ミル茶日記。

日々の出来事など

平成中村座 三月大歌舞伎

2012-03-29 21:46:58 | 芝居
平成中村座 三月大歌舞伎 六代目中村勘九郎襲名披露
「暫/一條大蔵譚/舞鶴雪月花」
平成中村座 3/27(火)11:00~


勘太郎君が勘九郎さんになりました
やっぱり勘九郎さんと言えば当代の勘三郎さんのイメージですよね。
勘太郎君は子供の頃から見ているのでいきなり「勘九郎です
と言われてもしっくりこない~
しかも今まで君付けで呼んでいたからその流れで行けば「勘九郎君」で
いいんだけどそれも年上に君付けしているみたいで呼びづらい・・・
ってことで今後は「勘九郎さん」で通すことにします

今回やっぱり襲名披露ってこともあり観に行っちゃいました。
平成中村座も観たことなかったし。
浅草駅から芝居小屋までは割とあるので春うららかな隅田川で
桜はまだ咲いてなかったけどのんびりお散歩を楽しめました

さて演目別にちょっと感想などを

「暫」
歌舞伎十八番の人気演目。
海老蔵さんが鎌倉権五郎景政です。
すっごいです。見得を切った時の一枚の絵の様な完璧さ、気高さ。
そして18歳という役どころゆえの幼さも上手く表現していました。
話の筋というより登場人物達の個性を楽しむ演目です。
七之助君の照葉の妖艶さにも目を奪われてしまいましたよ~

「一條大蔵譚」
二幕物です。
イヤホンガイドで解説していたのですがお父さんもおじいさんも
この演目で勘九郎襲名披露を行ったそうです。
やっぱり勘九郎さんはお父さんそっくりだ~
歌舞伎のメイクをしているから尚更です。
つくり阿呆の時と凛々しい公家の時の差も良かったですね。

「舞鶴雪月花」
上演時間30分で3つの舞踊です。
だから一つ10分くらいだったのかな?

 <さくら>
 桜の中で舞う七之助君がこれまたうっとりするほど美しい。
 本当にステキですよね

 <松虫>
 片岡仁左衛門さんとお孫さんの松虫親子の踊りがほのぼのしてて
 良かったです。

 <雪達磨>
 そして最後待ってました!勘三郎さん
 私やっぱり一番好きなんだなぁと思います
 たった10分の踊りだったのに全ての演目の中で一番印象に残りました。
 恋する雪だるまを悲しくおかしく表現していました。
 最後に奥の壁が開いて本物の隅田川が見えた時はおお~と思いました
 粋な趣向です。
 1階席からはスカイツリーが見えたそうですが私は2階だったので見えませんでした。
 残念。
 でもとても楽しめる演目でした。

平成中村座4月も5月も観たいですがどうかな。
結構盛り沢山の月なので厳しいかも。



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「ガラスの動物園」

2012-03-24 22:57:16 | 芝居
シス・カンパニー公演「ガラスの動物園」
シアターコクーン 3/23(金) 18:30~


ぶっちゃけ瑛太目当てです

「ラッキーセブン」の瑛太がものすごくかっこよくて、今丁度舞台に出ていることも
知っていて最終回を終えて「こりゃー生で見ないと収まらん!」ということで
当日券で観てきました
ここまで出演者だけに固執して観ようと思うことはあまり無いかも知れません。(笑)

でもかっこよかった
瑛太が本当にかっこよくて双眼鏡でガン見ですよ、ガン見

瑛太はきっと舞台でも映える役者さんだろうなぁと思っていましたが、
うんうん、かっこよかったなぁうっとりしました
やっぱり立ち姿のステキな俳優さんっていいですよね。
あと、声のよさ、発声の確かさ、そしてセリフの抑揚の付け方。
舞台経験そんなに無いと思うのに立派に舞台上に存在感を放っていました。
もっと色々な舞台を見たくなりましたね。
見に行ってよかったです

で、内容に関してはあまりいいコメントが出来ません
だってね・・・私の好きなタイプの作品ではないだろうなあというのは
判っていたのです。
だから観るものリストからも早々に外していました。
翻訳物でそしてシス・カンパニー公演・・・どちらもそんなに期待出来ないなって。
(長塚さんの演出ではあったんですけどね。)

