い勝手の良さそうなゴムべらが4000円ってーのはどーなんだ?売っている衣料品も7月なのに全て秋物チックなのも北欧っぽい。日本のように暑くないから、長袖はこの季節でも必需品なのだろう。



お腹も空いてきたところで、肉でも食べようかとステーキ屋に入ることにした。
メニューを見ると皆かなりのお値段。一番安いハンバーグを頼んだのだが、これまた日本のハンバーグとは異なる物だった。
「焼き方は如何なされますか?」
ハンバーグに焼き方も何もないとんじゃないかと思いつつミディアムを頼むと、
「バターは如何されますか?」

あっさりと食べたいと思っていたのでいらないと答えてしまったのがいけなかった。
ジュウジュウと音を立てる鉄板でやってきたのは塩コショウの味付けは自分でする、赤身の牛ミンチ100%を焼いただけの物。



パサパサで、フォークで突き刺すとボロボロ崩れて・・・牛そのものの味しかしないっ!隣のテーブルでバターてんこ盛りリブステーキを食べている外人さんのはとってもおいしそうだったのに・・・。

のんびり空港内を歩いたり食事を取っていたりしたら、あっという間に19:00。



外は夕方のような明るさで、ターミナル内の方が暗いくらいだ。蛍光灯をあまり使わない北欧はどこに行っても暗くて、日本人には暗すぎる。

搭乗手続きの後、エスカレーターで1階へと向かわされた。下りた場所は、離れた場所に停留する飛行機まで乗客を乗せていくバスの玄関口。ベンツのバスが何台も並ぶガラス張りの小部屋だった。ある程度の人間が乗り込んだところで発車したバスは信号機のない敷地内をブンブンと飛ばしていく。



どこまで行くのさ・・・まさか・・・そんな・・・ありえない。
こっ、これはっ!どう見てもプロペラ機じゃないのよおおおお!



もう大パニック。いくら1時間の飛行といったって、こんな小さな飛行機はいやだ!体内の水分が全て肛門に向かっていく気配で立っているのもやっとの状態になってしまった。脈拍も呼吸数も上がる中、ヨロヨロとステップを上がると老パイロットが神経質そうに「ヘロー」とか挨拶するしっ!
どんなにイヤでもこれに乗らなくてはたどり着けないゴッテンバーグ。(もう二度と行かねえよっ!)
ドッドッドッ・・・・ドオオオオオオッ・・・・ギュオオオーン!!
小さなプロペラ機は助走少なすぎっ!やばすぎるくらいの急上昇!



夜8時なのに、窓の外の景色は眩しいほど明るく、美しくて切なくて・・・色んな意味で涙が溢れそうだったよ。


北欧珍道中記 パートⅡ ②

2007-07-28 01:45:01 | 北欧珍道中記 パート2-1
私は飛行機と聞くだけでお腹ピーピー。
『こんな鉄くずが空中を飛ぶなんてありえない。原理を教えてくれ!』
教えてもらったとて理解できずにうなだれるだけなのに、こういう時だけ理屈っぽい。

今回も1週間前からトイレに入りびたりでどうにもならず、右足右腕を同時に出しながら席に向かえばキャビンアテンダントのまん前。白肌に白毛で産毛まで白と来ているキャビンアテンダントの微笑を前にして緊張最高潮。プルプル震える右手をかすかに動かし、「ハ~~イ」と挨拶した途端、車輪は浮いて上空へ。大和撫子白目を向き出しにし、「ああ、さらば毛玉ども!母はオホーツクに散る!!」と叫ぶも・・・まだ関東上空だった。



8ヶ月ぶりの渡欧。前回の教訓等が消えうせないうちだったので少々余裕があったのも確かだ。上空からの千葉県は自然の残るビューティフォージャパン。よくよく見るとゴルフ場だったりするんだけどね。





