聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

被害者に寄り添って手にした勝利

2009-10-07 19:46:03 | 洋画ヒューマン
このブログを更新と共に見て下さっている方は
ピンとこないかもしれませんが
よしおかはスティーブン・ソダーバーグ監督が好きです。

偶然このブログに辿り着いた方には
違和感がないでしょう。

それほど有名で人気の監督ですよね。

正確に言うなら、物申す感じの彼の作品に
惹かれるのです。
特に2000年の2本が好きで、その1本

エリン・ブロコビッチ 





DVDが安く売っていたので購入して、久しぶりに見たけど
やっぱりエリンが壮快


2度の離婚を繰り返し、3人の子供を1人で育てている
エリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)
銀行口座には残り16ドルしかなく
今日暮らすのもままならない日々。

そんなある日、追突事故に会い
簡単に賠償金を得られるはずだったのに
裁判で負けてしまいます

キレたエリンはその弁護を担当した
エド・マスリー(アルバート・フィニー)にくってかかり
無理やり、自分を雇わせるのです。

エレンの格好は胸を強調し、超ミニスカート。
学歴もないし、どう考えても法律事務所には似つかわしくなく
1度はクビになるのですが…


再び、働く事になります。

と言うのも、彼女は大企業の環境問題に気付き
被害者の信頼を得
裁判を起こす事になったから

アメリカ史上、最高の和解金350億円を勝ち取り
スカッとした感動をもたらす、実話をもとにしたドラマです



この作品でジュリア・ロバーツが
第73回アカデミー賞主演女優賞を受賞しているんですが
その通り、彼女あっての映画だと思います

訴えられた企業は有害な6価クロムを
無害だと偽って、住民に説明したんですね。

そのクロムが垂れ流された水に触れた人々が
様々な病気になってしまう訳ですが
企業の弁護士と言い合いしている中で
机の上の水を飲もうと、コップを手にしかけた時のエリンの一言。

「今日は特別な水を用意したの。
 無害な6価クロムが入ったあの水よ。」

思わず手を止めて、ひきつった顔をする弁護士

気持ちいいね~

一緒に組んでいるのに
エリンが無学だっていう理由で信用しない
堅物女性弁護士にも
どうやって自分が無理だった634人分の署名を集めたかと訊かれて一言。

「お色気作戦よ。
 634人にエッチな事したから、疲れたわ。」

あはは。
当然こちらの弁護士もひきつります。


ところで、この映画の魅力はやはり
何もなかったエレンが成功したという
いわゆるシンデレラストーリーである事でしょう。

しかも弁護士ではないエレンが
被害者の親身になって一緒に勝利を手にした。

多くの裁判映画はあるけれど
これほど痛快で後味の良いものは少ないかもしれませんね。


ジュリアの代表作と言えばプリティ・ウーマン
そしてこれ。彼女にシンデレラストーリーを演じさせたらピカ一です


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