案の定でした

ストーリーとか登場人物とか珍しく先に予備知識を入れた状態で臨んだのですが
その段階で面白くなさそうと思ってしまいました。

1幕は少し眠くなり、2幕は隣の方のオペラグラス攻撃
(何度も上げ下げしてその度にぶつかってきてたんです)が気になり
おかげで眠くはなかったけど、面白さも判らないまま終演でした

4人芝居で単純な話なんです。
・・・って勝手に単純って決め付けてしまいましたが深いテーマが
あったんですかね。
私にはわからなかったです。

単純に楽しめたり、考えさせられたり、感動したりと芝居を観ると色々な感情と
出会えますがこの芝居から私は何も感じられなかったというのが正直なところでした。



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松ヶ下宏之VS星村麻衣 楽しい合奏会Vol.1

2012-03-19 23:51:42 | 音楽
最近行ったライブ~

2月18日 「ビビンパの会十一 寄席囃子×松ヶ下宏之」@大阪吹田5th street
2月19日 「松ヶ下宏之~独奏2012~」@広島Live JUKE
3月15日 千綿さんサポ@東京タワー大展望台Club333

そして先週はこれ。

松ヶ下宏之VS星村麻衣 楽しい合奏会Vol.1
BLUE MOOD 3/17(土)18:00~
 

星村麻衣さんとのジョイントは去年に引き続き2回目です。
1回目は色々な面で大満足!という感じではなかったので
今回はどうなのかなぁ・・・なんて思いながらの参加です。
でもすっごく楽しかったんです

セットリスト
  ・・・星村さん
  ・・・松ヶ下さん

「Stay With You」
「Pole Star」
「クローバー」
「Again」
「運命」
「桜を待つ丘で」
「桜日和」
「いちばん星」
「マイガール」
「Party Night」

ー30分休憩ー

「夜景」
「regret」
「あめ玉」
「Cherish」
「想い出の降る朝」
「ひかり」
「裸のロミオ」
「VACATION」
「Happy birthday with you 」
「LOVE SONG」

アンコール
「瞬間、ストロボ。」
「Happiness?」

ステージは左からギターパパゴンさん、キーボード(松ヶ下さんだったり星村さんだったり)、
ドラムのぶりん、正面がギターの松ヶ下さん、そしてまたキーボード(こっちは星村さんだけだったかな?)、
一番右がベース山という並びでした。

松ヶ下さんはいつもの刺繍の白シャツ。
このシャツは好きです

で、何が良かったかというとまず長かった
休憩が30分も入りましたが2時間40分くらいやって大満足
また1時間半とかだったりして・・・とあきらめ半分だったので尚更でした。

それから構成が格段に良くなってました。
前回の時もブログに書きましたがなんていうかしっくりこない構成で
ちょっと乗り切れない印象があったんですよね。
今回は松ヶ下さんと星村さんの曲を交互にやったり、タイトルや内容を説明
したりして分かりやすくて曲移行のテンポもよかったです。
全体的にトークは少なめでしたがそれが気にならない程「楽しい合奏会」を
堪能出来た気がします

後は思いつくままに~・・

星村さんの曲予習したせいかほぼ知ってる曲でした。
(星村さんもタイトル言ってくれて助かりましたし)
聴きたかった「regret」「LOVE SONG」が聴けて嬉しかったです

そして星村さんのサポートする松ヶ下さんの演奏やらコーラスやらが
とにかくカッコ良かった
松ヶ下さんはどうしてこうも歌う人が気持ちよく歌える演奏を
するんだろうと感心してしまいます。
今回もすごいなぁと思いながら聴いていました

1部の最後の曲「Party Night」のピアノ演奏ステキでしたねぇ
力強くてつい耳に入ってしまうのに歌の邪魔はしないし殺さない。
でも存在感があって聴き入ってしまいました。
これはコーラスもね、ホントステキでした。
また聴きたいなぁ。

星村さんの言う「ひろお君」
星村さんは山口さんのことを「ひろお君」と呼んでいるらしく耳慣れない私達はくすくす笑い。
松ヶ下さんもわざと「ひろお君」とか「ひろおさん」とか呼んだりするので笑ってしまいました。