安定飛行に入った瞬間、
「只今より食事の前のご飲食の提供がございます。お好きな物をお申し付け下さい。」
というアナウンス。
温かいお絞りと好きな飲み物の提供。もちろんビールだろう。デンマークのビールTUBORGUだ。おつまみはかの有名なスナック、プリッツェル。



嬉々として口にほうばった途端・・・両耳の下に違和感。『耳抜きがうまくできなっかったせい?』と思っていたら、激痛で唇も動かせない状態に突入の後、嚥下も厳しくなった。顎下を手でまさぐると、右部分に突如ピンポン大の突起物が出現。『なにこれ?』と不安に思い始めた途端両耳から音は遠ざかり、ますます突起物が肥大化。さながらこぶとりじいさん。リンパだと思い込めば思い込むほどブツは大きくなり、呼吸障害まで。喉に手をやりながら呼吸を確保しようにも、パニックでどうにもならず。

ふと横に目をやると・・・偶然と言い張っていたカブカブが『女性自身』を読破した後、深い眠りに入っているのが見えた。
「クワッブカブ・・・たっ、すけて・・・かっぶ。」
「ZZZZ・・・ムニムニんっっ・・・。」
「かぶ・・・かぶ・・・。」
「んっ?ふう~ふふっー?何?あーら偶然ねえ~。ん?どーした?」
「首、くび・・・リンパが・・・たすけっ・・・て・・・。」
「う~ん?ああ、大丈夫大丈夫。全然大丈夫。落ち着いてよ。」
この人、私の左隣に座っていた為、右側に突如出現した腫れに気づいていないようだった。



「かぶかぶっ・・・うぐっげっ、見てここ、ここっ!」
おもむろに頚部右側を見せた私に、
「!!・・・・何なのそれっ?どーしたってーのよっ!」
だから・・・私がそれを知りたいっつーのっ!

「大丈夫よ、アナフィラキシーかも。プリッツェルの!」
機内でプリッツェル食べてアナフィラキシーだなんて・・・ブッシュ大統領がアメフトの試合を観戦中に喉に詰まらせたという事実より奇奇怪怪。アナフィラキシーを平気だから落ち着けというかぶかぶの主張も奇奇怪怪。更には偶然を主張したカブカブが隣の席って言うのも奇奇怪怪。ついでに食欲旺盛な私が30分後に供された食事を残すほどこぶとり爺さんになってしまったというのも奇奇怪怪なのさっ!



もっと奇奇怪怪なのは、死に瀕した私がデジカメを握り締めたまま、近くに座る美青年の写真を撮り続けたって事。



「本当にステキな人だったわ・・・。さようなら・・・私のマイケル・・・。」
なんて呟いていたら、デンマーク上空。バイキングのお国はとっても綺麗。



この頃にはピンポン大のブツは銀杏大に変化し、一命は取りとめた感じだった。しかし・・・あれは何だったんだろう?




この朝ごはんを食べればもうそこは・・・コペンハーゲン。そう思うと食は進むのであった。


北欧珍道中記 パートⅡ ①

2007-07-27 16:08:38 | 北欧珍道中記 パート2-1
朝5時起床。



早朝の商店街を抜けてタクシーで新宿安田生命ビル前へ。7時の成田空港行きリムジンバスに予約を入れていたのだが、促されて2台も前のバスに乗ることになってしまった。(予約の意味なし)
しかし便利だ、このリムジンバス。新宿の近くに住んでいるので、タクシー820円で重い荷物も問題なくバスまで持って行けるし、成田までは所要時間85分で3000円。大荷物を抱えて階段の上がり降りをすることを考えたら成田エクスプレスより断然楽だと思う。



道のりも比較的順調で8時には空港到着という意味不明な急ぎ方。ゆっくりと成田モーニングを味わうしかない。
本日の便は11:40成田発コペンハーゲン行き、スカンジナビア航空SK984便である。ヨーロッパの玄関口コペンまでは11時間30分。耐えられるか?マイオシリ!