そして2部に驚きの構成が

松ヶ下さんど真ん中のギター席へ。でもギターを持たずに。
左のキーボード席に星村さん。
2人だけで、星村さんの演奏だけで、「夜景」を
最近ブームの「夜景」をいきなり人に演奏してもらって歌っていました。
松ヶ下さんは左手をマイクに添えそうになってそのまま上げ下げしたり、
両手を組んだり変な手の形をしたりしながらやっぱり手持ち無沙汰。
でも何も見逃さない様にと松ファンは見守っていたんじゃないかと思います。
「夜景」は曲も詞もすごく良くてそれを遠くを見ながら熱唱する松ヶ下さんは
とてつもなく真剣な表情だったので見入るしかないって感じでした
見ていて力入ってしまいましたね。
私の好きな歌詞がガンガン入っている歌なので歌に集中する松ヶ下さんは
なんだか本当に想う人がいてその人に向けて歌っている様なそんな
錯覚に陥る時間でした。

松ヶ下さんキーボードに移動。
そして星村さんの「regret」の演奏もすごく良かったです
全体的に静かな曲なんですが、詞は心の中に吹く嵐みたいな感じなので
それに合わせた松ヶ下さんの演奏は激しかったり静かだったりと
ドラマチックに仕上げていました。
星村さんも「人のダークな部分を歌った」と言っていましたが
まさしく演奏もそんな感じでした。
余韻の残る演奏でしたね。

で、またまた松ヶ下さんギター席へ。
パパゴンさんも参加して今度はピアニカ「あめ玉」です。
こちらはまだ聴き慣れた感じだったので多少安心して見られました。

そして更なる驚きが
ここからは皆さん戻ってきてバンドに。
普段やらない編成でやってることが楽しい松ヶ下さん。
初めてピアノを弾かずにやってみたいと言って「想い出の降る朝」を
星村さんの演奏で。
不思議な感じでした。
この歌はピアノとセットのイメージがあったのでそれを切り離して
聴くことがあるとは思わなかったので。
星村さんがいたからこそ実現したんですよね。
レアな体験でした。

星村さんの「VACATION」は前回松ヶ下さんの演奏がとってもステキだったので
また聴けて嬉しかったです。
松ヶ下さんが無邪気な顔してガンガンピアノを弾く感じが楽しげでかわいくって

そしてアンコールもそれぞれ1曲ずつやってライブ終了。
とても充実したライブでした。
今回Vol.1だからまたやるのかなぁ。
是非やって欲しいです。

今日の1曲
 「夜景」 

コメント (2)
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「トリツカレ男」

2012-03-11 20:06:31 | 芝居
キャラメルボックス2012スプリングツアー①「トリツカレ男」
赤坂ACTシアター 2/28(火)19:00~


再演です
金子貴俊君、星野真理ちゃんをゲストに迎えて1324席もある
赤坂ACTシアターにて上演されました。
上演期間が短いとは言え無謀な選択な気がしましたし
そんな大きな劇場はキャラメルらしくないなとも思いました。
ゲストが大物過ぎって訳でもないですしね。

作品としてはあまり記憶がなくそしてそんなに面白かった覚えもなく
・・・って感じです
そんなテンション低めな感じで観に行ったのですが・・・

思ったより面白かったんですよ

衣装も華やかで良かったし仮面祭の時のショーのシーンの
クオリティの高さにびっくりしました。
本物のパフォーマンス集団の様で、舞台の大きさに負けない
派手さと華やかさがありました
キャラメルはこういうのも得意なんだぁと改めて思いました。

そして星野真理ちゃんもかわいかったし、何よりも金子君が
あまりにもキャラメルに馴染んでて劇団員の様でした。
ここまでしっくり馴染んだゲストって今までいたでしょうか。(笑)
お兄さん的存在、妹的存在で馴染む方々はいましたが
「リアルに劇団員」という感じでしたよ。
いや~驚いた

キャラメルに求めるもの・・・というのと少し違う作品でしたが
これはこれで誰でも楽しめる作品だったかと思います。
アリでした

P.S.原作本を最近つい買ってしまいましたが面白いのでしょうか・・・

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