長旅を不安に思っていると・・・向こうの方から何だか見たことのある人が歩いてきた。



「あら~、偶然ね~。どこに行くの?」
「・・・・スウェーデン。」
「あらまー!ホント偶然。私もスウェーデンなの。どの便?」
「・・・・SAS。」
「あらまー!!一緒よ~!。」

何だかよくわからないが・・・またカブカブが・・・いるんだよな。

気を取り直し、空港内の三菱銀行でユーロとスウェーデンクローネに換金。ユーロはいくらでも当日でOKみたいだったが、メジャーでないクローネの場合には事前に「○○円分を○日にお願いします」と頼んでおかないとならない。私も数日前に頼んでおいたので、換金自体はスムーズだったのだが計算書を貰って失神しそうになった。
1ヶ月前は160円台だったユーロが172.49円でクローネは20.78円!イサックを貰う交渉をしていた昨年の8月には16円台で、貰いに行った10月には18円台で、今回は20円台って・・・・どーなんだ、この高騰ぶり!!
航空代金もバケーションシーズン到来で、イサックを取りに行った時より6万円も高いし・・・。

ああ・・・暗雲立ち込めるスウェーデンへの旅・・・始まり始まり~。


邪魔な犬②

2007-07-17 18:05:23 | インポート
明後日の早朝に出発なのに・・・何の準備もしていない。
『遊んでくんなまし~!』と毛玉達がワラワラ寄って来るので、どうにもならないのだ。

深夜2時。そっと布団を抜け出し、いびきをかく毛玉達の横で荷造りを始めることにした。
暗闇の中のパッキングは闇鍋作りみたいでちょっとエキサイティング。
いちまーい、にーまーい、さんまーい・・・T-シャツを順に入れていく。
いちまーい、にーまーい、さんまーい・・・何でだ?でかいカバンにT-シャツが三枚しか入らないのは何でなんだ!?
ギュウギュウ押し込んでみて気づいたこの感触。むにむにっ!
だあああああっ!何かがいるよ、中にっ。



困るんだよね、黒は。灯りがあっても見づらいのに、暗闇の中じゃいないのも同然。
結局私の悲鳴で夜中の饗宴が始まっちゃって、荷造り中止。



ああ、当日に大慌てするんだろうな・・・私。


邪魔な犬①

2007-07-16 16:04:35 | インポート
夏休みシーズン到来。
で、これ。



19日出発の25日戻り、5泊7日のヨーロッパ旅行でございます。
イサックの兄弟姉妹の会合にイサック抜きで参加という意味不明な行動。つまりはまたスウェーデン。
イサックの実家に泊まって、イサックの兄弟姉妹の家族の家を回るローカル旅行です。

未だ・・・何の用意もしていません。
理由はこれ。



旅行カバンがデコポンのお部屋になってしまったから。

「頼むから出てくれっ!もう時間が無いんだよっ!」
懇願する母をあざ笑うかのように細胞分裂。



ババアまで私の邪魔をするとは思わなんだ・・・。
ああっ、全然準備ができないっ!


ベッドに非ず 寝床なり~

2007-07-15 13:47:06 | インポート
空梅雨だと思っていたら、日本縦断の大型台風。
ここ数年は何処で何が起こっても不思議は無いほどの異常気象が世界的規模で勃発。日本も例外なしだ。

昨年は冷夏、その前の年は異様な猛暑だったと記憶しているが今年はどんな夏になるのだろうか。先月あたりからジメジメジトジトで例年より蒸すような気がする。犬は湿度に弱いから、DINGO/WONWONに来てくれるワンちゃん達の皮膚の状態もあまり良くない。湿疹やただれが多く、舐め壊した足裏や掻き壊した耳や脇腹が痛々しいのだ。



で、我が家のデコポンも然り。一心不乱に舐めていた足先から水が流出。嗅いじゃいけないのに嗅いでしまいたくなるような、奇妙な匂いの体液。
こんなに湿度が高いと乾く暇も無く、バイキンが入りそうで、お散歩するのも考えてしまう。

そんな時にこの大雨。神が与えたもうた休息の雨だ。投薬・消毒・安静で早く治してくれたまえ、デコポン!
しかし・・・ミノポンズ、もう4日も店に泊り込みで家に帰ってない。
「ポンポンママはお泊りの時、どこで寝るの?」
ん?ここだよ。



「ここにママ用の布団を敷くの?」
えっ?何で敷くの?これで寝るんだよ。
「・・・じゃあ・・・毛玉ちゃんたちはどこで?」
ここだよ。
「・・・・・・・・・・。」

毛玉達と一緒ならどこでも天国だわさ。


頭のゆるい犯罪者

2007-07-08 18:21:26 | インポート
6/8に始まったデコポンのヒートから1ヶ月。
ポコポン・イサックも長いホテル生活でストレスが溜まってきているようだ。
ちょっとした事でむくれたりイライラしたりで、そろそろ限界なのだろうと思う。
残り香も消えてきただろうから、明日あたり同居に踏み切るつもりだ。

しかし、今回の別居生活はポコポンとイサックの間に流れる微妙な空気を払拭してくれるものだった。
皆の要になるババアポンポンの不在と、お騒がせアイドルデコポンの不在で二人の絆は強くなったような気がする。
特に遊んでやるわけでも可愛がるわけでもないが、オシリをつけて眠ってやったり、かばってやったり。
少々煙たく思っていたイサックの存在ををポコポンは少なからず認めるようになったのだ。
しかし、やり過ぎはいけない。

昨日の事。
階下で仕事をして事務所に戻ると、ポコポン・イサック大慌て。狭い部屋では逃げ場など無い。その瞬間、イサック、ポコポンの後ろにササーと逃げ込み、自分は知らん顔。



パンが入っていた袋と雑誌の残骸・・・。



必死に黒毛玉を庇うその姿に心を打たれたね。
だってさ、これ全部イサックがやったんだもの。
何故わかるかって?
だってさ、証拠を体に貼り付けてるなんて・・・情けないよ。



不愉快な匂い

2007-07-01 18:04:35 | インポート
一昨日どんなものかとデコポンを店に連れて来てみたら、とんでもないことになってしまった。
長きに亘りホテル生活を強いられてきたポコポン・イサック、狂喜乱舞。鼻を鳴らし、猿のような雄たけびを上げながら突進して代わる代わる鼻や手でデコポンを転がし始めたのだ。デコポンは目玉をひん剥いたまま固まっていて、されるがまま。店内をヌイグルミ状態でゴロンゴロンゴロンゴロンと転がっていくだけだった。
町娘が越後屋に帯を解かれ、クルクル回っている時代劇のようで面白かったが、そのままにしておいては店の評判に傷がつく。
なんたってうちの店はガラス張りだからね。

しかし、何だね・・・この匂いはなんだい?
いくら梅雨と言ってもどうにかならんものかね、この部屋に満ちた臭気。納豆でも置いてあるのかねえ・・・?
「イサックです。」
・・・?何で納豆がイサック?
「イサックなんです。」

恐る恐るイサックの顔に鼻を近づけてみたら・・・
「だあああああああっ!何なのっ、この子!」
確かに納豆だ。納豆菌の匂いがする。



生乾きの雑巾の匂いを越えて、腐敗した納豆の匂いがするのだっ!


その口でヌイグルミを咥えてはポコポンに持っていくイサック。
それもわざわざ体の上に置くわけで・・・



一緒に引っ張って遊びたいのに、ポコポンは一人で遊んでしまうわけで・・・



更には2つとも取られちゃうわけで・・・



多分ポコポンは・・・大好きなヌイグルミが・・・変な匂いになっちゃうのがイヤなんだと・・・思うよ。